ペマジール錠4.5mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ペミガチニブ錠
- 英名(商品名)
- Pemazyre
- 規格
- 4.5mg1錠
- 薬価
- 25,631.20
- メーカー名
- インサイト・バイオサイエンシズ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔チロシンキナーゼ阻害薬〕
- 色
- 白
- 識別コード
- (本体)I (本体)4.5 (被包)4.5mg (被包)I 4.5
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年10月改訂(第5版)
- 告示日
- 2021年5月18日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2021年6月版
- DIRに反映
- 2021年6月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌。
2). FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性腫瘍又はFGFR1融合遺伝子陽性のリンパ性腫瘍。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.1、17.1.2参照〕。
5.2. 〈がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌〉本剤の一次治療としての有効性及び安全性は確立していない。
5.3. 〈がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.4. 〈がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌〉十分な経験を有する病理医又は検査施設により、FGFR2融合遺伝子が確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。
5.5. 〈FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍〉染色体検査又は遺伝子検査により8p11染色体領域の転座が確認され、FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍と診断された患者に投与すること(なお、FGFR1融合遺伝子陽性の確認は、十分な経験を有する検査施設において実施すること)。
用法用量
〈がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌〉
通常、成人には、ペミガチニブとして1日1回13.5mgを14日間経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍〉
通常、成人には、ペミガチニブとして1日1回13.5mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 本剤投与により副作用が発現した場合には、次の基準を考慮して休薬・減量・中止すること〔8.1、8.2、11.1、11.2参照〕。
[減量の目安]
1). がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌:
①. 通常投与量:13.5mg。
②. 1段階減量:9mg。
③. 2段階減量:4.5mg。
④. 3段階減量:投与中止。
2). FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍:
①. 通常投与量:13.5mg。
②. 1段階減量:9mg。
③. 2段階減量:4.5mg。
④. 3段階減量:原則投与中止(FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍の場合、2段階減量時点で奏効が認められ、かつ治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合のみ、4.5mgを14日間投与後に7日間休薬を1サイクルとして投与を継続することができる。FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍の場合、4.5mgを14日間投与後に7日間休薬で副作用が発現した場合には投与を中止すること)。
[副作用に対する休薬、減量及び中止基準]
1). 網膜剥離:①症状がある場合又は検査で異常が認められた場合は、本剤を休薬する、②休薬後、改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる(改善しない場合は、本剤の投与を中止する)。
2). 高リン血症:
①. 血清リン濃度5.5mg/dL超~7mg/dL以下:リン制限食を開始する。
②. 血清リン濃度7mg/dL超~10mg/dL以下:a.リン制限食に加え、高リン血症治療剤の投与を開始する(高リン血症治療剤の投与開始後2週間を超えても継続する場合は、本剤を休薬する)、b.休薬後7mg/dL未満まで改善した場合は、同一用量で本剤の投与を再開できる、c.再発が認められた場合は、1段階減量して本剤の投与を再開する。
③. 血清リン濃度10mg/dL超:a.リン制限食に加え、高リン血症治療剤の投与を開始する(高リン血症治療剤の投与開始後1週間を超えても継続する場合は、本剤を休薬する)、b.休薬後7mg/dL未満まで改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。
3). 前記以外の副作用:
①. Grade3の副作用:a.Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して本剤の投与を再開できる、b.休薬後2週間を超えても継続する場合は、本剤の投与を中止する。
②. Grade4の副作用:本剤の投与を中止する。
GradeはNCI-CTCAE ver.4.03に準じる。
外形画像
改訂情報
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