ルンスミオ点滴静注1mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- モスネツズマブ(遺伝子組換え)注射液
- 英名(商品名)
- Lunsumio
- 規格
- 1mg1mL1瓶
- 薬価
- 83,717.00
- メーカー名
- 中外製薬
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- 14日(2026年03月末まで)
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔二重特異性T細胞誘導抗体〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年12月改訂(第1版)
- 告示日
- 2025年3月18日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2025年4月版
- 医薬品マスタ削除予定
- -
- 運転注意
-
注意情報あり(使用の適否を判断するものではありません)注意
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
再発又は難治性の濾胞性リンパ腫。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤による治療は、抗CD20モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも2つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること〔17.1.1、17.1.2参照〕。
5.2. 十分な経験を有する病理医により、Grade1~3Aと診断された患者に投与すること〔17.1.1、17.1.2参照〕。
用法用量
通常、成人にはモスネツズマブ(遺伝子組換え)として、21日間を1サイクルとし、1サイクル目は1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mg、2サイクル目は1日目に60mg、3サイクル目以降は1日目に30mgを8サイクルまで点滴静注する。8サイクル終了時に、完全奏効が得られた患者は投与を終了し、また、病勢安定又は部分奏効が得られた患者は、計17サイクルまで投与を継続する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤投与による腫瘍崩壊症候群を予防するため、本剤投与時は水分補給を十分に行うこと〔8.7、11.1.5参照〕。
7.2. 本剤投与によるサイトカイン放出症候群があらわれることがあるので、1サイクル目(1、8及び15日目)及び2サイクル目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。3サイクル目以降は、本剤の前回投与後にサイトカイン放出症候群があらわれた患者には、サイトカイン放出症候群があらわれなくなるまで、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。また、サイクルによらず、本剤投与の30~60分前に、必要に応じて解熱鎮痛剤や抗ヒスタミン剤を前投与すること〔1.2、8.1、11.1.1参照〕。
7.3. 本剤の投与速度は次のとおりとする。ただし、患者の状態により投与速度は適宜減速すること。
1). 1サイクル目(1日目、8日目、15日目):4時間以上かけて投与すること(患者の状態により投与速度は適宜減速すること)。
2). 2サイクル目以降(1日目):1サイクル目の忍容性が良好だった場合、投与時間を2時間まで短縮することができる(患者の状態により投与速度は適宜減速すること)。
7.4. 本剤投与により次の副作用が発現した場合には、症状、重症度等に応じて、次の基準を目安に、本剤の投与中断等を考慮すること。
1). サイトカイン放出症候群:
①. Grade1のサイトカイン放出症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、症状が回復した場合は、中断時の投与速度で投与を再開することができるが、投与再開後に症状が再発した場合は、投与を中断し、再開しないこと(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること)。
②. Grade2のサイトカイン放出症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、症状が回復した場合は、中断時の半分以下の投与速度で投与を再開することができるが、投与再開後に症状が再発した場合は、投与を中断し、再開しないこと(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること(前回投与時の半分以下の投与速度とすることを検討する))。
③. Grade3のサイトカイン放出症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、再開はしないこと(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること(前回投与時の半分以下の投与速度とし、入院にて行うことを検討する))。
④. Grade3のサイトカイン放出症候群<再発>、Grade4のサイトカイン放出症候群:本剤の投与を中止すること。
2). 免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:
①. Grade2の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、Grade1まで回復した場合は、回復から72時間以上経過していることを確認し、投与を再開することができる(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること)。
②. Grade3の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、Grade1まで回復した場合は、回復から72時間以上経過していることを確認し、投与を再開することができる(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること、Grade3の症状が7日を超えて継続する場合は、本剤の投与中止を検討すること)。
③. Grade3の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群<再発>、Grade4の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:本剤の投与を中止すること。
3). 血小板減少<50000/mm3未満>:50000/mm3以上になるまで休薬する。
4). 好中球減少<1000/mm3未満>:1000/mm3以上になるまで休薬する。
Gradeは米国移植細胞治療学会(ASTCT)コンセンサスに準じる。
7.5. 本剤投与延期後の再開時の投与方法に関しては、サイトカイン放出症候群を予防するために、次のとおりとすること。
1). 前回投与日1サイクル目:
①. 前回投与日1サイクル目(1日目)・投与量1mg、前回投与日からの期間が2週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、1サイクル目1日目として、1mgで投与を再開すること。
②. 前回投与日1サイクル目(8日目)・投与量2mg、前回投与日からの期間が2週間以上6週間未満:サイトカイン放出症候群を予防するために、1サイクル目8日目として、2mgで投与を再開すること。
③. 前回投与日1サイクル目(8日目)・投与量2mg、前回投与日からの期間が6週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、1サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mgで投与を再開すること。
④. 前回投与日1サイクル目(15日目)・投与量60mg、前回投与日からの期間が6週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、2サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mgで投与を再開すること(3サイクル目以降は、1日目に30mgを投与すること)。
2). 前回投与日2サイクル目・投与量60mg、前回投与日からの期間が6週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、3サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に30mgで投与を再開し(1、8、15日目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること)、4サイクル目以降は、1日目に30mgを投与すること。
3). 前回投与日3サイクル目以降・投与量30mg、前回投与日からの期間が6週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に30mgで投与を再開し(1、8、15日目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること)、その後は1日目に30mgを投与すること。
前回投与日からの期間が前記より短い場合は、予定されていた用量で投与を再開する。
7.6. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
改訂情報
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医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。