エルレフィオ皮下注76mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- エルラナタマブ(遺伝子組換え)注射液
- 英名(商品名)
- Elrexfio
- 規格
- 76mg1.9mL1瓶
- 薬価
- 957,222.00
- メーカー名
- ファイザー
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- 14日(2025年05月末まで)
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔二重特異性T細胞誘導抗体〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年3月改訂(第1版)
- 告示日
- 2024年5月21日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2024年6月版
- DIRに反映
- 2024年6月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
-
注意情報あり(使用の適否を判断するものではありません)注意
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤による治療は、免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤及び抗CD38モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも3つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること〔17.1.1参照〕。
5.2. 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.1参照〕。
用法用量
通常、成人にはエルラナタマブ(遺伝子組換え)として、1日目に12mg、4日目に32mgを1回皮下投与する。8日目以降は1回76mgを1週間間隔で皮下投与する。なお、24週間以上投与し、奏効が認められている場合は、投与間隔を2週間間隔とすること。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 本剤投与によるサイトカイン放出症候群(CRS)を軽減させるため、1日目、4日目及び8日目の投与については、本剤投与開始の約1時間前に、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤及び抗ヒスタミン剤を投与すること〔1.3、7.4、8.2、11.1.1参照〕。
7.3. 本剤投与により副作用が発現した場合には、次の基準を参考に本剤を休薬又は中止すること。
[副作用発現時の本剤の休薬又は中止基準]
1). サイトカイン放出症候群(CRS):
①. Grade1のサイトカイン放出症候群、Grade2のサイトカイン放出症候群又はGrade3のサイトカイン放出症候群<初発>(Grade1のCRS、Grade2のCRS又はGrade3のCRS<初発>):回復するまで本剤を休薬する。
②. Grade3のサイトカイン放出症候群<再発>又はGrade4のサイトカイン放出症候群(Grade3のCRS<再発>又はGrade4のCRS):本剤の投与を中止する。
2). 免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS):
①. Grade1の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群、Grade2の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群又はGrade3の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群<初発>(Grade1のICANS、Grade2のICANS又はGrade3のICANS<初発>):回復するまで本剤を休薬する。
②. Grade3の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群<再発>又はGrade4の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(Grade3のICANS<再発>又はGrade4のICANS):本剤の投与を中止する。
3). 血液学的毒性:
①. 好中球数が500/μL未満:500/μL以上に回復するまで本剤を休薬する。
②. 発熱性好中球減少症:好中球数が1000/μL以上に回復し発熱が治まるまで本剤を休薬する。
③. ヘモグロビンが8g/dL未満:8g/dL以上に回復するまで本剤を休薬する。
④. 血小板数が25000/μL未満、血小板数が25000/μL~50000/μLの間で出血がある:25000/μL以上に回復し出血が治まるまで本剤を休薬する。
4). その他の非血液学的毒性:Grade3の非血液学的毒性又はGrade4の非血液学的毒性:Grade1以下又はベースラインに回復するまで本剤を休薬し、回復しない場合は本剤の投与を中止する。
CRS及びICANSのGradeはASTCT2019に準じ、その他の非血液学的毒性のGradeはNCI-CTCAE Version5.0に準じる。
7.4. 副作用等の理由による休薬後に本剤を再開する場合は、次を参考に投与すること。以降は、用法・用量の投与スケジュールに準じること〔7.2参照〕。
[休薬後に再開する場合の用量]
1). 休薬直前の用量12mg:
①. 休薬直前の用量12mg、2週間(14日)以内の休薬後の再開時の用量:4日目の投与量(32mg)で投与する*。
②. 休薬直前の用量12mg、2週間(14日)を超える休薬後の再開時の用量:1日目の投与量(12mg)で投与する*。
2). 休薬直前の用量32mg:
①. 休薬直前の用量32mg、2週間(14日)以内の休薬後の再開時の用量:8日目の投与量(76mg)で投与する*。
②. 休薬直前の用量32mg、2週間を超え、4週間以内(15日から28日まで)の休薬後の再開時の用量:32mgで投与し、忍容性が認められた場合には1週間後に76mgを投与する*。
③. 休薬直前の用量32mg、4週間(28日)を超える休薬後の再開時の用量:1日目の投与量(12mg)で投与する*。
3). 休薬直前の用量76mg:
①. 休薬直前の用量76mg、6週間(42日)以内の休薬後の再開時の用量:76mgで投与する。
②. 休薬直前の用量76mg、6週間を超え、12週間以内(43日から84日まで)の休薬後の再開時の用量:32mgで投与し、忍容性が認められた場合には1週間後に76mgを投与する*。
③. 休薬直前の用量76mg、12週間(84日)を超える休薬後の再開時の用量:1日目の投与量(12mg)で投与する*。
*)本剤投与開始の約1時間前に前投与(解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤及び抗ヒスタミン剤)を行うこと。
改訂情報
2024年10月22日 DSU No.330 【その他】
【9.4生殖能を有する者】(一部改訂)
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後4ヵ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。