バベンチオ点滴静注200mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- アベルマブ(遺伝子組換え)注射液
- 英名(商品名)
- Bavencio
- 規格
- 200mg10mL1瓶
- 薬価
- 166,397.00
- メーカー名
- メルクバイオファーマ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔ヒト型抗ヒトPD−L1モノクローナル抗体〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年7月改訂(第8版)
- 告示日
- 2017年11月21日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2017年12月版
- DIRに反映
- 2017年12月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 根治切除不能なメルケル細胞癌。
2). 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌。
3). 根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.2. 〈根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法〉化学療法で疾患進行が認められていない患者を対象とすること。
5.3. 〈根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法〉本剤の手術の補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.4. 〈根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法〉臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.3参照〕。
用法用量
〈根治切除不能なメルケル細胞癌、根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法〉
通常、成人にはアベルマブ(遺伝子組換え)として、1回10mg/kg(体重)を2週間間隔で1時間以上かけて点滴静注する。
〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉
アキシチニブとの併用において、通常、成人にはアベルマブ(遺伝子組換え)として、1回10mg/kg(体重)を2週間間隔で1時間以上かけて点滴静注する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈根治切除不能なメルケル細胞癌、根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法〉他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 〈効能共通〉本剤の投与時に発現することがあるinfusion reactionを軽減させるため、本剤投与前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤等の投与を行うこと〔8.9、11.1.13参照〕。
7.3. 〈効能共通〉本剤投与により副作用が発現した場合には、次の基準を目安に、本剤の休薬等を考慮すること。
[副作用発現時の用量調節基準]
1). 〈効能共通〉間質性肺疾患:
①. 〈効能共通〉Grade2の間質性肺疾患の場合:Grade1以下に回復するまで休薬する。
②. 〈効能共通〉Grade3の間質性肺疾患、Grade4の間質性肺疾患又は再発性のGrade2の間質性肺疾患の場合:本剤の投与を中止する。
2). 〈効能共通〉肝機能障害:
①. 〈効能共通〉ASTが基準値上限の3~5倍若しくはALTが基準値上限の3~5倍、又は総ビリルビンが基準値上限の1.5~3倍に増加した場合:Grade1以下に回復するまで休薬する。
②. 〈効能共通〉ASTが基準値上限の5倍超若しくはALTが基準値上限の5倍超、又は総ビリルビンが基準値上限の3倍超に増加した場合:本剤の投与を中止する。
3). 〈効能共通〉大腸炎・下痢:
①. 〈効能共通〉Grade2の大腸炎・Grade2の下痢又はGrade3の大腸炎・Grade3の下痢の場合:Grade1以下に回復するまで休薬する。
②. 〈効能共通〉Grade4の大腸炎・Grade4の下痢又は再発性のGrade3の大腸炎・再発性のGrade3の下痢の場合:本剤の投与を中止する。
4). 〈効能共通〉甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、副腎機能不全、高血糖:Grade3の甲状腺機能低下症、Grade3の甲状腺機能亢進症、Grade3の副腎機能不全、Grade3の高血糖又はGrade4の甲状腺機能低下症、Grade4の甲状腺機能亢進症、Grade4の副腎機能不全、Grade4の高血糖の場合:Grade1以下に回復するまで休薬する。
5). 〈効能共通〉心筋炎:新たに発現した心徴候、臨床検査値又は心電図による心筋炎疑い:休薬又は投与中止する。
6). 〈効能共通〉腎障害:
①. 〈効能共通〉Grade2の腎障害又はGrade3の腎障害の場合:Grade1以下に回復するまで休薬する。
②. 〈効能共通〉Grade4の腎障害の場合:本剤の投与を中止する。
7). 〈効能共通〉infusion reaction:
①. 〈効能共通〉Grade1のinfusion reactionの場合:投与速度を半分に減速する。
②. 〈効能共通〉Grade2のinfusion reactionの場合:投与を中断し、患者の状態が安定した場合(Grade1以下)には、中断時の半分の投与速度で投与を再開する。
③. 〈効能共通〉Grade3のinfusion reaction又はGrade4のinfusion reactionの場合:本剤の投与を中止する。
8). 〈効能共通〉前記以外の副作用:
①. 〈効能共通〉Grade2の副作用又はGrade3の副作用の場合:Grade1以下に回復するまで休薬する。
②. 〈効能共通〉a.Grade4の副作用又は再発性のGrade3の副作用の場合、b.副作用の処置としてのACH剤をPSL換算で10mg/日相当量以下に12週間以内に減量できない場合、c.12週間を超える休薬後もGrade1以下まで回復しない場合:本剤の投与を中止する(ACH剤:副腎皮質ホルモン剤、PSL:プレドニゾロン)。
GradeはNCI-CTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)v4.0に準じる。
改訂情報
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