ベネクレクスタ錠50mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ベネトクラクス錠
- 英名(商品名)
- Venclexta
- 規格
- 50mg1錠
- 薬価
- 3,956.60
- メーカー名
- アッヴィ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔BCL−2阻害剤〕
- 色
- 淡褐
- 識別コード
- (本体)50 (本体)@ (本体)V (被包)@50 @ (被包)V50 abbvie (被包)@50 @ (被包)V50 abbvie
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年9月改訂(第6版)
- 告示日
- 2019年11月18日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2019年12月版
- DIRに反映
- 2019年12月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(再発又は難治性の小リンパ球性リンパ腫を含む)。
2). 急性骨髄性白血病。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈急性骨髄性白血病〉強力な寛解導入療法の適応となる急性骨髄性白血病患者における本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.2. 〈急性骨髄性白血病〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.3、17.1.4参照〕。
用法用量
〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉
通常、成人にはベネトクラクスとして、用量漸増期は第1週目に20mg、第2週目に50mg、第3週目に100mg、第4週目に200mg、第5週目に400mgをそれぞれ1日1回、7日間食後に経口投与する。その後の維持投与期は、400mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈急性骨髄性白血病〉
アザシチジン併用の場合:
通常、成人にはベネトクラクスとして、用量漸増期は1日目に100mg、2日目に200mg、3日目に400mgをそれぞれ1日1回、食後に経口投与する。その後の維持投与期は、400mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
シタラビン少量療法併用の場合:
通常、成人にはベネトクラクスとして、用量漸増期は1日目に100mg、2日目に200mg、3日目に400mg、4日目に600mgをそれぞれ1日1回、食後に経口投与する。その後の維持投与期は、600mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉リツキシマブ(遺伝子組換え)の投与が困難な場合を除き、維持投与期の開始からリツキシマブ(遺伝子組換え)と併用投与すること。
7.2. 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉リツキシマブ<遺伝子組換え>以外の抗悪性腫瘍剤との併用による有効性及び安全性は確立していない。
7.3. 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉本剤の投与により副作用が発現した場合には、次の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること(なお、一定期間休薬後に再開する場合には、腫瘍崩壊症候群のリスク評価を行い、本剤の投与量を決定すること)〔1.2、8.1、8.2、11.1.1、11.1.2参照〕。
[副作用発現時の休薬等の目安]
1). 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉Grade4の血液毒性<好中球減少・血小板減少及びリンパ球減少を除く>:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
2). 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉Grade3の好中球減少又はGrade4の好中球減少:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開し、感染を伴う場合、感染が消失した後に再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
3). 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉Grade3の血小板減少又はGrade4の血小板減少:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
4). 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉腫瘍崩壊症候群:腫瘍崩壊症候群が消失するまで休薬し、消失後は休薬前と同じ用量レベル又は1段階低い用量レベルで投与を再開する(2週間以上の休薬を要した場合、休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
5). 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉Grade3の非血液毒性<腫瘍崩壊症候群を除く>又はGrade4の非血液毒性<腫瘍崩壊症候群を除く>:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
NCI-CTCAE v4.0に基づく。
[用量レベル]
1). 用量レベル5:本剤の1日用量400mg。
2). 用量レベル4:本剤の1日用量300mg。
3). 用量レベル3:本剤の1日用量200mg。
4). 用量レベル2:本剤の1日用量100mg。
5). 用量レベル1:本剤の1日用量50mg。
6). 用量レベル0:本剤の1日用量20mg。
7). 用量レベル-1:本剤の1日用量10mg。
7.4. 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉中程度以上のCYP3A阻害剤と併用する場合には、本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため、次の基準を参考に、本剤の投与を検討すること〔2.2、10.1、10.2、16.7.2、16.7.7、16.7.8参照〕。
[CYP3A阻害剤との併用時の用量調節基準]
1). 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉中程度のCYP3A阻害剤:慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期、慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、本剤を半量以下に減量すること。
2). 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉強いCYP3A阻害剤:慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期、本剤を併用しないこと。
3). 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉強いCYP3A阻害剤:慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、本剤を100mg以下に減量すること。
7.5. 〈急性骨髄性白血病〉本剤と併用する抗悪性腫瘍剤等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること〔17.1.3、17.1.4参照〕。
7.6. 〈急性骨髄性白血病〉本剤の投与により副作用が発現した場合には、次の基準を参考に、本剤を休薬、中止すること〔8.1、11.1.2参照〕。
[副作用発現時の休薬等の目安]
1). 〈急性骨髄性白血病〉Grade4の好中球減少:
①. 〈急性骨髄性白血病〉Grade4の好中球減少<寛解達成後初回発現時>:Grade3以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量で投与を再開する。
②. 〈急性骨髄性白血病〉Grade4の好中球減少<寛解達成後2回目以降の発現時>:Grade3以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量で投与を再開するが、21日間投与した後、7日間休薬すること。
2). 〈急性骨髄性白血病〉Grade4の血小板減少:
①. 〈急性骨髄性白血病〉Grade4の血小板減少<寛解達成後初回発現時>:Grade2以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量で投与を再開する。
②. 〈急性骨髄性白血病〉Grade4の血小板減少<寛解達成後2回目以降の発現時>:Grade2以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量で投与を再開するが、21日間投与した後、7日間休薬すること。
NCI-CTCAE v4.0に基づく。
7.7. 〈急性骨髄性白血病〉中程度以上のCYP3A阻害剤と併用する場合には、本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため、次の基準を参考に、本剤の投与を検討すること〔10.2、16.7.2、16.7.7、16.7.8参照〕。
[CYP3A阻害剤との併用時の用量調節基準]
1). 〈急性骨髄性白血病〉中程度のCYP3A阻害剤:急性骨髄性白血病の用量漸増期、急性骨髄性白血病の維持投与期、本剤を半量以下に減量すること。
2). 〈急性骨髄性白血病〉強いCYP3A阻害剤:急性骨髄性白血病の用量漸増期、本剤を1日目は10mg、2日目は20mg、3日目以降は50mgに減量すること。
3). 〈急性骨髄性白血病〉強いCYP3A阻害剤:急性骨髄性白血病の維持投与期、本剤を50mgに減量すること。
外形画像
改訂情報
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