カボメティクス錠20mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- カボザンチニブリンゴ酸塩錠
- 英名(商品名)
- Cabometyx
- 規格
- 20mg1錠
- 薬価
- 8,007.60
- メーカー名
- 武田薬品
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔チロシンキナーゼ阻害薬〕
- 色
- 黄
- 識別コード
- (本体)20 (本体)XL (被包)XL 20 (被包)XL 20
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年2月改訂(第7版)
- 告示日
- 2020年5月19日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2020年6月版
- DIRに反映
- 2020年6月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌。
2). がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.2. 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと(特に、前治療歴がない患者への本剤単独投与については、他の治療の実施についても慎重に検討すること)〔17.1.1-17.1.4参照〕。
5.3. 〈がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌〉局所療法の適応となる肝細胞癌(経皮的エタノール注入療法の適応となる肝細胞癌、ラジオ波焼灼療法の適応となる肝細胞癌、マイクロ波凝固療法の適応となる肝細胞癌、肝動脈塞栓療法の適応となる肝細胞癌/肝動脈化学塞栓療法の適応となる肝細胞癌、放射線療法の適応となる肝細胞癌等)患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.4. 〈がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌〉本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。
5.5. 〈がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌〉臨床試験の対象となった患者の前治療歴、肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.5、17.1.6参照〕。
用法用量
1). 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌:通常、成人にはカボザンチニブとして1日1回60mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
ニボルマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはカボザンチニブとして1日1回40mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
2). がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌:通常、成人にはカボザンチニブとして1日1回60mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉食後に本剤を投与した場合、Cmax増加及びAUC増加するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること〔16.2.1参照〕。
7.2. 〈効能共通〉副作用が発現した場合には、次の基準を考慮して、本剤を休薬、減量又は中止すること。
[減量・中止する場合の投与量]
1). 本剤単独投与の場合:
①. 通常投与量:60mg/日。
②. 1段階減量:40mg/日。
③. 2段階減量:20mg/日。
④. 中止:20mg/日で忍容不能な場合、投与を中止する。
2). ニボルマブ(遺伝子組換え)と併用する場合:
①. 通常投与量:40mg/日。
②. 1段階減量:20mg/日。
③. 2段階減量:20mg/日を隔日投与。
④. 中止:20mg/日の隔日投与で忍容不能な場合、投与を中止する。
[副作用発現時の休薬、減量又は中止基準の目安]
1). ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用投与下の肝機能障害:
①. ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用投与下でALTが基準値上限の3倍超5倍以下若しくはASTが基準値上限の3倍超5倍以下に増加、又は総ビリルビンが基準値上限の1.5倍超3倍以下の場合:管理困難で忍容不能な場合は、Grade1以下に回復するまで1段階ずつ減量又は休薬し、休薬後に投与を再開する際には、1段階減量した用量から開始する(休薬前の用量まで再増量不可)。
②. ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用投与下でALTが基準値上限の5倍超8倍以下かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍以下又はASTが基準値上限の5倍超8倍以下かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍以下の場合:Grade1以下に回復するまで休薬し、投与を再開する際には、1段階減量した用量から開始する(休薬前の用量まで再増量不可)。
③. ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用投与下でALTが基準値上限の8倍超若しくはASTが基準値上限の8倍超、又はALTが基準値上限の3倍超かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍超若しくはASTが基準値上限の3倍超かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍超の場合:投与を中止する。
2). 前記以外の副作用:
①. Grade2の副作用の場合:管理困難で忍容不能な場合は、Grade1以下に回復するまで1段階ずつ減量又は休薬し、休薬後に投与を再開する際には、1段階減量した用量から開始する(単独投与の場合は休薬前の用量まで再増量可)。
②. Grade3の副作用の場合:Grade1以下に回復するまで1段階ずつ減量又は休薬し、休薬後に投与を再開する際には、1段階減量した用量から開始する(単独投与の場合は休薬前の用量まで再増量可)。
③. Grade4の副作用の場合:Grade1以下に回復するまで休薬し、投与を再開する際には、1段階減量した用量から開始する(休薬前の用量まで再増量不可)。
GradeはNCI-CTCAE ver.4.0に準じる。
7.3. 〈効能共通〉20mg錠と60mg錠の生物学的同等性は示されていないため、60mgを投与する際には20mg錠を使用しないこと。
7.4. 〈がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌〉他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
外形画像
改訂情報
2024年3月1日 DSU No.324 【重要】
【11.1重大な副作用】(追記)
【新様式】
動脈解離:
大動脈解離を含む動脈解離があらわれることがある。
2024年2月15日 使用上の注意改訂情報 令和6年2月15日指示分
【11. 副作用-11.1 重大な副作用】(新設)
【新記載要領】
動脈解離
大動脈解離を含む動脈解離があらわれることがある。
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。