ローブレナ錠100mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ロルラチニブ錠
- 英名(商品名)
- Lorbrena
- 規格
- 100mg1錠
- 薬価
- 26,441.80
- メーカー名
- ファイザー
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)阻害薬〕
- 色
- 暗淡紅
- 識別コード
- (本体)LLN100 (本体)@ (本体)Pfizer (被包)LORBRENA 100mg (被包)LLN 100 @ (被包)LLN 100 Pfizer
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2022年6月改訂(第4版)
- 告示日
- 2018年11月19日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2018年12月版
- DIRに反映
- 2018年12月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、ALK融合遺伝子陽性が確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。
5.2. 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
用法用量
通常、成人にはロルラチニブとして1日1回100mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
本剤投与により副作用が発現した場合には、次の基準を考慮して、休薬・減量・中止すること。
[減量・中止する場合の投与量]
1). 通常投与量:100mg/日。
2). 一次減量:75mg/日。
3). 二次減量:50mg/日。
4). 中止:50mg/日で忍容性が得られない場合は投与を中止すること。
[副作用に対する休薬、減量及び中止基準]
1). 膵炎〔11.1.4参照〕:
①. アミラーゼの増加がGrade2以下で画像検査で膵炎の所見を認める及びリパーゼの増加がGrade2以下で画像検査で膵炎の所見を認める場合:アミラーゼ及びリパーゼの増加がGrade2以下で、画像検査でベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する。
②. Grade3の膵炎又はGrade4の膵炎の場合:投与を中止する。
2). 間質性肺疾患〔8.1、9.1.1、11.1.1参照〕:
①. Grade1で症候性間質性肺疾患の場合:a.ベースラインに回復するまで休薬し、回復後、同一用量で投与再開する、b.再発又は適切な治療を行っても6週間の休薬期間を超えて回復が認められない場合は投与中止する。
②. Grade2の間質性肺疾患の場合:a.ベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する、b.再発又は適切な治療を行っても6週間の休薬期間を超えて回復が認められない場合は投与中止する。
③. Grade3の間質性肺疾患又はGrade4の間質性肺疾患の場合:投与を中止する。
3). QT間隔延長〔8.2、9.1.2、11.1.2参照〕:
①. Grade3のQT間隔延長の場合:Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する。
②. Grade4のQT間隔延長の場合:投与を中止する。
4). 左室駆出率低下:Grade3の左室駆出率低下又はGrade4の左室駆出率低下の場合:投与を中止する。
5). 房室ブロック:
①. 症候性第1度房室ブロックの場合:無症候性に回復するまで休薬し、回復後、同一用量又は1用量レベル減量して投与再開する。
②. 第2度房室ブロック:
a. 無症候性第2度房室ブロックの場合:第2度房室ブロックが回復するまで休薬し、回復後、同一用量又は1用量レベル減量して投与再開する。
b. 症候性第2度房室ブロックの場合:無症候性かつ第1度房室ブロック以下に回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開(ペースメーカーを留置した場合は、同一用量で投与再開)する。
③. 完全房室ブロックの場合:無症候性かつPR間隔が200msec未満に回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開(ペースメーカーを留置した場合は、同一用量で投与再開)する。
6). 中枢神経系障害(言語障害、記憶障害、認知障害等を含む)、精神障害(気分障害、幻覚等を含む)、睡眠障害、視覚障害〔11.1.3参照〕:
①. Grade1の中枢神経系障害(Grade1の言語障害、Grade1の記憶障害、Grade1の認知障害等を含む)、Grade1の精神障害(Grade1の気分障害、Grade1の幻覚等を含む)、Grade1の睡眠障害、Grade1の視覚障害の場合:同一用量で投与継続する又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、同一用量又は1用量レベル減量して投与再開する。
②. Grade2の中枢神経系障害(Grade2の言語障害、Grade2の記憶障害、Grade2の認知障害等を含む)、Grade2の精神障害(Grade2の気分障害、Grade2の幻覚等を含む)、Grade2の睡眠障害、Grade2の視覚障害又はGrade3の中枢神経系障害(Grade3の言語障害、Grade3の記憶障害、Grade3の認知障害等を含む)、Grade3の精神障害(Grade3の気分障害、Grade3の幻覚等を含む)、Grade3の睡眠障害、Grade3の視覚障害の場合:Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する。
③. Grade4の中枢神経系障害(Grade4の言語障害、Grade4の記憶障害、Grade4の認知障害等を含む)、Grade4の精神障害(Grade4の気分障害、Grade4の幻覚等を含む)、Grade4の睡眠障害、Grade4の視覚障害の場合:投与を中止する。
7). 高脂血症(総コレステロール又はトリグリセリドの増加):
①. Grade3の高脂血症(Grade3の総コレステロール増加又はGrade3のトリグリセリド増加)の場合:同一用量で投与継続する又はGrade2以下に回復するまで休薬し、回復後、同一用量で投与再開する。
②. Grade4の高脂血症(Grade4の総コレステロール増加又はGrade4のトリグリセリド増加)の場合:Grade2以下に回復するまで休薬し、回復後、同一用量又は1用量レベル減量して投与再開する。
8). 高血圧:
①. Grade3の高血圧の場合;a.Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後、同一用量で投与再開する、b.再発の場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する、c.適切な治療を行っても高血圧が持続する場合は投与を中止する。
②. Grade4の高血圧の場合;a.Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開又は投与中止する、b.再発の場合は投与を中止する。
9). 高血糖:Grade3の高血糖又はGrade4の高血糖の場合(適切な治療を行っても250mg/dLを超える高血糖が持続する場合);a.血糖がコントロールできるまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する、b.適切な治療を行っても高血糖が持続する場合は投与を中止する。
10). その他の非血液学的毒性:
①. Grade3の非血液学的毒性の場合:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬(無症候性のGrade3の低リン酸血症は投与継続可)し、回復後、1用量レベル減量又は同一用量にて投与再開する(また、適切な治療を行ってもGrade3の悪心、嘔吐又は下痢が持続する場合は、用量調節を行う)。
②. Grade4の非血液学的毒性の場合:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬(無症候性のGrade4の高尿酸血症は投与継続可)し、回復後、1用量レベル減量して投与再開又は投与中止する(また、適切な治療を行ってもGrade4の悪心、嘔吐又は下痢が持続する場合は、用量調節を行う)。
11). リンパ球減少症:Grade3のリンパ球減少症又はGrade4のリンパ球減少症の場合:同一用量で投与継続(感染又はその他の臨床的に重大な毒性所見がない場合)する又はGrade1以下もしくはベースライン値に回復するまで休薬し、回復後、同一用量又は1用量レベル減量して投与再開する。
12). その他の血液学的毒性:Grade3の血液学的毒性又はGrade4の血液学的毒性の場合:Grade1以下又はベースライン値に回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量又は同一用量にて投与再開する。
GradeはNCI-CTCAE ver4.03に準じる。
外形画像
改訂情報
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医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。