アイクルシグ錠15mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ポナチニブ塩酸塩錠
- 英名(商品名)
- Iclusig
- 規格
- 15mg1錠
- 薬価
- 6,428.40
- メーカー名
- 大塚製薬
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔チロシンキナーゼ阻害薬〕
- 色
- 白
- 識別コード
- (本体)A5 (被包)Otsuka A5 15mg (被包)ICLUSIG tab 15mg
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年5月改訂(第3版)
- 告示日
- 2016年11月17日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2016年12月版
- DIRに反映
- 2016年12月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 前治療薬に抵抗性又は不耐容の慢性骨髄性白血病。
2). 再発又は難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 染色体検査又は遺伝子検査により慢性骨髄性白血病又はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病と診断された患者に使用すること。
5.2. 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。
用法用量
通常、成人にはポナチニブとして45mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 他の抗悪性腫瘍薬との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 血管閉塞性事象又はGrade3以上の心不全が発現した場合は、直ちに本剤を投与中止すること(なお、副作用が消失し、治療継続が患者にとって望ましいと判断された場合は、本剤投与を再開できるが、再開する際には、本剤の減量を考慮すること)〔8.2、8.4、9.1.2-9.1.5、11.1.1-11.1.4、11.1.13参照〕。
7.3. 血管閉塞性事象及びGrade3以上の心不全以外の副作用が発現した場合には、次の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は投与中止すること。
7.3.1. [血液系の副作用と投与量調節基準]
骨髄抑制(好中球減少症、血小板減少症):
1). 好中球絶対数[ANC]<1.0×10の9乗/L又は血小板数<50×10の9乗/L;45mg投与時の最初の発現:ANC≧1.5×10の9乗/L及び血小板数≧75×10の9乗/Lに回復するまで本剤を休薬し、回復後は45mgで再開する。
2). 好中球絶対数[ANC]<1.0×10の9乗/L又は血小板数<50×10の9乗/L;45mg投与時の再発:ANC≧1.5×10の9乗/L及び血小板数≧75×10の9乗/Lに回復するまで本剤を休薬し、回復後は30mgで再開する。
3). 好中球絶対数[ANC]<1.0×10の9乗/L又は血小板数<50×10の9乗/L;発現時の用量が30mg:ANC≧1.5×10の9乗/L及び血小板数≧75×10の9乗/Lに回復するまで本剤を休薬し、回復後は15mgで再開する。
4). 好中球絶対数[ANC]<1.0×10の9乗/L又は血小板数<50×10の9乗/L;発現時の用量が15mg:本剤を投与中止する。
7.3.2. [非血液系の副作用と投与量調節基準]
1). 肝機能障害:
①. 肝トランスアミナーゼ値>3×基準値上限[ULN]<Grade2以上>;発現時の用量が45mg:Grade1以下(<3×ULN)に回復するまで本剤を休薬し、回復後は30mgで再開する。
②. 肝トランスアミナーゼ値>3×基準値上限[ULN]<Grade2以上>;発現時の用量が30mg:Grade1以下(<3×ULN)に回復するまで本剤を休薬し、回復後は15mgで再開する。
③. 肝トランスアミナーゼ値>3×基準値上限[ULN]<Grade2以上>;発現時の用量が15mg:本剤を投与中止する。
④. 次の3つを満たす場合:①肝TA値≧3×ULN②Bil値>2×ULN③Al-P値<2×ULN;本剤を投与中止する(TA:トランスアミナーゼ、Bil:ビリルビン、Al-P:アルカリホスファターゼ)。
2). 膵炎/リパーゼ及びアミラーゼの増加:
①. 無症候性のGrade3又は4のリパーゼ増加[>2×ULN]又は無症候性のGrade3又は4のアミラーゼ増加[>2×ULN]のみ;発現時の用量が45mg:Grade1以下(≦1.5×ULN)に回復するまで本剤を休薬し、回復後は30mgで再開する。
②. 無症候性のGrade3又は4のリパーゼ増加[>2×ULN]又は無症候性のGrade3又は4のアミラーゼ増加[>2×ULN]のみ;発現時の用量が30mg:Grade1以下(≦1.5×ULN)に回復するまで本剤を休薬し、回復後は15mgで再開する。
③. 無症候性のGrade3又は4のリパーゼ増加[>2×ULN]又は無症候性のGrade3又は4のアミラーゼ増加[>2×ULN]のみ;発現時の用量が15mg:本剤を投与中止する。
④. Grade3の膵炎;発現時の用量が45mg:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は30mgで再開する。
⑤. Grade3の膵炎;発現時の用量が30mg:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は15mgで再開する。
⑥. Grade3の膵炎;発現時の用量が15mg:本剤を投与中止する。
⑦. Grade4の膵炎;本剤を投与中止する。
3). 心不全:
①. 心不全<Grade2>;45mg投与時の最初の発現:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は45mgで再開する。
②. 心不全<Grade2>;45mg投与時の再発:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は30mgで再開する。
③. 心不全<Grade2>;発現時の用量が30mg:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は15mgで再開する。
④. 心不全<Grade2>;発現時の用量が15mg:本剤を投与中止する。
4). その他非血液系の副作用:
①. 非血液系副作用<7日間を超えて持続するGrade2>;45mg投与時の最初の発現:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は45mgで再開する。
②. 非血液系副作用<7日間を超えて持続するGrade2>;45mg投与時の再発:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は30mgで再開する。
③. 非血液系副作用<7日間を超えて持続するGrade2>;発現時の用量が30mg:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は15mgで再開する。
④. 非血液系副作用<7日間を超えて持続するGrade2>;発現時の用量が15mg:本剤を投与中止する。
⑤. 非血液系副作用<Grade3>又は非血液系副作用<Grade4>;発現時の用量が45mg:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は30mgで再開する。
⑥. 非血液系副作用<Grade3>又は非血液系副作用<Grade4>;発現時の用量が30mg:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、回復後は15mgで再開する。
⑦. 非血液系副作用<Grade3>又は非血液系副作用<Grade4>;発現時の用量が15mg:本剤を投与中止する。
GradeはNCI-CTCAE ver4.0による。
外形画像
改訂情報
2024年3月1日 DSU No.324 【重要】
【11.1重大な副作用】(追記)
【新様式】
動脈解離:
大動脈解離を含む動脈解離があらわれることがある。
2024年2月15日 使用上の注意改訂情報 令和6年2月15日指示分
【11. 副作用-11.1 重大な副作用】(新設)
【新記載要領】
動脈解離
大動脈解離を含む動脈解離があらわれることがある。
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