ロンサーフ配合錠T20
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合剤(2)錠
- 英名(商品名)
- Lonsurf T
- 規格
- 20mg1錠(トリフルリジン相当量)
- 薬価
- 3,369.20
- メーカー名
- 大鵬薬品
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔代謝拮抗薬〕
- 色
- 淡赤
- 識別コード
- (本体)ロンサーフ 20 (本体)ロンサーフ 20 (被包)20mg @ (被包)20mg TAIHO
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年3月改訂(第3版)
- 告示日
- 2014年5月23日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2014年6月版
- DIRに反映
- 2014年6月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 治癒切除不能な進行・再発の結腸癌、治癒切除不能な進行・再発の直腸癌。
2). がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉本剤の一次治療及び二次治療としての有効性及び安全性は確立していない。
5.2. 〈効能共通〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.3. 〈治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.1、17.1.2参照〕。
用法用量
通常、成人には初回投与量(1回量)を体表面積に合わせて次の基準量とし(トリフルリジンとして約35mg/㎡/回)、朝食後及び夕食後の1日2回、5日間連続経口投与したのち2日間休薬する。これを2回繰り返したのち14日間休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。
なお、患者の状態により適宜減量する。
1). 体表面積1.07㎡未満:初回基準量(トリフルリジン相当量)35mg/回(70mg/日)。
2). 体表面積1.07㎡以上~1.23㎡未満:初回基準量(トリフルリジン相当量)40mg/回(80mg/日)。
3). 体表面積1.23㎡以上~1.38㎡未満:初回基準量(トリフルリジン相当量)45mg/回(90mg/日)。
4). 体表面積1.38㎡以上~1.53㎡未満:初回基準量(トリフルリジン相当量)50mg/回(100mg/日)。
5). 体表面積1.53㎡以上~1.69㎡未満:初回基準量(トリフルリジン相当量)55mg/回(110mg/日)。
6). 体表面積1.69㎡以上~1.84㎡未満:初回基準量(トリフルリジン相当量)60mg/回(120mg/日)。
7). 体表面積1.84㎡以上~1.99㎡未満:初回基準量(トリフルリジン相当量)65mg/回(130mg/日)。
8). 体表面積1.99㎡以上~2.15㎡未満:初回基準量(トリフルリジン相当量)70mg/回(140mg/日)。
9). 体表面積2.15㎡以上:初回基準量(トリフルリジン相当量)75mg/回(150mg/日)。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉空腹時に本剤を投与した場合、食後投与と比較してトリフルリジン(FTD)のCmaxの上昇が認められることから、空腹時投与を避けること〔16.2.1参照〕。
7.2. 〈効能共通〉本剤の投与にあたっては、次の基準を参考に必要に応じて、減量又は休薬すること〔8.重要な基本的注意の項参照〕。
・ 〈効能共通〉各コース開始時、「投与開始基準」を満たさない場合は本剤を投与しない。また、「休薬基準」に該当する有害事象が発現した場合は本剤を休薬し、「投与再開基準」まで回復を待って投与を再開する。
1). 〈効能共通〉投与開始基準・投与再開基準:血色素量8.0g/dL以上、好中球数1500/mm3以上、血小板数75000/mm3以上、総ビリルビン1.5mg/dL以下、AST(GOT)・ALT(GPT)施設基準値上限の2.5倍(肝転移症例では5倍)以下、クレアチニン1.5mg/dL以下、末梢神経障害Grade2以下、非血液毒性Grade1以下(脱毛、味覚異常、色素沈着、原疾患に伴う症状は除く)。
2). 〈効能共通〉休薬基準:血色素量<7.0g/dL未満>[血色素量8.0g/dL以上まで回復を待って投与を再開する]、好中球数<1000/mm3未満>[好中球数1500/mm3以上まで回復を待って投与を再開する]、血小板数<50000/mm3未満>[血小板数75000/mm3以上まで回復を待って投与を再開する]、総ビリルビン<2.0mg/dLを超える>[総ビリルビン1.5mg/dL以下まで回復を待って投与を再開する]、AST<施設基準値上限の2.5倍を超える>(GOT<施設基準値上限の2.5倍を超える>)・ALT<施設基準値上限の2.5倍を超える>(GPT<施設基準値上限の2.5倍を超える>)[AST(GOT)・ALT(GPT)施設基準値上限の2.5倍以下まで回復を待って投与を再開する](肝転移症例ではAST<施設基準値上限の5倍を超える>(GOT<施設基準値上限の5倍を超える>)・ALT<施設基準値上限の5倍を超える>(GPT<施設基準値上限の5倍を超える>)[AST(GOT)・ALT(GPT)施設基準値上限の5倍以下まで回復を待って投与を再開する])、クレアチニン<1.5mg/dLを超える>[クレアチニン1.5mg/dL以下まで回復を待って投与を再開する]、末梢神経障害<Grade3以上>[末梢神経障害Grade2以下まで回復を待って投与を再開する]、非血液毒性<Grade3以上>[非血液毒性Grade1以下まで回復を待って投与を再開する]。
(GradeはCTCAE v3.0に基づく)。
・ 〈効能共通〉重度腎機能障害患者に対しては、投与開始基準を参考に本剤投与の可否を検討し、投与する際は減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し副作用の発現に十分注意すること〔9.2腎機能障害患者の項、16.6.1参照〕。
・ 〈効能共通〉前コース(休薬期間を含む)中に、「減量基準」に該当する有害事象が発現した場合には、本剤の投与再開時において、コース単位で1日単位量として10mg/日単位で減量する(ただし、最低投与量は30mg/日までとする);減量基準:好中球数500/mm3未満、血小板数50000/mm3未満。
7.3. 〈効能共通〉本剤50mg/日を投与する場合は、朝食後に20mgを、夕食後に30mgを投与する。
7.4. 〈治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉本剤とベバシズマブ以外の他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.5. 〈治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉ベバシズマブとの併用に際しては、「17.臨床成績」の項の内容、特に用法及び用量を十分に理解した上で投与すること〔17.1.2参照〕。
7.6. 〈がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌〉他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
外形画像
改訂情報
2024年4月11日 DSU No.325 【その他】
【7.用法及び用量に関連する注意】(追記)
【新様式】
〈治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉
本剤とベバシズマブ以外の他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
【7.用法及び用量に関連する注意】(追記)
【新様式】
ベバシズマブとの併用に際しては、「17.臨床成績」の項の内容、特に用法及び用量を十分に理解した上で投与すること。
【9.4生殖能を有する者】(一部改訂)
【新様式】
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後6カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。
【9.4生殖能を有する者】(一部改訂)
【新様式】
男性には、本剤投与中及び最終投与後3カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。