ロズリートレクカプセル200mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- エヌトレクチニブカプセル
- 英名(商品名)
- Rozlytrek
- 規格
- 200mg1カプセル
- 薬価
- 10,073.00
- メーカー名
- 中外製薬
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔チロシンキナーゼ阻害薬〕
- 色
- 明黄赤:明黄赤
- 識別コード
- (本体)ENT 200 (被包)ENT200 (被包)ENT200
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年11月改訂(第10版)
- 告示日
- 2019年9月3日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2019年10月版
- DIRに反映
- 2019年10月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌。
2). ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌〉本剤の手術の補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.2. 〈NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌〉臨床試験に組み入れられた患者の癌腫等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。
5.3. 〈NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌〉十分な経験を有する病理医又は検査施設により、NTRK融合遺伝子陽性が確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。
5.4. 〈NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌〉本剤を小児患者に投与する際には、臨床試験に組み入れられた患者の年齢について、「9.7小児等」及び「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で、本剤の投与の可否を慎重に判断すること。
5.5. 〈ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.6. 〈ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉十分な経験を有する病理医又は検査施設により、ROS1融合遺伝子陽性が確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。
用法用量
〈NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌〉
通常、成人にはエヌトレクチニブとして1日1回600mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
通常、小児にはエヌトレクチニブとして1日1回300mg/㎡(体表面積)を経口投与する。ただし、600mgを超えないこと。なお、患者の状態により適宜減量する。
[小児患者の用量(300mg/㎡1日1回経口投与)]
1). 体表面積0.43~0.50㎡:1日1回100mg。
2). 体表面積0.51~0.80㎡:1日1回200mg。
3). 体表面積0.81~1.10㎡:1日1回300mg。
4). 体表面積1.11~1.50㎡:1日1回400mg。
5). 体表面積≧1.51㎡:1日1回600mg。
〈ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉
通常、成人にはエヌトレクチニブとして1日1回600mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 本剤投与により副作用が発現した場合には、次の基準を考慮して休薬・減量・中止すること。
[成人患者の場合:減量・中止する場合の投与量]
1). 通常投与量:600mg/日。
2). 一次減量:400mg/日。
3). 二次減量:200mg/日。
4). 中止:200mg/日で忍容性が得られない場合、投与中止する。
[小児患者の場合:減量・中止する場合の投与量(NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌の場合)]
1). 体表面積0.43~0.50㎡:
①. 通常投与量:100mg/日。
②. 一次減量:100mg/日を週5日投与。
③. 二次減量:100mg/日を週3日投与。
④. 中止:100mg/日を週3日投与で忍容性が得られない場合、投与中止する。
2). 体表面積0.51~0.80㎡:
①. 通常投与量:200mg/日。
②. 一次減量:200mg/日を週5日投与。
③. 二次減量:100mg/日を週5日投与。
④. 中止:100mg/日を週5日投与で忍容性が得られない場合、投与中止する。
3). 体表面積0.81~1.10㎡:
①. 通常投与量:300mg/日。
②. 一次減量:200mg/日。
③. 二次減量:100mg/日。
④. 中止:100mg/日で忍容性が得られない場合、投与中止する。
4). 体表面積1.11~1.50㎡:
①. 通常投与量:400mg/日。
②. 一次減量:300mg/日。
③. 二次減量:200mg/日を週5日投与。
④. 中止:200mg/日を週5日投与で忍容性が得られない場合、投与中止する。
5). 体表面積≧1.51㎡:
①. 通常投与量:600mg/日。
②. 一次減量:400mg/日。
③. 二次減量:200mg/日。
④. 中止:200mg/日で忍容性が得られない場合、投与中止する。
週5日投与及び週3日投与の投与間隔は次を参考とすること。
週5日投与:月曜、水曜、金曜、土曜、日曜に投与。
週3日投与:月曜、木曜、土曜に投与。
[副作用に対する休薬、減量及び中止基準]
1). 心臓障害<QT間隔延長を除く>:全Grade;Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する。
2). QT間隔延長:
①. Grade2のQT間隔延長の場合;Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、同一用量で投与再開する。
②. Grade3のQT間隔延長の場合(成人患者の場合);Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する。
③. Grade3のQT間隔延長の場合(小児患者の場合);Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬する、a.7日以内に回復した場合、1用量レベル減量して投与再開する、b.7日以内に回復しなかった場合、投与中止する。
④. Grade4のQT間隔延長の場合;投与中止する。
3). 認知障害、運動失調:Grade2以上の認知障害、Grade2以上の運動失調の場合;①初発の場合、Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する、②再発した場合、さらに1用量レベル減量又は投与中止する。
4). 失神:全Grade;①初発の場合、ベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する、②再発した場合、さらに1用量レベル減量又は投与中止する。
5). 貧血又は好中球減少:
①. Grade3の貧血又はGrade3の好中球減少の場合;Grade2以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量又は同一用量で投与再開する。
②. Grade4の貧血又はGrade4の好中球減少の場合;Grade2以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する。
6). 間質性肺疾患:
①. Grade1の間質性肺疾患又はGrade2の間質性肺疾患の場合;a.初発の場合、ベースラインに回復するまで休薬し、回復後、同一用量で投与再開する、b.再発した場合、投与中止する。
②. Grade3の間質性肺疾患又はGrade4の間質性肺疾患の場合;投与中止する。
7). その他の非血液学的毒性:Grade3の非血液学的毒性又はGrade4の非血液学的毒性の場合;Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1用量レベル減量して投与再開する。
GradeはNCI-CTCAE ver.4.03に準じる。
外形画像
改訂情報
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医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。