タルグレチンカプセル75mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ベキサロテンカプセル
- 英名(商品名)
- Targretin
- 規格
- 75mg1カプセル
- 薬価
- 2,846.70
- メーカー名
- ミノファーゲン製薬
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔レチノイド製剤〕
- 色
- 白
- 識別コード
- (被包)Targretin capsules 75mg
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年6月改訂(第2版)
- 告示日
- 2016年4月19日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2016年5月版
- DIRに反映
- 2016年5月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 皮膚T細胞性リンパ腫。
2). 皮膚病変を有する成人T細胞白血病リンパ腫。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉本剤投与の適応となる疾患の診断は、病理診断に十分な経験を持つ医師又は施設により行うこと。
5.2. 〈効能共通〉皮膚以外の病変<内臓等>を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
5.3. 〈皮膚T細胞性リンパ腫〉未治療の皮膚T細胞性リンパ腫(未治療のCTCL)を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
5.4. 〈皮膚T細胞性リンパ腫〉臨床試験に組み入れられた患者の組織型、病期等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと〔17.1.1参照〕。
5.5. 〈皮膚病変を有する成人T細胞白血病リンパ腫〉臨床試験に組み入れられた患者の病型及び予後不良因子の有無等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.2参照〕。
用法用量
通常、成人にはベキサロテンとして1日1回300mg/㎡(体表面積)を食後経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 全身投与による他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 体表面積から換算した本剤(1カプセルあたりベキサロテンとして75mgを含有する)の服用量は、次のとおりである。
[300mg/㎡(初回投与量)投与時における体表面積換算によるカプセル数]
1). 体表面積0.88-1.12㎡:4カプセル。
2). 体表面積1.13-1.37㎡:5カプセル。
3). 体表面積1.38-1.62㎡:6カプセル。
4). 体表面積1.63-1.87㎡:7カプセル。
5). 体表面積1.88-2.12㎡:8カプセル。
6). 体表面積2.13-2.37㎡:9カプセル。
7). 体表面積2.38-2.62㎡:10カプセル。
[200mg/㎡(減量時用量)投与時における体表面積換算によるカプセル数]
1). 体表面積0.88-0.93㎡:2カプセル。
2). 体表面積0.94-1.31㎡:3カプセル。
3). 体表面積1.32-1.68㎡:4カプセル。
4). 体表面積1.69-2.06㎡:5カプセル。
5). 体表面積2.07-2.43㎡:6カプセル。
6). 体表面積2.44-2.62㎡:7カプセル。
[100mg/㎡(減量時用量)投与時における体表面積換算によるカプセル数]
1). 体表面積0.88-1.12㎡:1カプセル。
2). 体表面積1.13-1.87㎡:2カプセル。
3). 体表面積1.88-2.62㎡:3カプセル。
7.3. Grade3以上の副作用及び高トリグリセリド血症が発現した場合には、次の基準を目安として、本剤を休薬、減量又は中止すること。
[用量調節の目安]
1). Grade3以上の副作用が発現した場合(高トリグリセリド血症が発現した場合は<高トリグリセリド血症への対応>に従うこと):発現時の1日投与量が300mg/㎡(体表面積)の場合には、副作用が消失又はGrade1以下に改善するまで休薬し、200mg/㎡(体表面積)で投与を再開する(4週間休薬しても、副作用が消失、又はGrade1以下に回復しない場合には、投与を中止する)、発現時の1日投与量が200mg/㎡(体表面積)の場合には、副作用が消失又はGrade1以下に改善するまで休薬し、100mg/㎡(体表面積)で投与を再開する(4週間休薬しても、副作用が消失、又はGrade1以下に回復しない場合には、投与を中止する)、発現時の1日投与量が100mg/㎡(体表面積)の場合には、副作用が消失又はGrade1以下に改善するまで休薬し、100mg/㎡(体表面積)で投与を再開する(4週間休薬しても、副作用が消失、又はGrade1以下に回復しない場合には、投与を中止する)。
2). <高トリグリセリド血症への対応>
血清トリグリセリド値が200mg/dLを超えた場合には、脂質異常症治療薬の処方を考慮する。脂質異常症治療薬による治療を行っても血清トリグリセリド値が400mg/dLを超えている場合には、脂質異常症治療薬の処方を調整する。脂質異常症治療薬の処方を調整しても、血清トリグリセリド値が500mg/dLを超えている場合には投与量を減量する(1日投与量が300mg/㎡(体表面積)の場合、順次200mg/㎡(体表面積)、100mg/㎡(体表面積)へと減量する)。また、血清トリグリセリド値が1000mg/dLを超えた場合には、本剤を休薬し、休薬後、血清トリグリセリド値が400mg/dL未満で安定した場合には、休薬前より1段階低用量で投与を再開し、4週間休薬しても回復しない場合には、投与を中止する。
GradeはNCI-CTCAE version4.0による。
改訂情報
2024年7月31日 DSU No.328 【その他】
【5.効能又は効果に関連する注意】(追記)
〈皮膚病変を有する成人T細胞白血病リンパ腫〉
臨床試験に組み入れられた患者の病型及び予後不良因子の有無等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
【9.4生殖能を有する者】(一部改訂)
男性には、本剤投与中及び最終投与後3カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。本剤はマウス及びイヌを用いた動物実験において、精子形成能に異常を起こすことが報告されている。
【11.1重大な副作用】(一部改訂)
脂質異常症:
高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、脂質異常症があらわれることがある。
【11.1重大な副作用】(追記)
重度の皮膚障害:
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、薬疹等の重度の皮膚障害があらわれることがある。
【11.2その他の副作用】(一部改訂)
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。