タルセバ錠100mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品あり)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- エルロチニブ塩酸塩錠
- 英名(商品名)
- Tarceva
- 規格
- 100mg1錠
- 薬価
- 3,769.30
- メーカー名
- 中外製薬
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔チロシンキナーゼ阻害薬〕
- 色
- 白〜黄白
- 識別コード
- (本体)T 100 (被包)100 mg T100
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2022年1月改訂(第4版)
- 告示日
- 2007年12月14日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2008年1月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 切除不能な再発・進行性でがん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺癌。
2). EGFR遺伝子変異陽性切除不能再発・進行性がん化学療法未治療非小細胞肺癌。
3). 治癒切除不能な膵癌。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉非小細胞肺癌及び膵癌に対する術後補助化学療法として本剤を使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。
5.2. 〈非小細胞肺癌〉EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な再発・進行性でがん化学療法未治療の非小細胞肺癌の場合には、臨床試験に組み入れられた患者の遺伝子変異の種類等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
5.3. 〈治癒切除不能な膵癌〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内臨床試験に組み入れられた患者背景や本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を慎重に行うこと。
用法用量
〈非小細胞肺癌〉
通常、成人にはエルロチニブとして150mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈治癒切除不能な膵癌〉
ゲムシタビンとの併用において、通常、成人にはエルロチニブとして100mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉副作用の発現により用量を変更する場合には、50mgずつ減量すること。
7.2. 〈効能共通〉高脂肪・高カロリー食の後に本剤を投与した場合、AUCが増加するとの報告がある。食事の影響を避けるため食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること〔16.2.2参照〕。
7.3. 〈非小細胞肺癌〉他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、「17.臨床成績」及び「15.1臨床使用に基づく情報」の項の内容を熟知し、選択すること〔15.1.2、17.1.3参照〕。
7.4. 〈治癒切除不能な膵癌〉本剤をゲムシタビン以外の抗悪性腫瘍剤との併用で使用した場合や本剤を化学放射線療法として使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。
7.5. 〈治癒切除不能な膵癌〉「17.臨床成績」の項の内容を十分に理解した上で本剤を使用すること。
7.6. 〈治癒切除不能な膵癌〉国内第2相臨床試験(JO20302/JO21097試験)の基準を目安として、休薬、減量又は中止を考慮すること。
[治癒切除不能な膵癌を対象とした国内第2相臨床試験における休薬減量基準(一部改変)]
1). 〈治癒切除不能な膵癌〉間質性肺疾患<Gradeは問わない>:疑われる症状が発現した場合には、直ちに休薬、その後CT検査を含めた適切な検査を実施し、医学的に間質性肺疾患と判断した場合には投与中止(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);医学的に間質性肺疾患と判断されなかった場合には、同一用量で投与再開。
2). 〈治癒切除不能な膵癌〉角膜炎:
①. 〈治癒切除不能な膵癌〉角膜炎<Grade2>:2週間以上継続する場合はGrade1以下になるまで休薬(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);同一用量で再開(ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能)(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
②. 〈治癒切除不能な膵癌〉角膜炎<Grade3>:Grade1以下になるまで休薬(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);50mgで再開(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
3). 〈治癒切除不能な膵癌〉下痢:
①. 〈治癒切除不能な膵癌〉下痢<Grade2>:その症状が忍容できない場合はGrade1以下に回復するまで休薬(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);同一用量で再開(ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能)(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
②. 〈治癒切除不能な膵癌〉下痢<Grade3>:Grade1以下になるまで休薬(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);50mgで再開(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
4). 〈治癒切除不能な膵癌〉発疹(ざ瘡/ざ瘡様):
①. 〈治癒切除不能な膵癌〉発疹<Grade2>(ざ瘡<Grade2>/ざ瘡様発疹<Grade2>):その症状が忍容できない場合はGrade1以下に回復するまで休薬(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);同一用量で再開(ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能)(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
②. 〈治癒切除不能な膵癌〉発疹<Grade3>(ざ瘡<Grade3>/ざ瘡様発疹<Grade3>):Grade1以下になるまで休薬(ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能)(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);50mgで再開(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
5). 〈治癒切除不能な膵癌〉AST<Grade3>又はALT<Grade3>:Grade2以下になるまで休薬(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);50mgで再開(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
6). 〈治癒切除不能な膵癌〉前記以外の非血液毒性:
①. 〈治癒切除不能な膵癌〉前記以外の非血液毒性<Grade2>:4週間以上継続した場合はGrade1以下になるまで休薬(ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能)(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);50mgで再開(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
②. 〈治癒切除不能な膵癌〉前記以外の非血液毒性<Grade3>:Grade1以下になるまで休薬(ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能)(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);50mgで再開(50mgで再開した後に副作用が再び発現した場合には、投与を中止する)。
7). 〈治癒切除不能な膵癌〉全ての非血液毒性<Grade4>:投与の中止(重篤又は致死的となる可能性がないと主治医が判断した場合を除く)。
8). 〈治癒切除不能な膵癌〉血液毒性<Grade4>:Grade2以下になるまで休薬(3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する);同一用量で再開。
GradeはCTCAE v3.0により評価。
本剤減量後の増量は行わない。
外形画像
改訂情報
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医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。