スーテントカプセル12.5mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- スニチニブリンゴ酸塩カプセル
- 英名(商品名)
- Sutent
- 規格
- 12.5mg1カプセル
- 薬価
- 4,259.20
- メーカー名
- ファイザー
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔チロシンキナーゼ阻害薬〕
- 色
- 濃赤褐:濃赤褐
- 識別コード
- (本体)@ STN 12.5mg (本体)Pfizer STN 12.5mg (被包)STN12.5 @ (被包)STN12.5 @Pfizer
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年2月改訂(第2版)
- 告示日
- 2008年6月13日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2008年7月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
-
注意情報あり(使用の適否を判断するものではありません)注意
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). イマチニブ抵抗性消化管間質腫瘍。
2). 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌。
3). 膵神経内分泌腫瘍。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈イマチニブ抵抗性消化管間質腫瘍、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉本剤の術前及び術後補助化学療法としての有効性及び安全性は確立していない。
5.2. 〈膵神経内分泌腫瘍〉臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.8、17.1.9参照〕。
用法用量
〈イマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉
通常、成人にはスニチニブとして1日1回50mgを4週間連日経口投与し、その後2週間休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈膵神経内分泌腫瘍〉
通常、成人にはスニチニブとして1日1回37.5mgを経口投与する。なお、患者の状態により、適宜増減するが、1日1回50mgまで増量できる。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉サイトカイン製剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 〈効能共通〉副作用により、本剤を休薬、減量、中止する場合には、次の基準を考慮すること。減量して投与を継続する場合には、副作用の症状、重症度等に応じて、12.5mg(1減量レベル)ずつ減量すること。
[本剤の副作用が発現した場合の休薬減量基準]
1). 〈効能共通〉血液系:
①. 〈効能共通〉血液系副作用<グレード2>:同一投与量を継続。
②. 〈効能共通〉血液系副作用<グレード3>:副作用がグレード2以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同一投与量で投与を再開できる。
③. 〈効能共通〉血液系副作用<グレード4>:副作用がグレード2以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前の投与量を1レベル下げて投与を再開する。
2). 〈効能共通〉非血液系(心臓系を除く):
①. 〈効能共通〉心臓系を除く非血液系副作用<グレード2>:同一投与量を継続。
②. 〈効能共通〉心臓系を除く非血液系副作用<グレード3>:副作用がグレード1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は主治医の判断により休薬前と同一投与量又は投与量を1レベル下げて投与を再開する。
③. 〈効能共通〉心臓系を除く非血液系副作用<グレード4>:副作用がグレード1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前の投与量を1レベル下げて投与を再開するかもしくは主治医の判断で投与を中止する。
3). 〈効能共通〉心臓系(左室駆出率低下、心室性不整脈):
①. 〈効能共通〉心臓系副作用<グレード2>(左室駆出率低下<グレード2>、心室性不整脈<グレード2>):副作用がグレード1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前の投与量を1レベル下げて投与を再開する。
②. 〈効能共通〉心臓系副作用<グレード3>(左室駆出率低下<グレード3>、心室性不整脈<グレード3>):副作用がグレード1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前の投与量を1レベル下げて投与を再開する。
③. 〈効能共通〉心臓系副作用<グレード4>(左室駆出率低下<グレード4>、心室性不整脈<グレード4>):投与を中止する。
ただし、次の副作用が発現した場合は、同一用量での投与の継続が可能である。
・ 〈イマチニブ抵抗性消化管間質腫瘍、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉グレード3~4の血清リパーゼ増加又はグレード3~4の血清アミラーゼ増加で、臨床的又は画像診断上確認された膵炎の徴候がない場合は、同一用量での投与の継続が可能である(ただし、回復するまで頻度を上げて臨床症状、臨床検査又は画像上のモニタリングを行う)。
・ 〈イマチニブ抵抗性消化管間質腫瘍、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉臨床症状を伴わないグレード4の高尿酸血症及びグレード3の低リン血症が発現した場合は、同一用量での投与の継続が可能である。
・ 〈イマチニブ抵抗性消化管間質腫瘍、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉グレード3のリンパ球減少が発現した場合は、同一用量での投与の継続が可能である。
・ 〈膵神経内分泌腫瘍〉臨床症状を伴わないグレード4の高尿酸血症及びグレード3の低リン血症が発現した場合は、同一用量での投与の継続が可能である。
・ 〈膵神経内分泌腫瘍〉対処療法によりコントロール可能なグレード3の悪心又は対処療法によりコントロール可能なグレード4の悪心、対処療法によりコントロール可能なグレード3の嘔吐又は対処療法によりコントロール可能なグレード4の嘔吐又は対処療法によりコントロール可能なグレード3の下痢又は対処療法によりコントロール可能なグレード4の下痢が発現した場合は、同一用量での投与の継続が可能である。
・ 〈膵神経内分泌腫瘍〉グレード3のリンパ球減少又はグレード4のリンパ球減少が発現した場合は、同一用量での投与の継続が可能である。
7.3. 〈膵神経内分泌腫瘍〉本剤を一定期間投与しても、重篤な有害事象がなく、十分な効果が見られない場合は、用法・用量に従って本剤を増量することができる。
外形画像
改訂情報
2024年3月1日 DSU No.324 【重要】
【11.1重大な副作用】(追記)
【新様式】
動脈解離:
大動脈解離を含む動脈解離があらわれることがある。
2024年2月15日 使用上の注意改訂情報 令和6年2月15日指示分
【11. 副作用-11.1 重大な副作用】(新設)
【新記載要領】
動脈解離
大動脈解離を含む動脈解離があらわれることがある。
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。