ネクサバール錠200mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ソラフェニブトシル酸塩錠
- 英名(商品名)
- Nexavar
- 規格
- 200mg1錠
- 薬価
- 3,270.30
- メーカー名
- バイエル薬品
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔チロシンキナーゼ阻害薬〕
- 色
- 赤
- 識別コード
- (本体)200 (本体)@ (本体)BAYER (被包)Nexavar 200mg (被包)@ (被包)BAYER
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年9月改訂(第4版)
- 告示日
- 2008年4月18日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2008年5月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌。
2). 切除不能な肝細胞癌。
3). 根治切除不能な甲状腺癌。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉サイトカイン製剤による治療歴のない根治切除不能又は転移性腎細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない〔17.1.1、17.1.2参照〕。
5.2. 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.3. 〈切除不能な肝細胞癌〉局所療法の適応となる肝細胞癌(経皮的エタノール注入療法の適応となる肝細胞癌、ラジオ波焼灼療法の適応となる肝細胞癌、マイクロ波凝固療法の適応となる肝細胞癌、肝動脈塞栓療法の適応となる肝細胞癌/肝動脈化学塞栓療法の適応となる肝細胞癌、放射線療法の適応となる肝細胞癌等)患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.4. 〈切除不能な肝細胞癌〉肝細胞癌に対する切除及び局所療法後の補助化学療法における本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.5. 〈切除不能な肝細胞癌〉肝機能障害の程度、局所療法の適応の有無、全身化学療法歴等について、「17.臨床成績」の項の内容に準じて、適応患者の選択を行うこと。
5.6. 〈根治切除不能な甲状腺癌〉臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
5.7. 〈根治切除不能な甲状腺癌〉甲状腺未分化癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.8. 〈根治切除不能な甲状腺癌〉放射性ヨウ素による治療歴のない分化型甲状腺癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
用法用量
通常、成人にはソラフェニブとして1回400mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉サイトカイン製剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない〔17.1.1-17.1.5参照〕。
7.2. 〈効能共通〉高脂肪食の食後に本剤を投与した場合、血漿中濃度が低下するとの報告がある。高脂肪食摂取時には食事の1時間前から食後2時間までの間を避けて服用すること〔16.2.1参照〕。
7.3. 〈切除不能な肝細胞癌〉肝細胞癌に対する局所療法との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.4. 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉副作用により本剤を減量、休薬又は中止する場合には、副作用の症状、重症度等に応じて次の基準を考慮すること。
[減量基準]
1). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉通常投与量:1回400mgを1日2回経口投与。
2). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉1段階減量:1回400mgを1日1回経口投与。
3). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉2段階減量:1回400mgを隔日経口投与。
・ 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉皮膚毒性〔8.1、11.1.1参照〕
1). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉皮膚の副作用のグレード1:手足の皮膚の感覚障害、刺痛、痛みを伴わない皮膚腫脹や痛みを伴わない紅斑、日常生活に支障を来さない程度の不快な皮膚症状;発現回数問わず本剤の投与を継続し、症状緩和のための局所療法を考慮する。
2). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉皮膚の副作用のグレード2:手足の皮膚の痛みを伴う紅斑や手足の皮膚の痛みを伴う皮膚腫脹、日常生活に支障を来す不快な皮膚症状;発現回数1回目は本剤の投与を継続し、症状緩和のための局所療法を考慮する、発現回数1回目で7日以内に改善が見られない場合あるいは発現回数2回目又は3回目はグレード0~1に軽快するまで休薬し、本剤の投与を再開する場合は投与量を1段階下げる(400mg1日1回又は400mg隔日1回)、発現回数4回目は本剤の投与を中止する。
3). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉皮膚の副作用のグレード3:手足の皮膚の湿性落屑、皮膚潰瘍形成、皮膚水疱形成、皮膚の激しい痛み、仕事や日常生活が不可能になる重度の不快な皮膚症状;発現回数1回目又は2回目はグレード0~1に軽快するまで休薬し、本剤の投与を再開する場合は投与量を1段階下げる(400mg1日1回又は400mg隔日1回)、発現回数3回目は本剤の投与を中止する。
・ 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉血液学的毒性〔8.5、11.1.13参照〕
1). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉血液学的毒性のグレード0~2:投与継続し、用量の変更なし。
2). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉血液学的毒性のグレード3:投与継続し、用量を1段階下げる(2段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)。
3). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉血液学的毒性のグレード4:グレード0~2に軽快するまで休薬し、用量を1段階下げる(2段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)、(グレード0~2に軽快するまで30日を超える休薬が必要となり、投与の継続について臨床的に意義がないと判断された場合、投与中止とする)。
・ 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉非血液学的毒性(薬物治療を行っていない嘔気/嘔吐又は下痢は除く)
1). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉非血液学的毒性のグレード0~2<薬物治療してない嘔気/嘔吐・下痢は除く>:投与継続し、用量の変更なし。
2). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉非血液学的毒性のグレード3<薬物治療してない嘔気/嘔吐・下痢は除く>:グレード0~2に軽快するまで休薬し、用量を1段階下げる(2段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)、(グレード0~2に軽快するまで30日を超える休薬が必要となり、投与の継続について臨床的に意義がないと判断された場合、投与中止とする)。
3). 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、切除不能な肝細胞癌〉非血液学的毒性のグレード4<薬物治療してない嘔気/嘔吐・下痢は除く>:投与中止。
7.5. 〈根治切除不能な甲状腺癌〉副作用により本剤を減量、休薬又は中止する場合には、副作用の症状、重症度等に応じて次の基準を考慮すること。
[減量基準]
1). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉通常投与量:1回400mgを1日2回経口投与。
2). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉1段階減量:1回400mgと1回200mgとを交互に12時間間隔で経口投与。
3). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉2段階減量:1回200mgを1日2回経口投与。
4). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉3段階減量:1回200mgを1日1回経口投与。
・ 〈根治切除不能な甲状腺癌〉皮膚毒性〔8.1、11.1.1参照〕
1). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉皮膚の副作用のグレード1:手足の皮膚の感覚障害、刺痛、痛みを伴わない皮膚腫脹や痛みを伴わない紅斑、日常生活に支障を来さない程度の不快な皮膚症状;発現回数問わず本剤の投与を継続し、症状緩和のための局所療法を考慮する。
2). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉皮膚の副作用のグレード2:手足の皮膚の痛みを伴う紅斑や手足の皮膚の痛みを伴う皮膚腫脹、日常生活に支障を来す不快な皮膚症状;発現回数1回目は本剤の投与を継続し、症状緩和のための局所療法及び1段階減量を考慮する、発現回数1回目で7日以内に改善が見られない場合又は発現回数2回目はグレード0~1に軽快するまで休薬し、本剤の投与を再開する場合は投与量を1段階下げる、発現回数3回目はグレード0~1に軽快するまで休薬し、本剤の投与を再開する場合は投与量を2段階下げる(3段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)、発現回数4回目は本剤の投与を中止する(グレード2の副作用により減量し、減量後の用量でグレード2以上の副作用が少なくとも28日間認められない場合は、開始時の用量に増量することができる)。
3). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉皮膚の副作用のグレード3:手足の皮膚の湿性落屑、皮膚潰瘍形成、皮膚水疱形成、皮膚の激しい痛み、仕事や日常生活が不可能になる重度の不快な皮膚症状;発現回数1回目はグレード0~1に軽快するまで休薬し、本剤の投与を再開する場合は投与量を1段階下げる、発現回数2回目はグレード0~1に軽快するまで休薬し、本剤の投与を再開する場合は投与量を2段階下げる、発現回数3回目は本剤の投与を中止する(グレード3の副作用により減量し、減量後の用量でグレード2以上の副作用が少なくとも28日間認められない場合は、開始時の用量に増量することができる)。
・ 〈根治切除不能な甲状腺癌〉血液学的毒性〔8.5、11.1.13参照〕
1). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉血液学的毒性のグレード0~2:投与継続し、用量の変更なし。
2). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉血液学的毒性のグレード3:投与継続し、用量を1段階下げる(3段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)。
3). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉血液学的毒性のグレード4:グレード0~2に軽快するまで休薬し、用量を2段階下げる(3段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)、(グレード0~2に軽快するまで30日を超える休薬が必要となり、投与の継続について臨床的に意義がないと判断された場合、投与中止とする)。
・ 〈根治切除不能な甲状腺癌〉非血液学的毒性(薬物治療を行っていない嘔気/嘔吐又は下痢は除く)
1). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉非血液学的毒性のグレード0~1<薬物治療してない嘔気/嘔吐・下痢は除く>:発現回数問わず投与継続し、用量の変更なし。
2). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉非血液学的毒性のグレード2<薬物治療してない嘔気/嘔吐・下痢は除く>:発現回数問わず投与継続し、用量を1段階下げる(3段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)、(グレード2の副作用により減量し、減量後の用量でグレード2以上の副作用が少なくとも28日間認められない場合は、開始時の用量に増量又は1段階増量することができる)。
3). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉非血液学的毒性のグレード3<薬物治療してない嘔気/嘔吐・下痢は除く>:発現回数1回目はグレード0~2に軽快するまで休薬し、用量を1段階下げる(3段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)、発現回数1回目で7日以内に改善が見られない場合あるいは発現回数2回目又は3回目はグレード0~2に軽快するまで休薬し、用量を2段階下げる(3段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)、発現回数4回目はグレード0~2に軽快するまで休薬し、用量を3段階下げる(3段階を超える減量が必要な場合、投与中止とする)、(グレード0~2に軽快するまで30日を超える休薬が必要となり、投与の継続について臨床的に意義がないと判断された場合、投与中止とする、グレード3の副作用により減量し、減量後の用量でグレード2以上の副作用が少なくとも28日間認められない場合は、開始時の用量に増量又は1段階増量することができる)。
4). 〈根治切除不能な甲状腺癌〉非血液学的毒性のグレード4<薬物治療してない嘔気/嘔吐・下痢は除く>:発現回数問わず投与中止。
外形画像
改訂情報
2024年3月1日 DSU No.324 【重要】
【11.1重大な副作用】(追記)
【新様式】
動脈解離:
大動脈解離を含む動脈解離があらわれることがある。
2024年2月15日 使用上の注意改訂情報 令和6年2月15日指示分
【11. 副作用-11.1 重大な副作用】(新設)
【新記載要領】
動脈解離
大動脈解離を含む動脈解離があらわれることがある。
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。