アイノフロー吸入用800ppm
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):2190700G1020
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- その他
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- 一酸化窒素
- 英名(商品名)
- Inoflo
- 規格
- 1L
- 薬価
- 0.00
- メーカー名
- エア・ウォーター・メディカル
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 呼吸促進薬〔肺血管拡張薬〕
- 色
- 無色透明
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2019年7月改訂(第1版)
- 告示日
- -
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2010年7月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善。
2). 心臓手術の周術期における肺高血圧の改善。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉肺低形成を有する患者における安全性及び有効性は確立していない。
5.2. 〈効能共通〉重度多発奇形を有する患者における安全性及び有効性は確立していない。
5.3. 〈新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善〉本剤は臨床的又は心エコーによって診断された、新生児の肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全患者にのみ使用すること。
5.4. 〈新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善〉先天性心疾患<動脈管開存・微小な心室中隔欠損又は心房中隔欠損は除く>を有する患者における安全性及び有効性は確立していない。
5.5. 〈心臓手術の周術期における肺高血圧の改善〉在胎期間34週未満の早産児における安全性及び有効性は確立していない。
5.6. 〈心臓手術の周術期における肺高血圧の改善〉術前投与時の安全性及び有効性は確立していないため、リスク・ベネフィットを勘案し、本剤適用の要否を慎重に判断すること。
用法用量
〈新生児の肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善〉
・ 新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善の場合、出生後7日以内に吸入を開始し、通常、吸入期間は4日間までとする。なお、症状に応じて、酸素不飽和状態が回復し、本治療から離脱可能となるまで継続する。
・ 本剤は吸入濃度20ppmで開始し、開始後4時間は20ppmを維持する。
・ 酸素化の改善に従い、5ppmに減量し、安全に離脱できる状態になるまで吸入を継続する。
〈心臓手術の周術期における肺高血圧の改善〉
・ 小児:本剤は吸入濃度10ppmで吸入を開始し、十分な臨床効果が得られない場合は20ppmまで増量することができる。
・ 成人:本剤は吸入濃度20ppmで吸入を開始し、十分な臨床効果が得られない場合は40ppmまで増量することができる。
・ 症状に応じて、血行動態や酸素化が改善し、本治療から離脱可能となるまで継続する。なお、心臓手術の周術期における肺高血圧の改善の場合、吸入期間は7日間程度までとする。
・ 離脱の際には、血行動態及び酸素化の改善に従い、5ppmまで漸減する。その後さらに漸減し、安全に離脱できる状態になるまで吸入を継続する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉本剤を用いる場合は、専用の一酸化窒素ガス管理システム(アイノベント、アイノフローDS又はアイノベント/アイノフローDSと同等以上の性能を有する装置)を用いること〔14.1.2、14.1.3、14.2.4、14.2.6参照〕。
7.2. 〈効能共通〉小児では本剤の吸入濃度は、20ppmを超えないこと(吸入濃度が20ppmを超えると、メトヘモグロビン血症発生及び吸入二酸化窒素濃度増加(吸入NO2濃度増加)の危険性が増加する)、成人では本剤の吸入濃度は、40ppmを超えないこと(吸入濃度が40ppmを超えると、メトヘモグロビン血症発生及び吸入二酸化窒素濃度増加(吸入NO2濃度増加)の危険性が増加する)。
7.3. 〈効能共通〉本剤の投与を急に終了又は中止すると、肺動脈圧上昇又は酸素化の悪化がみられることがある。肺動脈圧の上昇又は酸素化の悪化は本剤に反応しない患者においてもみられることがある。
7.4. 〈新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善〉本剤吸入開始時の吸入酸素濃度(FiO2)は1.0である。
7.5. 〈新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善〉吸入開始後4時間以降に動脈血酸素分圧(PaO2)>60mmHg又は経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)>92%になれば本剤の吸入濃度を5ppmに減量していく。
7.6. 〈新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善〉FiO2を減量し、FiO2=0.4~0.6でPaO2>70mmHgになるまで本剤の吸入濃度は5ppmで維持する。
7.7. 〈新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善〉離脱の際は、臨床的に安定していることを確認し、本剤を徐々に減量しながら慎重に終了する(終了前にはFiO2を0.1増量してもよい)〔8.3、8.4参照〕。
7.8. 〈新生児肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全の改善〉投与中止の際は、本剤の吸入濃度を1ppmまで徐々に減量すること(1ppm投与中、酸素化に変化がみられない場合はFiO2を0.1増量のうえ、本剤を中止し、患者の状態を十分に観察し、酸素化が悪化する場合は本剤を5ppmで再開し、12~24時間後に本治療の中止を再考すること)。
7.9. 〈心臓手術の周術期における肺高血圧の改善〉本剤の効果は速やかに発現し、投与後5~20分で肺動脈圧の低下及び酸素化の改善がみられる(用いた用量で十分な効果が得られない場合、投与後10分間以上あけて、増量することができ、本剤投与後30分間経過し、血行動態や酸素化の改善がみられない場合は、本剤の投与中止を検討すること)。
7.10. 〈心臓手術の周術期における肺高血圧の改善〉離脱の際は、本剤の吸入濃度を1ppmまで徐々に減量し、1ppmで血行動態及び酸素化が安定している場合、12時間毎に離脱を試みること。
改訂情報
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