イーフェンバッカル錠600μg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):8219001K9029
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- フェンタニルクエン酸塩バッカル(2)
- 英名(商品名)
- E-fen buccal
- 規格
- 600μg1錠
- 薬価
- 1,547.90
- メーカー名
- 帝國製薬/大鵬薬品
- 規制区分
- 劇薬/麻薬
- 長期投与制限
- 14日
- 標榜薬効
- 麻薬性オピオイド
- 色
- 白
- 識別コード
- (本体)6 (本体)@
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年11月改訂(第2版)
- 告示日
- 2013年8月27日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2013年9月版
- DIRに反映
- 2013年11月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
-
禁止情報あり(使用の適否を判断するものではありません)禁止
- ドーピング
-
禁止物質あり(使用の適否を判断するものではありません)
競技会区分:競技会において禁止
セクション:S7. 麻薬
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
強オピオイド鎮痛剤を定時投与中の癌患者における突出痛の鎮痛。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤は、他のオピオイド鎮痛剤が一定期間投与され忍容性が確認された患者で、かつ強オピオイド鎮痛剤(モルヒネ製剤、オキシコドン製剤及びフェンタニル製剤)の定時投与により持続性疼痛が適切に管理されている癌患者における突出痛(一時的に現れる強い痛み)に対してのみ投与すること。
5.2. 定時投与されている強オピオイド鎮痛剤が低用量の患者(定時投与されているモルヒネ経口剤30mg/日未満又はモルヒネ経口剤30mg/日未満と同等の鎮痛効果を示す用量の他のオピオイド鎮痛剤を定時投与中の患者)における本剤の使用経験は限られているため、本剤の必要性を慎重に検討した上で、副作用の発現に十分注意すること。
用法用量
通常、成人には1回の突出痛に対して、フェンタニルとして50又は100μgを開始用量とし、上顎臼歯の歯茎と頬の間で溶解させる。
用量調節期に、症状に応じて、フェンタニルとして1回50、100、200、400、600、800μgの順に一段階ずつ適宜調節し、至適用量を決定する。なお、用量調節期に1回の突出痛に対してフェンタニルとして1回50~600μgのいずれかの用量で十分な鎮痛効果が得られない場合には、投与から30分後以降に同一用量までの本剤を1回のみ追加投与できる。
至適用量決定後の維持期には、1回の突出痛に対して至適用量を1回投与することとし、1回用量の上限はフェンタニルとして800μgとする。
ただし、用量調節期の追加投与を除き、前回の投与から4時間以上の投与間隔をあけ、1日当たり4回以下の突出痛に対する投与にとどめること。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 処方時
7.1.1. 突出痛の回数や受診可能な頻度等を考慮して、必要最小限の錠数を処方すること。
7.1.2. 誤用防止のため、含量の異なる本剤を同時に処方しないこと。
7.2. 開始用量
7.2.1. 定時投与中の強オピオイド鎮痛剤としてモルヒネ経口剤30mg/日以上60mg/日未満又はモルヒネ経口剤30mg/日以上60mg/日未満と同等の鎮痛効果を示す用量の他の強オピオイド鎮痛剤を定時投与中の患者では、1回の突出痛に対してフェンタニルとして50μgから投与を開始することが望ましい。
7.2.2. すべての患者において開始用量は1回の突出痛に対してフェンタニルとして50又は100μgであり、他のフェンタニル速放性製剤から本剤に変更する場合でも、必ずフェンタニルとして1回50又は100μgから投与を開始すること(フェンタニルの含量が同じであっても本剤と吸収が異なるため)。
7.3. 用量調節と維持
7.3.1. 1回の突出痛に対して1回の本剤投与で十分な鎮痛効果が得られるよう、一段階ずつ漸増して、患者毎に用量調節を行うこと。
7.3.2. 1回の突出痛に対して本剤の追加投与を必要とする状態が複数回続く場合には、本剤の1回用量の増量を検討すること。
7.3.3. 1回あたりの投与錠数は4錠(左右の上顎臼歯の歯茎と頬との間に2錠ずつ)までとする(また、用量調節後は同じ含量の規格に切り替えて1回1錠を投与することが望ましい)。
7.3.4. 定時投与中のオピオイド鎮痛剤を増量する場合や種類を変更する場合には、副作用に十分注意し、必要に応じて本剤の減量を考慮すること。
7.3.5. 1回の突出痛に対してフェンタニルとして1回800μgで十分な鎮痛効果が得られない場合には、他の治療法への変更を考慮すること。
7.3.6. 1日に4回を超える突出痛の発現が続く場合には、定時投与中の強オピオイド鎮痛剤の増量を検討すること。
外形画像
改訂情報
2023年12月6日 DSU No.322 【その他】
【13.過量投与】(一部改訂)
【新様式】
[症状]
薬理作用の増強により重篤な換気低下を示す。また、フェンタニルの過量投与により白質脳症が認められている。
医師の処方により使用する医薬品。