フエロン注射用100万
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- インターフェロン ベータ注射用
- 英名(商品名)
- Feron
- 規格
- 100万国際単位1瓶(溶解液付)
- 薬価
- 5,498.00
- メーカー名
- 東レ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔インターフェロン ベータ〕
抗B型肝炎ウイルス薬〔インターフェロン ベータ〕
抗C型肝炎ウイルス薬〔インターフェロン ベータ〕 - 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年4月改訂(第1版)
- 告示日
- 2009年9月25日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2009年12月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 膠芽腫、髄芽腫、星細胞腫。
2). 皮膚悪性黒色腫。
3). HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善。
4). C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善。
5). リバビリンとの併用による次のいずれかのC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善:
(1). 血中HCV-RNA量が高値のC型慢性肝炎患者におけるウイルス血症の改善。
(2). インターフェロン製剤単独療法で無効の患者又はインターフェロン製剤単独療法後再燃した患者のC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善。
6). HCVセログループ1の血中HCV-RNAが高い場合を除くC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉本剤の使用にあたっては、HCV-RNAが陽性であることを確認、及び組織像又は肝予備能、血小板数等により、慢性肝炎であることを確認し、ウイルス量、セログループ、ジェノタイプ等により有効性が異なるので、適切な症例を選ぶこと。
5.2. 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉リバビリン併用で血中HCV-RNA高値のC型慢性肝炎に本剤を用いる場合、血中HCV-RNAがアンプリコア法で100KIU/mL以上、又はリアルタイムPCR法で5.0LogIU/mL以上であることを確認すること。
5.3. 〈C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)〉本剤の使用にあたっては、HCV-RNAが陽性であることを確認、及び組織像又は肝予備能、血小板数等により、代償性肝硬変であることを確認し、ウイルス量、セログループ、ジェノタイプ等により有効性が異なるので、適切な症例を選ぶこと。
5.4. 〈C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)〉C型代償性肝硬変でHCVセログループ1の場合には、血中HCV-RNA量がアンプリコア法では100KIU/mL以上でないこと、又はbDNAプローブ法では1Meq/mL以上でないことを確認すること。
用法用量
〈膠芽腫、髄芽腫、星細胞腫〉
局所投与
添付溶解液の適量に溶解し、通常、成人は1日100万~600万国際単位を髄腔内(腫瘍内を含む)に投与する。なお年齢、症状により適宜増減する。
点滴静注
生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し、通常、成人は1日100万~600万国際単位を点滴静注する。なお年齢、症状により適宜増減する。
〈皮膚悪性黒色腫〉
添付溶解液の適量に溶解し、通常、成人は病巣あたり1日1回40万~80万国際単位を腫瘍内又はその周辺部に投与する。
1日総投与量は100万~300万国際単位とする。なお腫瘍の大きさ、状態および年齢、症状により適宜増減する。
〈HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善〉
静脈内投与又は点滴静注
生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し、通常、成人は1回300万国際単位を初日1回、以後6日間1日1~2回、2週目より1日1回静脈内投与又は点滴静注する。
〈C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉
静脈内投与又は点滴静注
使用にあたっては、HCV-RNAが陽性であることを確認したうえで行う。
生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し、通常、成人は1回300万~600万国際単位を1日1回連日静脈内投与又は点滴静注する。
〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉
静脈内投与又は点滴静注
使用にあたっては、HCV-RNAが陽性であることを確認したうえで行う。
生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し、通常、成人は1日600万国際単位で投与を開始し、投与後4週間までは連日、以後週3回静脈内投与又は点滴静注する。
〈C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)〉
静脈内投与又は点滴静注
使用にあたっては、HCV-RNAが陽性であることを確認したうえで行う。
生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し、通常、成人は1日600万国際単位で投与を開始し、投与後6週間までは1日300万~600万国際単位を連日、以後1日300万国際単位を週3回静脈内投与又は点滴静注する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉本剤を長期投与する場合には、臨床効果及び副作用の程度を考慮し、投与を行い、効果が認められない場合には投与を中止すること。
7.2. 〈膠芽腫、髄芽腫、星細胞腫〉2カ月間の投与を目安とし、その後の継続投与については、臨床効果及び副作用の程度を考慮し、慎重に行うこと。
7.3. 〈皮膚悪性黒色腫〉1カ月間の投与を目安とし、その後の継続投与については、臨床効果及び副作用の程度を考慮し、慎重に行うこと。
7.4. 〈HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善〉4週間の投与を目安とし、その後の継続投与については、臨床効果及び副作用の程度を考慮し、慎重に行うこと。
7.5. 〈C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉ウイルス量、セログループ、ジェノタイプ等により有効性が異なるので、用法・用量を選ぶこと。
7.6. 〈C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉投与期間は、臨床効果及び副作用の程度を考慮し、慎重に決定する。なお、C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善では、総投与量として25200万国際単位投与しても効果が認められない場合には投与を中止すること。
7.7. 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉通常、成人には次記の用法・用量のリバビリンを経口投与する。本剤の投与に際しては、患者の状態を考慮し、減量、中止等の適切な処置を行うこと。
1). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉患者の体重60kg以下:リバビリンの1日の投与量600mg(朝食後200mg、夕食後400mg)。
2). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉患者の体重60kgを超え80kg以下:リバビリンの1日の投与量800mg(朝食後400mg、夕食後400mg)。
3). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉患者の体重80kgを超える:リバビリンの1日の投与量1000mg(朝食後400mg、夕食後600mg)。
7.8. 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉本剤の使用にあたっては、ヘモグロビン濃度が12g/dL以上であることが望ましい。
7.9. 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉本剤及びリバビリンの投与期間は、臨床効果(HCV-RNA、ALT等)及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定するが、特に白血球数、好中球数、血小板数、ヘモグロビン濃度の変動に注意し、異常が認められた場合には、用量の変更あるいは投与の中止について考慮すること。
HCVセログループ1で血中HCV-RNA量高値でリバビリン併用のC型慢性肝炎におけるウイルス血症の患者における通常の投与期間は48週間である。HCVセログループ1で血中HCV-RNA量高値以外のリバビリン併用C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善の患者における通常の投与期間は24週間である〔17.1.5、17.1.6参照〕。
7.10. 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉ヘモグロビン濃度減少、白血球数減少、好中球数減少及び血小板数減少が認められた場合には、次記を参考に本剤及びリバビリンの用量の変更あるいは投与の中止について考慮すること。
・ 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉ヘモグロビン濃度(心疾患又はその既往歴のない患者)
1). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉ヘモグロビン濃度10g/dL未満:リバビリン;減量(600mg/日→400mg/日、800mg/日→600mg/日、1000mg/日→600mg/日)/本剤;用量変更なし。
2). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉ヘモグロビン濃度8.5g/dL未満:リバビリン;中止/本剤;中止。
・ 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉ヘモグロビン濃度(心疾患又はその既往歴のある患者)
1). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉心疾患又はその既往歴のある患者でヘモグロビン濃度10g/dL未満又は投与中に投与前値に比べてヘモグロビン濃度2g/dL以上の低下が4週間持続:リバビリン;減量(600mg/日→400mg/日、800mg/日→600mg/日、1000mg/日→600mg/日)/本剤;用量変更なし。
2). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉心疾患又はその既往歴のある患者でヘモグロビン濃度8.5g/dL未満又は減量後4週間経過してもヘモグロビン濃度12g/dL未満:リバビリン;中止/本剤;中止。
・ 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉白血球数、好中球数及び血小板数
1). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉白血球数1500/mm3未満、好中球数750/mm3未満、血小板数50000/mm3未満:リバビリン;用量変更なし/本剤;半量に減量。
2). 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉白血球数1000/mm3未満、好中球数500/mm3未満、血小板数25000/mm3未満:リバビリン;中止/本剤;中止。
7.11. 〈リバビリンとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善〉48週(総投与量として93600万国際単位)を超えて投与した場合の有効性、安全性は確立していない〔17.1.6参照〕。
7.12. 〈C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)〉ウイルス量、セログループ、ジェノタイプ等により有効性が異なるので、適切な用法・用量を選ぶこと。
7.13. 〈C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)〉投与期間は、臨床効果及び副作用の程度を考慮し、慎重に決定する(通常、成人は1日600万国際単位を1週間、以後1日300万国際単位を5週間連日、7週目より1日300万国際単位を週3回静脈内投与又は点滴静注し、投与期間は34~36週間(総投与量として39900万国際単位)とする)〔17.1.7参照〕。
7.14. 〈C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)〉白血球数減少、好中球数減少、血小板数減少がみられた場合には、次を参考に用量の変更、投与間隔の延長及び投与の中止について考慮すること。また、C型代償性肝硬変の場合、本剤の投与により蛋白尿や血清アルブミン低下があらわれるおそれがあるので、臨床検査値の異常に注意のうえ適宜減量を考慮すること。
1). 〈C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)〉白血球数1500/mm3未満、好中球数750/mm3未満、血小板数50000/mm3未満:減量又は投与間隔の延長(変更後の用量の増量及び投与間隔の短縮に際しては、白血球数、好中球数、血小板数が回復していることを確認すること)。
2). 〈C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)〉白血球数1000/mm3未満、好中球数500/mm3未満、血小板数25000/mm3未満:中止(投与の再開に際しては、白血球数、好中球数、血小板数が回復していることを確認すること)。
改訂情報
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医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。