ゾレア皮下注75mgシリンジ
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):2290400G1021
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- オマリズマブ(遺伝子組換え)キット(1)
- 英名(商品名)
- Xolair
- 規格
- 75mg0.5mL1筒
- 薬価
- 11,883.00
- メーカー名
- ノバルティス ファーマ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- アレルギー用薬〔ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体〕
気管支喘息治療薬〔ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体〕 - 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年8月改訂(第5版)
- 告示日
- 2019年5月28日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2019年6月版
- DIRに反映
- 2019年7月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
-
注意情報あり(使用の適否を判断するものではありません)注意
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)。
2). *季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症又は最重症患者に限る)。
3). 特発性慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る)。
*)最適使用推進ガイドライン対象。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈気管支喘息〉高用量の吸入ステロイド薬及び複数の喘息治療薬を併用しても症状が安定せず、通年性吸入抗原に対して陽性を示し、体重及び初回投与前血清中総IgE濃度が投与量換算で定義される基準を満たす場合に本剤を追加して投与すること。
症状が安定しないとは、次記の症状のいずれかが改善しないことを示す。
成人の場合
・ 喘息に起因する明らかな呼吸機能の低下(FEV1.0が予測正常値に対し80%未満)。
・ 毎日喘息症状が観察される。
・ 週1回以上夜間症状が観察される。
小児の場合
・ 毎日喘息症状が観察される。
・ 週1回以上夜間症状が観察される。
・ 週1回以上日常生活が障害される。
5.2. 〈季節性アレルギー性鼻炎〉次のいずれにも該当する患者に、最新のガイドライン等を参考に、ヒスタミンH1受容体拮抗薬に追加して投与すること〔17.1.5参照〕。
・ 原因となる花粉抗原に対して血清特異的IgE抗体検査等で陽性を示す。
・ 過去の治療において、花粉抗原の除去と回避を行ったうえで、鼻噴霧用ステロイド薬とケミカルメディエーター受容体拮抗薬を併用しても、重症又は最重症のアレルギー性鼻炎症状が認められた。
・ 体重及び初回投与前血清中総IgE濃度が投与量換算で定義される基準を満たす。
5.3. 〈特発性慢性蕁麻疹〉食物、物理的刺激等の蕁麻疹の症状を誘発する原因が特定されず、ヒスタミンH1受容体拮抗薬の増量等の適切な治療を行っても、日常生活に支障をきたすほどの痒みを伴う膨疹が繰り返して継続的に認められる場合に本剤を追加して投与すること。
用法用量
〈気管支喘息〉
通常、オマリズマブ(遺伝子組換え)として1回75~600mgを2又は4週間毎に皮下に注射する。1回あたりの投与量並びに投与間隔は、初回投与前血清中総IgE濃度及び体重に基づき、次記の投与量換算により設定する。
〈季節性アレルギー性鼻炎〉
通常、成人及び12歳以上の小児にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回75~600mgを2又は4週間毎に皮下に注射する。1回あたりの投与量並びに投与間隔は、初回投与前血清中総IgE濃度及び体重に基づき、次記の投与量換算により設定する。
[投与量換算(1回投与量)4週間毎投与]
1). 投与前の血清中総IgE濃度≧30~100IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:75mg。
②. 体重>25~30kg:75mg。
③. 体重>30~40kg:75mg。
④. 体重>40~50kg:150mg。
⑤. 体重>50~60kg:150mg。
⑥. 体重>60~70kg:150mg。
⑦. 体重>70~80kg:150mg。
⑧. 体重>80~90kg:150mg。
⑨. 体重>90~125kg:300mg。
⑩. 体重>125~150kg:300mg。
2). 投与前の血清中総IgE濃度>100~200IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:150mg。
②. 体重>25~30kg:150mg。
③. 体重>30~40kg:150mg。
④. 体重>40~50kg:300mg。
⑤. 体重>50~60kg:300mg。
⑥. 体重>60~70kg:300mg。
⑦. 体重>70~80kg:300mg。
⑧. 体重>80~90kg:300mg。
⑨. 体重>90~125kg:450mg。
⑩. 体重>125~150kg:600mg。
3). 投与前の血清中総IgE濃度>200~300IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:150mg。
②. 体重>25~30kg:150mg。
③. 体重>30~40kg:225mg。
④. 体重>40~50kg:300mg。
⑤. 体重>50~60kg:300mg。
⑥. 体重>60~70kg:450mg。
⑦. 体重>70~80kg:450mg。
⑧. 体重>80~90kg:450mg。
⑨. 体重>90~125kg:600mg。
4). 投与前の血清中総IgE濃度>300~400IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:225mg。
②. 体重>25~30kg:225mg。
③. 体重>30~40kg:300mg。
④. 体重>40~50kg:450mg。
⑤. 体重>50~60kg:450mg。
⑥. 体重>60~70kg:450mg。
⑦. 体重>70~80kg:600mg。
⑧. 体重>80~90kg:600mg。
5). 投与前の血清中総IgE濃度>400~500IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:225mg。
②. 体重>25~30kg:300mg。
③. 体重>30~40kg:450mg。
④. 体重>40~50kg:450mg。
⑤. 体重>50~60kg:600mg。
⑥. 体重>60~70kg:600mg。
6). 投与前の血清中総IgE濃度>500~600IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:300mg。
②. 体重>25~30kg:300mg。
③. 体重>30~40kg:450mg。
④. 体重>40~50kg:600mg。
⑤. 体重>50~60kg:600mg。
7). 投与前の血清中総IgE濃度>600~700IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:300mg。
②. 体重>30~40kg:450mg。
③. 体重>40~50kg:600mg。
8). 前記に該当しない場合には2週間毎投与の投与量換算に従い投与すること。
[投与量換算(1回投与量)2週間毎投与]
1). 投与前の血清中総IgE濃度>200~300IU/mL:体重>125~150kg:375mg。
2). 投与前の血清中総IgE濃度>300~400IU/mL:
①. 体重>90~125kg:450mg。
②. 体重>125~150kg:525mg。
3). 投与前の血清中総IgE濃度>400~500IU/mL:
①. 体重>70~80kg:375mg。
②. 体重>80~90kg:375mg。
③. 体重>90~125kg:525mg。
④. 体重>125~150kg:600mg。
4). 投与前の血清中総IgE濃度>500~600IU/mL:
①. 体重>60~70kg:375mg。
②. 体重>70~80kg:450mg。
③. 体重>80~90kg:450mg。
④. 体重>90~125kg:600mg。
⑤. 体重>125~150kg:投与不可。
5). 投与前の血清中総IgE濃度>600~700IU/mL:
①. 体重>25~30kg:225mg。
②. 体重>50~60kg:375mg。
③. 体重>60~70kg:450mg。
④. 体重>70~80kg:450mg。
⑤. 体重>80~90kg:525mg。
⑥. 体重>90~150kg:投与不可。
6). 投与前の血清中総IgE濃度>700~800IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:225mg。
②. 体重>25~30kg:225mg。
③. 体重>30~40kg:300mg。
④. 体重>40~50kg:375mg。
⑤. 体重>50~60kg:450mg。
⑥. 体重>60~70kg:450mg。
⑦. 体重>70~80kg:525mg。
⑧. 体重>80~90kg:600mg。
⑨. 体重>90~150kg:投与不可。
7). 投与前の血清中総IgE濃度>800~900IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:225mg。
②. 体重>25~30kg:225mg。
③. 体重>30~40kg:300mg。
④. 体重>40~50kg:375mg。
⑤. 体重>50~60kg:450mg。
⑥. 体重>60~70kg:525mg。
⑦. 体重>70~80kg:600mg。
⑧. 体重>80~150kg:投与不可。
8). 投与前の血清中総IgE濃度>900~1000IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:225mg。
②. 体重>25~30kg:300mg。
③. 体重>30~40kg:375mg。
④. 体重>40~50kg:450mg。
⑤. 体重>50~60kg:525mg。
⑥. 体重>60~70kg:600mg。
⑦. 体重>70~150kg:投与不可。
9). 投与前の血清中総IgE濃度>1000~1100IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:225mg。
②. 体重>25~30kg:300mg。
③. 体重>30~40kg:375mg。
④. 体重>40~50kg:450mg。
⑤. 体重>50~60kg:600mg。
⑥. 体重>60~150kg:投与不可。
10). 投与前の血清中総IgE濃度>1100~1200IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:300mg。
②. 体重>25~30kg:300mg。
③. 体重>30~40kg:450mg。
④. 体重>40~50kg:525mg。
⑤. 体重>50~60kg:600mg。
⑥. 体重>60~150kg:投与不可。
11). 投与前の血清中総IgE濃度>1200~1300IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:300mg。
②. 体重>25~30kg:375mg。
③. 体重>30~40kg:450mg。
④. 体重>40~50kg:525mg。
⑤. 体重>50~150kg:投与不可。
12). 投与前の血清中総IgE濃度>1300~1500IU/mL:
①. 体重≧20~25kg:300mg。
②. 体重>25~30kg:375mg。
③. 体重>30~40kg:525mg。
④. 体重>40~50kg:600mg。
⑤. 体重>50~150kg:投与不可。
13). 前記に該当しない場合には4週間毎投与の投与量換算に従い投与すること。
投与量換算では、本剤の臨床推奨用量である0.008mg/kg/[IU/mL]以上(2週間間隔皮下投与時)又は0.016mg/kg/[IU/mL]以上(4週間間隔皮下投与時)となるよう投与量が設定されている。
〈特発性の慢性蕁麻疹〉
通常、成人及び12歳以上の小児にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを4週間毎に皮下に注射する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈気管支喘息、季節性アレルギー性鼻炎〉投与量換算に該当しない患者への投与は行わないこと。
7.2. 〈気管支喘息、季節性アレルギー性鼻炎〉本剤投与中に大幅に体重が変化した場合には、本剤の臨床推奨用量が投与されない可能性があるので、投与量換算に基づいて投与量並びに投与間隔を再設定すること(特に小児では、成長に伴う体重の増加に注意すること)。
7.3. 〈気管支喘息、季節性アレルギー性鼻炎〉本剤投与によりIgEの消失半減期が延長し、血清中総IgE濃度が上昇するので本剤投与中に測定した血清中総IgE濃度による用法・用量の再設定は行わないこと。また、気管支喘息、季節性アレルギー性鼻炎の場合、本剤投与中止後1年間は血清中総IgE濃度の上昇が持続する場合があるので、1年未満に投与を再開する場合は、最初の用量設定時に得られた血清中総IgE濃度に基づいて用量を設定すること(ただし、本剤の投与中断期間が1年以上の場合は、血清中総IgE濃度を再測定してもよい)〔12.臨床検査結果に及ぼす影響の項参照〕。
7.4. 〈気管支喘息、季節性アレルギー性鼻炎〉本剤投与中に喘息又は季節性アレルギー性鼻炎の症状の改善が認められた場合においても、投与量換算により設定された投与量を変更しないこと。
7.5. 〈気管支喘息〉用法及び用量どおり、16週間使用しても効果が認められない場合には、漫然と投与を続けないよう注意すること。
7.6. 〈季節性アレルギー性鼻炎〉本剤投与が必要な季節性アレルギー性鼻炎に係る原因花粉抗原の飛散時期にのみ投与すること。なお、季節性アレルギー性鼻炎の場合、日本人を対象とした臨床試験において、本剤の12週以降の使用経験は無いため、12週以降も継続して投与する場合は、患者の状態を考慮し、その必要性を慎重に判断すること。また、季節性アレルギー性鼻炎の場合、症状発現初期に投与を開始することが望ましい〔15.1.5、17.1.5、18.2参照〕。
7.7. 〈特発性慢性蕁麻疹〉日本人を対象とした臨床試験において、本剤の12週以降の使用経験は無いため、12週以降も継続して投与する場合は、患者の状態を考慮し、その必要性を慎重に判断すること。特に、特発性慢性蕁麻疹の場合、用法及び用量どおり、12週間使用しても効果が認められない場合には、漫然と投与を続けないよう注意すること〔15.1.6、17.1.6参照〕。
改訂情報
2024年4月11日 DSU No.325 【その他】
【14.適用上の注意】(一部改訂)
【新様式】
[薬剤投与前の注意]
〈製剤共通〉
下記の投与液量一覧表を参考に、使用するシリンジ又はペンの本数を決定する。
投与液量一覧表
【14.適用上の注意】(一部改訂)
【新様式】
投与する約30分前に冷蔵庫から取り出し、外箱に入れたまま室温(25℃以下)に戻すこと。室温に戻した後、速やかに使用しない場合は、再度冷蔵保存(2-8℃)することも可能だが、室温での保存は累積48時間を超えないこと。
【14.適用上の注意】(一部改訂)
【新様式】
[薬剤投与時の注意]
複数のシリンジ又はペンを使用する場合には、部位を分けて投与すること。
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医師の処方により使用する医薬品。