ジャディアンス錠10mgと同一成分[エンパグリフロジン(内用)]の医薬品情報一覧

表を左右にスクロールして
ご覧いただけます

商品名 会社名 規格 剤形 薬価 先発後発区分 標準化適応症
ジャディアンス錠10mg 日本ベーリンガー 10mg1錠 フィルムコーティング錠 188.90 先発品(後発品なし) 2型糖尿病
慢性心不全
慢性腎臓病[末期腎不全又は透析施行中の患者を除く]
ジャディアンス錠25mg 日本ベーリンガー 25mg1錠 フィルムコーティング錠 322.60 先発品(後発品なし) 2型糖尿病

ジャディアンス錠10mgの情報

糖尿病治療薬(血糖降下薬) > SGLT2阻害薬

18.1.1 腎臓で濾過されたグルコースは近位尿細管に存在するヒトナトリウム-グルコース共役輸送担体2(SGLT2)によってほぼ完全に再吸収され、わずかではあるがSGLT1によっても再吸収される。エンパグリフロジンはSGLT2選択的な競合阻害剤で、腎臓によるグルコースの再吸収を阻害することにより尿中グルコース排泄量を増加させ、血糖を低下させる。
18.1.2 エンパグリフロジンは腎臓の近位尿細管におけるSGLT2を介して、グルコースだけではなくナトリウム再吸収も抑制するため、遠位尿細管へのナトリウム送達が増加する。その結果として、尿細管糸球体フィードバックの増加、心臓の前負荷及び後負荷の減少、並びに交感神経活性の低下など生理的機能に変化を及ぼす可能性がある。また、エンパグリフロジンの内皮機能に対する直接的作用、心臓及び腎臓の代替エネルギー源としてのケトン体供給による代謝への作用及び酸化ストレス、炎症及びリモデリングの抑制も慢性心不全及び慢性腎臓病に対する作用に寄与している可能性がある。

低血糖
ケトアシドーシス
脱水
敗血症
外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)
腎盂腎炎

妊婦又は妊娠している可能性のある女性→投与禁忌(本剤を投与せず、2型糖尿病患者ではインスリン製剤等を使用する)

授乳婦→授乳しないことが望ましい

1型糖尿病の患者
高度腎機能障害患者
手術前後の患者
重症ケトーシスの患者
重症感染症のある患者
重篤な外傷のある患者
糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者
透析中の末期腎不全患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
1型糖尿病を合併した慢性心不全患者及び慢性腎臓病患者

肝消失型

※該当の情報なし、または情報収集中

運転注意