カナリア配合錠と同一成分[テネリグリプチン臭化水素酸塩・カナグリフロジン配合剤(内用)]の医薬品情報一覧

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商品名 会社名 規格 剤形 薬価 先発後発区分 標準化適応症
カナリア配合錠 田辺三菱 1錠 フィルムコーティング錠 220.00 先発品(後発品なし) 2型糖尿病

カナリア配合錠の情報

糖尿病治療薬(血糖降下薬) > 糖尿病治療薬合剤:DPP-4阻害薬・SGLT2阻害薬合剤

18.1.1 テネリグリプチン
グルカゴン様ペプチド‐1(GLP‐1)は、食事に応答して消化管から分泌され、膵臓からのインスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制することで、食後血糖を調節している。テネリグリプチンは、ジペプチジルペプチダーゼ‐4(DPP‐4)活性の阻害によりGLP‐1の分解を抑制し、活性型GLP‐1の血中濃度を増加させることにより、血糖低下作用を発揮する。
18.1.2 カナグリフロジン
ナトリウム‐グルコース共輸送体2(SGLT2)は腎臓で近位尿細管に限局して分布しており、糸球体ろ過されたグルコースの大部分を血液中に再吸収させる役割を担っている。
カナグリフロジンは、SGLT2を選択的に阻害し、腎臓でのグルコースの再吸収を抑制することで、血中に過剰に存在するグルコースを尿糖として排泄し血糖低下作用を発揮する。

肝機能障害(肝障害)
間質性肺炎
腸閉塞
膵炎
低血糖
ケトアシドーシス
脱水
敗血症
外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)
腎盂腎炎
天疱瘡様症状(水疱性類天疱瘡)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性→投与禁忌(本剤を投与せず、インスリン製剤等を使用する)

授乳婦→授乳しないことが望ましい

1型糖尿病の患者
高度腎機能障害患者
手術前後の患者
重症ケトーシスの患者
重症感染症のある患者
重篤な外傷のある患者
糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者
透析中の末期腎不全患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

[テネリグリプチン]不明
[カナグリフロジン]腎排泄・肝消失型

[テネリグリプチン]CYP3A4、FMO1、FMO3
[カナグリフロジン]UGT1A9、UGT2B4

運転注意