バンコマイシン塩酸塩点滴静注用0.5g「日医工」
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):6113400A1162
- 収載区分
- 統一名収載
- 先発・後発情報
- その他
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- バンコマイシン塩酸塩0.5g静注用
- 英名(商品名)
- Vancomycin hydrochloride
- 規格
- 0.5g1瓶
- 薬価
- 648.00
- メーカー名
- 日医工
- 規制区分
- -
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- グリコペプチド系抗生物質
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2019年3月改訂(第5版)
- 告示日
- 2012年12月14日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2013年1月版
- DIRに反映
- 2013年1月版
- DIR削除予定
- 2025年10月版
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1.バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA):敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、腹膜炎、化膿性髄膜炎。
2.バンコマイシンに感性のメチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(MRCNS):敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、腹膜炎、化膿性髄膜炎。
3.バンコマイシンに感性のペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP):敗血症、肺炎、化膿性髄膜炎。
4.MRSA又はMRCNS感染が疑われる発熱性好中球減少症。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
1.本剤の副作用として聴力低下、難聴等の第8脳神経障害がみられることがあり、また化膿性髄膜炎においては、後遺症として聴覚障害が発現する恐れがあるので、特に小児等、適応患者の選択に十分注意し、慎重に投与する。
2.PRSP肺炎の場合には、アレルギー、薬剤感受性など他剤による効果が期待できない場合にのみ使用する。
3.MRSA又はMRCNS感染が疑われる発熱性好中球減少症に用いる場合には、次記の点に注意する。
1).本剤は、次の条件を満たし、かつMRSA又はMRCNSが原因菌であると疑われる症例に投与する:発熱性好中球減少症に用いる場合、1回の検温で38℃以上の発熱、又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱で、好中球数が500/mm3未満の場合、又は1000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合、かつMRSA又はMRCNSが原因菌であると疑われる症例に投与する。
2).発熱性好中球減少症に用いる場合、国内外のガイドラインを参照し、本疾患の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ実施する。
3).発熱性好中球減少症に用いる場合、本剤投与前に血液培養を実施する。発熱性好中球減少症でMRSA又はMRCNS感染の可能性が否定された場合には本剤の投与中止や他剤への変更を考慮する。
4).発熱性好中球減少症に用いる場合、本剤投与の開始時期の指標である好中球数が緊急時等で確認できない場合には、白血球数の半数を好中球数として推定する。
適応菌種
1.バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)。
2.バンコマイシンに感性のメチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(MRCNS)。
3.バンコマイシンに感性のペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)。
用法用量
バンコマイシン塩酸塩として1日2g(力価)を1回0.5g(力価)6時間ごと又は1回1g(力価)12時間ごとに分割して、それぞれ60分以上かけて点滴静注する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
高齢者には、1回0.5g(力価)12時間ごと又は1回1g(力価)24時間ごとに、それぞれ60分以上かけて点滴静注する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
小児、乳児には、1日40mg(力価)/kgを2~4回に分割して、それぞれ60分以上かけて点滴静注する。
新生児には、1回投与量を10~15mg(力価)/kgとし、生後1週までの新生児に対しては12時間ごと、生後1カ月までの新生児に対しては8時間ごとに、それぞれ60分以上かけて点滴静注する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.急速なワンショット静注又は短時間での点滴静注を行うとヒスタミンが遊離されてred neck症候群(red man症候群)(顔紅斑性充血、頚紅斑性充血、躯幹紅斑性充血、顔そう痒、頚そう痒、躯幹そう痒等)、血圧低下等の副作用が発現することがあるので、60分以上かけて点滴静注する。
2.腎障害のある患者、高齢者には、投与量・投与間隔の調節を行い、血中濃度をモニタリングするなど慎重に投与する。
3.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、次のことに注意する。
1).感染症の治療に十分な知識と経験を持つ医師又はその指導の下で行う。
2).原則として他の抗菌薬及び本剤に対する感受性を確認する。
3).投与期間は、感染部位、重症度、患者の症状等を考慮し、適切な時期に、本剤の継続投与が必要か否か判定し、疾病の治療上必要な最低限の期間の投与にとどめる。
改訂情報
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医師の処方により使用する医薬品。