ベルケイド注射用3mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品あり)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ボルテゾミブ注射用
- 英名(商品名)
- Velcade
- 規格
- 3mg1瓶
- 薬価
- 77,417.00
- メーカー名
- ヤンセンファーマ
- 規制区分
- 毒薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔プロテアソーム阻害薬〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年9月改訂(第3版)
- 告示日
- 2006年12月1日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2007年1月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
-
禁止情報あり(使用の適否を判断するものではありません)禁止
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- 対象
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 多発性骨髄腫。
2). マントル細胞リンパ腫。
3). 原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫。
4). 全身性ALアミロイドーシス。
(効能又は効果に関連する注意)
〈多発性骨髄腫、マントル細胞リンパ腫及び全身性ALアミロイドーシス〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.1-17.1.6参照〕。
用法用量
〈多発性骨髄腫〉
通常、成人に1日1回、ボルテゾミブとして1.3mg/㎡(体表面積)を次のA法又はB法で静脈内投与又は皮下投与する。本剤は最低72時間空けて投与すること。
A法:
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、週2回、2週間(1、4、8、11日目)投与した後、10日間休薬(12~21日目)する。この3週間を1サイクルとし、2又は8サイクルまで投与を繰り返す。3又は9サイクル以降は、週1回、2週間(1、8日目)投与し、13日間休薬(9~21日目)する。この3週間を1サイクルとし、18サイクルまで投与を繰り返す。週1回投与への移行時期は併用する抗悪性腫瘍剤を考慮して選択すること。
B法(再発又は難治性の場合に限る):
週2回、2週間(1、4、8、11日目)投与した後、10日間休薬(12~21日目)する。この3週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。
8サイクルを超えて継続投与する場合には前記の用法・用量で投与を継続するか、又は維持療法として週1回、4週間(1、8、15、22日目)投与した後、13日間休薬(23~35日目)する。この5週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。
〈マントル細胞リンパ腫〉
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人に1日1回、ボルテゾミブとして1.3mg/㎡(体表面積)を1、4、8、11日目に静脈内投与した後、10日間休薬(12~21日目)する。この3週間を1サイクルとし、6サイクルまで(6サイクル目に初めて奏効が認められた場合は8サイクルまで)投与を繰り返す。本剤は最低72時間空けて投与すること。なお、静脈内投与が困難な場合には、皮下投与することもできる。
〈原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫〉
通常、成人に1日1回、ボルテゾミブとして1.3mg/㎡(体表面積)を1、4、8、11日目に静脈内投与又は皮下投与した後、10日間休薬(12~21日目)する。この3週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。本剤は最低72時間空けて投与すること。
〈全身性ALアミロイドーシス〉
他の薬剤との併用において、通常、成人に1日1回、ボルテゾミブとして1.3mg/㎡(体表面積)を1、8、15、22日目に皮下投与する。28日間を1サイクルとし、6サイクルまで投与を繰り返す。注射部位反応が発現した場合には、静脈内投与することもできる。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉本剤の投与については、次の記載に従って、適切に減量、休薬又は投与中止の判断を行うこと。
7.1.1. 多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、リンパ形質細胞リンパ腫及び全身性ALアミロイドーシス
・ *Grade3/4の副作用の場合(末梢性ニューロパチー又は神経障害性疼痛を除く)
多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、リンパ形質細胞リンパ腫及び全身性ALアミロイドーシスでGrade3以上の非血液毒性<末梢性ニューロパチー・神経障害性疼痛除く>又はGrade4の血液毒性に該当する副作用が発現した場合は、回復するまで休薬し、投与を再開する場合には、本剤の投与による有益性と危険性を慎重に検討した上で、[Grade3/4の副作用(末梢性ニューロパチー又は神経障害性疼痛を除く)に対する減量の目安]を目安として減量等を考慮する(副作用が回復しない場合又は最低投与量(0.7mg/㎡)でも再発する場合は、本剤の投与中止を考慮する)〔8.6参照〕[Grade3/4の副作用(末梢性ニューロパチー又は神経障害性疼痛を除く)に対する減量の目安:1)副作用発現時の投与量1.3mg/㎡で減量の目安1.0mg/㎡、2)副作用発現時の投与量1.0mg/㎡で減量の目安0.7mg/㎡、3)副作用発現時の投与量0.7mg/㎡で投与中止]。
・ 末梢性ニューロパチー又は神経障害性疼痛について
本剤に起因すると考えられる末梢性ニューロパチー又は神経障害性疼痛が発現した場合は、次に示す用法及び用量変更の目安に従って減量、休薬又は中止すること〔8.4、11.1.3参照〕。
[末梢性ニューロパチー又は神経障害性疼痛に対する用法及び用量変更の目安]
1). 疼痛又は機能消失を伴わないGrade1(症状がない;深部腱反射低下又は知覚異常):用法及び用量変更なし。
2). 疼痛を伴うGrade1又はGrade2(中等度の症状がある;身の回り以外の日常生活動作制限):1.3mg/㎡の場合1.0mg/㎡へ減量又は1.0mg/㎡の場合0.7mg/㎡へ減量。
3). 疼痛を伴うGrade2又はGrade3(高度の症状がある;身の回りの日常生活動作制限):回復するまで休薬し、症状が回復した場合は、0.7mg/㎡に減量した上で週1回投与に変更。
4). Grade4(生命を脅かす;緊急処置を要する):投与中止。
7.1.2. マントル細胞リンパ腫:新たなサイクルを開始する前に次を確認すること;1)血小板数が100000/μL以上、好中球数が1500/μL以上及びヘモグロビン値が8g/dL以上であること、2)非血液毒性がGrade1又は投与前値に回復していること〔8.6参照〕。
[副作用発現時の用法及び用量変更の目安]
1). マントル細胞リンパ腫で発熱を伴うGrade3以上の好中球減少症、7日間を超えて持続するGrade4の好中球減少症、血小板数10000/μL未満が発現した場合:好中球数が750/μL以上、血小板数が25000/μL以上に回復するまで最長2週間本剤を休薬する;①本剤休薬後も好中球数が750/μL以上、血小板数が25000/μL以上まで回復しない場合には、本剤の投与を中止すること、②好中球数が750/μL以上、血小板数が25000/μL以上まで回復した場合には、本剤の投与量を1段階減量して投与する(1.3mg/㎡の場合1.0mg/㎡へ減量、1.0mg/㎡の場合0.7mg/㎡へ減量)。
2). マントル細胞リンパ腫で本剤投与日(各サイクルの第1日目以外)に血小板数25000/μL未満又は好中球数750/μL未満の場合:本剤の投与を最長2日間延期し、2日を越える延期を要する場合は本剤を休薬する。
3). マントル細胞リンパ腫でGrade3以上の非血液毒性<末梢性ニューロパチー・神経障害性疼痛除く>が発現した場合:Grade2以下に回復するまで本剤を休薬し、回復した場合は本剤の投与量を1段階減量して投与する(1.3mg/㎡の場合1.0mg/㎡へ減量、1.0mg/㎡の場合0.7mg/㎡へ減量)。
4). 末梢性ニューロパチー又は神経障害性疼痛が発現した場合:「7.1.1末梢性ニューロパチー又は神経障害性疼痛について」に従うこと〔8.4、11.1.3参照〕。
*NCI-CTCAE v4.0。
7.2. 〈多発性骨髄腫〉未治療の多発性骨髄腫に対し、本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない。
7.3. 〈多発性骨髄腫〉週1回投与への移行時期、本剤と併用する抗悪性腫瘍剤等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること〔17.1.1-17.1.4参照〕。
7.4. 〈マントル細胞リンパ腫〉本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない。
7.5. 〈マントル細胞リンパ腫〉本剤を含むがん化学療法については、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で、患者の状態や化学療法歴に応じて選択をすること〔17.1.5参照〕。
7.6. 〈マントル細胞リンパ腫〉皮下投与の臨床試験成績は得られていない。
7.7. 〈全身性ALアミロイドーシス〉本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない。
7.8. 〈全身性ALアミロイドーシス〉本剤と併用する薬剤等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること〔17.1.6参照〕。
改訂情報
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