ダサチニブ錠50mg「JG」
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 後発品(加算対象)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ダサチニブ錠
- 英名(商品名)
- Dasatinib JG
- 規格
- 50mg1錠
- 薬価
- 2,860.40
- メーカー名
- 日本ジェネリック
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔チロシンキナーゼ阻害薬〕
- 色
- 白〜微黄白
- 識別コード
- (本体)ダサチニブ 50 JG (本体)ダサチニブ 50 JG (被包)50 50 JG (被包)50
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年9月改訂(第2版)
- 告示日
- 2022年6月16日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2022年7月版
- DIRに反映
- 2022年7月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 慢性骨髄性白血病。
2). 再発又は難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
5.2. 〈慢性骨髄性白血病〉染色体検査又は遺伝子検査により慢性骨髄性白血病と診断された患者に使用すること。
5.3. 〈慢性骨髄性白血病〉イマチニブ抵抗性慢性骨髄性白血病患者に本剤を使用する際には、イマチニブに効果不十分又は忍容性のない患者を選択すること。
用法用量
〈慢性骨髄性白血病〉
(1). 慢性期
通常、成人にはダサチニブとして1日1回100mgを経口投与する。
なお、患者の状態により適宜増減するが、1日1回140mgまで増量できる。
(2). 移行期又は急性期
通常、成人にはダサチニブとして1回70mgを1日2回経口投与する。
なお、患者の状態により適宜増減するが、1回90mgを1日2回まで増量できる。
〈再発又は難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病〉
通常、成人にはダサチニブとして1回70mgを1日2回経口投与する。
なお、患者の状態により適宜増減するが、1回90mgを1日2回まで増量できる。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の用法・用量は、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で、患者の状態や化学療法歴に応じて選択すること。
7.2. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.3. 副作用により、本剤を休薬、減量又は中止する場合には、副作用の症状、重症度等に応じて次の基準を考慮すること。
7.3.1. 血液系の副作用と投与量調節の基準〔8.1、11.1.1参照〕
1). 慢性期慢性骨髄性白血病<CML>(初回用量1日1回100mg):好中球数1000/mm3未満又は血小板数50000/mm3未満;①好中球数1000/mm3以上及び血小板数50000/mm3以上に回復するまで休薬する、②1日1回100mgで治療を再開する、③血小板数が25000/mm3を下回るか、再び好中球数が7日間を超えて1000/mm3を下回った場合は、①へ戻る、2回目の発現時は1日1回80mgで治療を再開し、3回目の発現時は、初発の慢性期CML患者では1日1回50mgで治療を再開し、イマチニブに効果不十分又は忍容性のない慢性期CML患者では投与を中止する。
2). 移行期CML、急性期CML又はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)(初回用量1回70mgを1日2回):好中球数500/mm3未満又は血小板数10000/mm3未満(原則として、患者の全身状態に十分注意し、少なくとも投与開始(第1日)から第14日までは治療を継続した後の検査値);①血球減少が白血病に関連しているかを確認(骨髄穿刺又は生検)する、②白血病に関連しない場合は、好中球数1000/mm3以上及び血小板数20000/mm3以上に回復するまで休薬する、③1回70mgを1日2回で治療を再開する、④再度発現した場合には、①へ戻り、2回目の発現時は1回50mgを1日2回、3回目の発現時は1回40mgを1日2回で治療を再開する、⑤白血病に関連する場合は、1回90mgを1日2回までの増量を考慮する。
7.3.2. 非血液系の副作用と投与量調節の基準
1). 慢性期慢性骨髄性白血病<CML>(初回用量1日1回100mg):グレード3の非血液系副作用又はグレード4の非血液系副作用;①グレード1以下又はベースラインに回復するまで休薬する、②1日1回80mgで治療を再開する、③再び同じ副作用(グレード3又は4)が発現した場合には、初発の慢性期CML患者では①へ戻り、1日1回50mgで治療を再開し、イマチニブに効果不十分又は忍容性のない慢性期CML患者では原則として投与を中止する。
2). 移行期CML、急性期CML又はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)(初回用量1回70mgを1日2回):グレード3の非血液系副作用又はグレード4の非血液系副作用;①グレード1以下又はベースラインに回復するまで休薬する、②1回50mgを1日2回で治療を再開する、③再び同じ副作用(グレード3又は4)が発現した場合には、原則として投与を中止する。
グレードはNCI-CTCに準じる。
7.4. 患者の安全性と忍容性を考慮して次記に該当する場合は、「6.用法及び用量」に従って、慢性期慢性骨髄性白血病では1回140mgまで、移行期慢性骨髄性白血病、急性期慢性骨髄性白血病又はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病では1回90mgまで増量することができる。
・ 慢性期慢性骨髄性白血病では、病状が進行した場合、「6.用法及び用量」に従って、1回140mgまで増量することができ、移行期慢性骨髄性白血病、急性期慢性骨髄性白血病又はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病では、病状が進行した場合、「6.用法及び用量」に従って、1回90mgまで増量することができる。
・ 慢性期慢性骨髄性白血病では、少なくとも1ヵ月以上投与しても、十分な血液学的効果がみられない場合、「6.用法及び用量」に従って、1回140mgまで増量することができ、移行期慢性骨髄性白血病、急性期慢性骨髄性白血病又はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病では、少なくとも1ヵ月以上投与しても、十分な血液学的効果がみられない場合、「6.用法及び用量」に従って、1回90mgまで増量することができる。
外形画像
改訂情報
2024年3月1日 DSU No.324 【その他】
【5.効能又は効果に関連する注意】(追記)
【新様式】
〈慢性骨髄性白血病〉
染色体検査又は遺伝子検査により慢性骨髄性白血病と診断された患者に使用すること。
【5.効能又は効果に関連する注意】(追記)
【新様式】
イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病患者に本剤を使用する際には、イマチニブに効果不十分又は忍容性のない患者を選択すること。
【6.用法及び用量】(追記)
【新様式】
〈慢性骨髄性白血病〉
慢性期:
通常、成人にはダサチニブとして1日1回100mgを経口投与する。
なお、患者の状態により適宜増減するが、1日1回140mgまで増量できる。
【6.用法及び用量】(追記)
【新様式】
移行期又は急性期:
通常、成人にはダサチニブとして1回70mgを1日2回経口投与する。
なお、患者の状態により適宜増減するが、1回90mgを1日2回まで増量できる。
【7.用法及び用量に関連する注意】(一部改訂)
【新様式】
副作用により、本剤を休薬、減量又は中止する場合には、副作用の症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮すること。
【7.用法及び用量に関連する注意】(一部改訂)
【新様式】
血液系の副作用と投与量調節の基準
【7.用法及び用量に関連する注意】(一部改訂)
【新様式】
非血液系の副作用と投与量調節の基準
【7.用法及び用量に関連する注意】(一部改訂)
【新様式】
患者の安全性と忍容性を考慮して下記に該当する場合は、「6.用法及び用量」に従って、慢性期慢性骨髄性白血病では1回140mgまで、移行期慢性骨髄性白血病、急性期慢性骨髄性白血病又はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病では1回90mgまで増量することができる。
・病状が進行した場合
・少なくとも1ヵ月以上投与しても、十分な血液学的効果がみられない場合
【8.重要な基本的注意】(一部改訂)
【新様式】
骨髄抑制があらわれることがあるので、本剤投与中は、定期的に血液検査(血球数算定、白血球分画等)を行うこと。
血液検査は投与開始前と投与後の2ヵ月間は毎週、その後は1ヵ月毎に、また、患者の状態に応じて適宜行うこと。
これらの血球減少は疾患の病期にも依存し、慢性期慢性骨髄性白血病に比べて移行期・急性期慢性骨髄性白血病やフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の患者での頻度が高い。
本剤の投与にあたってはG-CSF製剤の適切な使用に関しても考慮すること。
【9.1合併症・既往歴等のある患者】(追記)
【新様式】
イマチニブに忍容性のない慢性骨髄性白血病患者:
前治療の副作用の内容を確認してから投与すること。
本剤を使用する際には、慎重に経過観察を行い、副作用発現に注意すること。イマチニブの投与中止の原因となった副作用と同様の副作用が起こるおそれがある。
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。