テモダール点滴静注用100mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- テモゾロミド注射用
- 英名(商品名)
- Temodal
- 規格
- 100mg1瓶
- 薬価
- 28,592.00
- メーカー名
- 大原薬品
- 規制区分
- 毒薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔アルキル化薬〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年7月改訂(第3版)
- 告示日
- 2010年4月16日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2010年5月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 悪性神経膠腫。
2). 再発又は難治性のユーイング肉腫。
用法用量
〈効能共通〉
次記のとおり本剤を90分間かけて静脈内投与する。
〈悪性神経膠腫〉
初発の悪性神経膠腫の場合:
放射線照射との併用にて、通常、成人ではテモゾロミドとして75mg/㎡(体表面積)を1日1回42日間投与し、4週間休薬する。その後、本剤単独にて、テモゾロミドとして150mg/㎡(体表面積)を1日1回5日間投与し、23日間休薬する。この28日を1クールとし、次クールでは1回200mg/㎡に増量することができる。
再発の悪性神経膠腫の場合:
通常、成人ではテモゾロミドとして150mg/㎡(体表面積)を1日1回5日間投与し、23日間休薬する。この28日を1クールとし、次クールで1回200mg/㎡に増量することができる。
〈再発又は難治性のユーイング肉腫〉
イリノテカンとの併用において、通常、テモゾロミドとして1回100mg/㎡を1日1回連日5日間投与し、16日間以上休薬する。これを1クールとし、投与を反復する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈悪性神経膠腫〉初発の悪性神経膠腫の場合
7.1.1. 〈悪性神経膠腫〉放射線照射との併用時
(1). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射との併用時>の場合、本剤の投与開始にあたっては次の条件をすべて満たすこと:1)好中球数が1500/mm3以上、2)血小板数が100000/mm3以上。
(2). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射との併用時>の場合、少なくとも週1回の頻度で血液検査を実施し、本剤継続の可否を判断すること。次の副作用発現時は投与量の増減を行わず、次記の基準に基づき休薬又は中止すること。
1). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射との併用時>の場合[継続基準]好中球数が1500/mm3以上、血小板数が100000/mm3以上、脱毛、悪心、嘔吐を除く非血液学的な副作用がGrade1以下。
2). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射との併用時>の場合[休薬基準]好中球数が500/mm3以上1500/mm3未満、血小板数が10000/mm3以上100000/mm3未満、脱毛・悪心・嘔吐を除く中等度の非血液学的副作用<Grade2>。
3). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射との併用時>の場合[中止基準]好中球数が500/mm3未満、血小板数が10000/mm3未満、脱毛・悪心・嘔吐を除く重度非血液学的副作用<Grade3>又は脱毛・悪心・嘔吐を除く生命を脅かす非血液学的副作用<Grade4>。
非血液学的な副作用(NCI-CTC Grade):脱毛、悪心、嘔吐は含まない。
(3). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射との併用時>で放射線照射の中断により放射線治療期間が延長した場合、(2)の継続基準の条件を満たしたときに限り、42日間連日点滴静注を最長49日まで延長することができる。
7.1.2. 〈悪性神経膠腫〉放射線照射後の単剤投与時
(1). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射後の単剤投与時>の場合、本剤の投与開始にあたっては次の条件をすべて満たすこと:1)好中球数が1500/mm3以上、2)血小板数が100000/mm3以上。
(2). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射後の単剤投与時>の場合、第1クールの期間中、好中球数最低値が1500/mm3以上、血小板数最低値が100000/mm3以上、脱毛、悪心、嘔吐を除く非血液学的な副作用の程度がGrade2(中等度)以下の条件をすべて満たした場合に限り第2クールで投与量を200mg/㎡/日に増量すること(なお、第2クール開始時に増量できなかった場合、それ以後のクールでは増量しないこと)。
(3). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射後の単剤投与時>の場合、各クールの期間中、血液検査を適切な時期に実施し、好中球数及び血小板数の最低値に基づいて次クールでの用量調整の必要性について判断すること。なお、好中球数及び血小板数が最低値に達するのは本剤投与後22日以降と比較的遅いことが知られている。また、初発悪性神経膠腫<放射線照射後の単剤投与時>の場合、各クールの開始にあたっては、適切な時期に血液検査を実施し、好中球数が1500/mm3以上、血小板数が100000/mm3以上になるまで投与を開始しないこと。
(4). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射後の単剤投与時>の場合、各クール開始にあたっては、直前のクールにおいて次の場合には本剤を50mg/㎡減量とすること:1)好中球数の最低値が1000/mm3未満、2)血小板数の最低値が50000/mm3未満、3)脱毛、悪心、嘔吐を除くGrade3の非血液学的な副作用が出現した場合。
(5). 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫<放射線照射後の単剤投与時>の場合、次の場合は本剤の投与を中止すること:1)脱毛・悪心・嘔吐を除くGrade4の非血液学的副作用が出現した場合、2)100mg/㎡/日未満に減量が必要となった場合、3)脱毛、悪心、嘔吐を除く、減量後に直前のクールと同じGrade3の非血液学的副作用が再度出現した場合。
7.2. 〈悪性神経膠腫〉再発の悪性神経膠腫の場合
7.2.1. 〈悪性神経膠腫〉再発悪性神経膠腫の場合、本剤の投与開始にあたっては次の条件をすべて満たすこと:1)好中球数が1500/mm3以上、2)血小板数が100000/mm3以上。
7.2.2. 〈悪性神経膠腫〉再発悪性神経膠腫の場合、第1クール以後、次の条件をすべて満たした場合に限り、次クールの投与量を200mg/㎡/日に増量することができる:1)好中球数の最低値が1500/mm3以上、2)血小板数の最低値が100000/mm3以上。
7.2.3. 〈悪性神経膠腫〉再発悪性神経膠腫の場合、各クールの期間中、血液検査を適切な時期に実施し、好中球数及び血小板数の最低値に基づいて次クールでの用量調整の必要性について判断すること。なお、好中球数及び血小板数が最低値に達するのは本剤投与後22日以降と比較的遅いことが知られている。また、再発悪性神経膠腫の場合、各クールの開始にあたっては、適切な時期に血液検査を実施し、好中球数が1500/mm3以上、血小板数が100000/mm3以上になるまで投与を開始しないこと。
7.2.4. 〈悪性神経膠腫〉再発悪性神経膠腫の場合、各クール開始にあたっては、直前のクールにおいて次の場合には本剤を50mg/㎡減量とすること:1)好中球数の最低値が1000/mm3未満、2)血小板数の最低値が50000/mm3未満、3)脱毛、悪心、嘔吐を除くGrade3の非血液学的な副作用が出現した場合。
7.2.5. 〈悪性神経膠腫〉再発悪性神経膠腫の場合、100mg/㎡/日未満に減量が必要となった場合は本剤の投与を中止すること。
改訂情報
2024年10月22日 DSU No.330 【その他】
【9.5妊婦】(一部改訂)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊娠中にテモゾロミドを投与された患者で、児の多発奇形が報告されている。ラット、ウサギにおいて、胚・胎児死亡及び奇形(50mg/㎡/日)が報告されている。
2024年4月11日 DSU No.325 【その他】
【9.4生殖能を有する者】(一部改訂)
【新様式】
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後6ヵ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。
【9.4生殖能を有する者】(追記)
【新様式】
男性には、本剤投与中及び最終投与後3ヵ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。
【15.2非臨床試験に基づく情報】(追記)
【新様式】
細菌を用いた復帰突然変異試験、ヒト末梢血リンパ球を用いた染色体異常試験、並びにマウスを用いた小核試験において、遺伝毒性を認めたとの報告がある。
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。