ジオン注無痛化剤付
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):2559500A1023
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- 硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸注射液
- 英名(商品名)
- Zione
- 規格
- 10mL1瓶(希釈液付)
- 薬価
- 4,519.00
- メーカー名
- ジェイドルフ製薬
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 痔疾患治療薬
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2021年9月改訂(第1版)
- 告示日
- 2005年3月18日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- -
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
脱出を伴う内痔核。
用法用量
本剤の投与に先立ち、局所麻酔により肛門括約筋を弛緩させる。
用時、本剤1バイアル(10mL)に添付の希釈液10mLを加えて20mLとし、硫酸アルミニウムカリウム水和物として2%溶液に調製する。
通常、成人には、1つの主痔核あたり2%溶液として9~13mLを分割して粘膜下に投与する。
なお、投与量は患者の病態により適宜増減することとし、1回の治療あたりの総投与量は2%溶液として60mL以内とする。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の投与に先立ち、痔核を十分に観察するための前処置として、肛門周囲への局所麻酔を施行し、肛門括約筋を弛緩させること。
7.2. 本剤は痔核を十分に露出させて観察するための前処置として、局所麻酔の施行を選択する場合に使用すること。前処置として腰椎麻酔あるいは仙骨硬膜外麻酔を選択する場合には、ジオン注生食液付を使用すること。
7.3. 輸液点滴を行い、静脈路を確保するとともに利尿を図ること。
7.4. 本剤は、硫酸アルミニウムカリウム水和物として4%溶液のまま使用せず、用時、添付の希釈液を用いて、必ず2%溶液に調製後、使用すること。
7.5. 主痔核に投与する際には、次の標準的投与量を参考に、投与手技に注意しながら投与すること〔8.4参照〕。
7.5.1. 標準的投与量:
(1). 痔核上極部の粘膜下層:3mL。
(2). 痔核中央部の粘膜下層:2~4mL。
(3). 痔核中央部の粘膜固有層:1~2mL。
(4). 痔核下極部の粘膜下層:3~4mL。
7.5.2. 投与手技(四段階注射法):
(1). 痔核上極部の粘膜下層への投与:痔核上極部の上直腸動脈の拍動部(時として拍動が触れないことがある)に注射針を刺入し、粘膜下層深部に2mLを投与し、その後、針先を手元に引きながら1mLを投与する(投与後は、粘膜表面がやや白っぽくなる)。
(2). 痔核中央部の粘膜下層への投与:主痔核の中央部に注射針を刺入し、粘膜下層深部に痔核体積に1mLを加えた量を標準として投与する。
(3). 痔核中央部の粘膜固有層への投与:痔核中央部の粘膜下層への投与後、針先を少し手元に引いて粘膜固有層へ1~2mLを投与する(投与量が適当であれば粘膜の表面がやや隆起する)。
(4). 痔核下極部の粘膜下層への投与:痔核の下極部(歯状線の上0.1~0.2cmの部位)へ注射針を刺入し、粘膜下層深部に2~3mL投与する(その後、針先を手元に引きながら1mLを投与する)。
7.6. 主痔核の体積が1cm3以下の場合、及び副痔核に投与する場合には、痔核上極部及び痔核下極部への投与は行わないこと。
7.7. 筋層内には投与しないこと。誤って筋層内に刺入した場合には、針先を一度戻し、改めて刺入してから投与すること。
7.8. 膀胱刺激症状に十分注意し、前立腺及び腟壁には投与しないように注意すること〔8.4.1、8.4.2参照〕。
7.9. 歯状線より下方への投与や、薬液が歯状線下に浸潤することにより、嵌頓痔核や肛門部疼痛があらわれるおそれがあるので注意すること〔8.4.4参照〕。
7.10. 全ての痔核への投与を行った後、過度の炎症を予防し、効果を十分に得るため、手指で投与部位全体を十分にマッサージし、薬液を分散させること〔8.4.3、8.4.5参照〕。
改訂情報
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