デポ・メドロール水懸注40mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
特定薬剤管理指導加算等の
算定対象となる薬剤
医薬品コード(YJコード):2456402C2040
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- その他
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- メチルプレドニゾロン酢酸エステル注射液
- 英名(商品名)
- Depo-medrol
- 規格
- 40mg1mL1瓶
- 薬価
- 372.00
- メーカー名
- ファイザー
- 規制区分
- -
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 副腎皮質ホルモン
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年2月改訂(第4版)
- 告示日
- 2008年6月20日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2008年9月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
-
禁止物質あり(使用の適否を判断するものではありません)
競技会区分:競技会において禁止
セクション:S9. 糖質コルチコイド
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 筋肉内注射:
①. 内科・小児科領域:
a. 内分泌疾患:*副腎性器症候群。
b. 膠原病:リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、エリテマトーデス(全身性エリテマトーデス及び慢性円板状エリテマトーデス)、全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)、多発性筋炎(皮膚筋炎)。
c. アレルギー性疾患:気管支喘息(但し、筋肉内注射以外の投与法では不適当な場合に限る)、*喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)、*薬剤アレルギー・*薬剤中毒、その他の*化学物質アレルギー・*化学物質中毒(薬疹、中毒疹を含む)、*蕁麻疹<慢性例を除く重症例に限る>、*血清病。
d. 血液疾患:*溶血性貧血(免疫性溶血性貧血又は免疫性機序の疑われるもの)、*白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、*顆粒球減少症(本態性、続発性)、*紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、*再生不良性貧血。
e. 神経疾患:*脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、*多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、*顔面神経麻痺、*脊髄蜘網膜炎、*小舞踏病。
f. 消化器疾患:*胆汁うっ滞型急性肝炎、*肝硬変(活動型肝硬変、難治性腹水を伴う肝硬変、胆汁うっ滞を伴う肝硬変)、*劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)、*限局性腸炎、*潰瘍性大腸炎。
g. 循環器疾患:*ネフローゼ及び*ネフローゼ症候群、*うっ血性心不全。
h. 重症感染症:*重症感染症(化学療法と併用する)。
i. 新陳代謝疾患:*特発性低血糖症。
j. その他内科的疾患:*悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、*重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)。
②. 外科領域:*副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲、*蛇毒・*昆虫毒(重症の虫さされを含む)。
③. 整形外科領域:強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)、関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、リウマチ性多発筋痛。
④. 泌尿器科領域:*前立腺癌(他の療法が無効な場合)、*陰茎硬結。
⑤. 眼科領域:*内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺の対症療法)、*外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合)、*眼科領域の術後炎症。
⑥. 皮膚科領域:※*湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部湿疹あるいは肛門湿疹、耳介湿疹・皮膚炎及び外耳道湿疹・皮膚炎、鼻前庭湿疹・皮膚炎及び鼻翼周辺湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)、※*痒疹群<重症例に限る>(小児ストロフルス<重症例に限る>、蕁麻疹様苔癬<重症例に限る>、固定蕁麻疹<重症例に限る>(局注が望ましい)を含む)、※*乾癬及び類症[尋常性乾癬<重症例>、乾癬性関節炎、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群]、※*扁平苔癬<重症例に限る>、*成年性浮腫性硬化症、*紅斑症(※多形滲出性紅斑<重症例に限る>、結節性紅斑)、*IgA血管炎<重症例に限る>、*ウェーバークリスチャン病、*粘膜皮膚眼症候群[開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病<眼症状のない場合>、リップシュッツ急性陰門潰瘍]、*天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、*デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、*帯状疱疹<重症例に限る>、*潰瘍性慢性膿皮症、*新生児スクレレーマ、*レイノー病、※*紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)、*強皮症。
⑦. 耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、*喉頭ポリープ・*喉頭結節。
⑧. 口腔外科領域:口腔外科領域手術後の後療法。
2). 関節腔内注射:
整形外科領域:強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎、関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)、外傷後関節炎、非感染性慢性関節炎。
3). 軟組織内注射:
①. 整形外科領域:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、腱炎(非感染性腱炎に限る)。
②. 耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、難治性口内炎及び難治性舌炎(局所療法で治癒しないもの)。
4). 腱鞘内注射:
整形外科領域:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、腱炎(非感染性腱炎に限る)、腱鞘炎(非感染性腱鞘炎に限る)。
5). 滑液嚢内注入:
整形外科領域:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、滑液包炎(非感染性滑液包炎に限る)。
6). 局所皮内注射:
①. 泌尿器科領域:陰茎硬結。
②. 皮膚科領域:※湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部湿疹あるいは肛門湿疹、耳介湿疹・皮膚炎及び外耳道湿疹・皮膚炎、鼻前庭湿疹・皮膚炎及び鼻翼周辺湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与せず、局注は浸潤、苔癬化の著しい場合のみとする)、※痒疹群<重症例に限る>(小児ストロフルス<重症例に限る>、蕁麻疹様苔癬<重症例に限る>、固定蕁麻疹<重症例に限る>(局注が望ましい)を含む)、乾癬及び類症[※尋常性乾癬<重症例>]、※扁平苔癬<重症例に限る>、限局性強皮症、※円形脱毛症(悪性型円形脱毛症に限る)、※早期ケロイド及び※ケロイド防止。
③. 耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。
7). 注腸:
内科・小児科領域:
消化器疾患:限局性腸炎、潰瘍性大腸炎。
8). ネブライザー:
①. 内科・小児科領域:
a. アレルギー性疾患:気管支喘息、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)。
b. 呼吸器疾患:びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)。
②. 外科領域:侵襲後肺水腫。
③. 耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、喉頭ポリープ・喉頭結節。
9). 鼻腔内注入:
耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)。
10). 副鼻腔内注入:
耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎。
11). 鼻甲介内注射:
耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)。
12). 鼻茸内注射:
耳鼻咽喉科領域:副鼻腔炎・鼻茸。
13). 喉頭・気管注入:
耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、進行性壊疽性鼻炎、喉頭ポリープ・喉頭結節。
14). 中耳腔内注入:
耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。
*印:筋肉内注射
経口投与不能な場合のみ用いること。
※印:外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること。
用法用量
各用法における、通常成人の用量(メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして)は次記のとおりである。なお、年齢、症状により適宜増減する。
①. 筋肉内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回40~120mg、1~2週間隔1回。
②. 関節腔内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4~40mg、間隔2週以上1回。
③. 軟組織内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4~40mg、間隔2週以上1回。
④. 腱鞘内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4~40mg、間隔2週以上1回。
⑤. 滑液嚢内注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4~40mg、間隔2週以上1回。
⑥. 局所皮内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2~8mg宛40mgまで、週1回。
⑦. 注腸:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回40~120mg。
⑧. ネブライザー:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2~10mg、1日1~3回。
⑨. 鼻腔内注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2~10mg、1日1~3回。
⑩. 副鼻腔内注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2~10mg、1日1~3回。
⑪. 鼻甲介内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4~40mg。
⑫. 鼻茸内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4~40mg。
⑬. 喉頭・気管注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2~10mg、1日1~3回。
⑭. 中耳腔内注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2~10mg、1日1~3回。
改訂情報
2024年1月24日 DSU No.323 【重要】
【8.重要な基本的注意】(追記)
【新様式】
〈効能共通〉
リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合に腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。
【11.1重大な副作用】(追記)
【新様式】
腫瘍崩壊症候群:
リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合、腫瘍崩壊症候群があらわれることがある。異常が認められた場合には、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。
2024年1月10日 使用上の注意改訂情報 令和6年1月10日指示分
【8. 重要な基本的注意】(新設)
【新記載要領】
〈効能共通〉
リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合に腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。
【旧記載要領】
大項目:重要な基本的注意
改訂区分:新設
リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合に腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。
【11. 副作用-11.1 重大な副作用】(新設)
【新記載要領】
腫瘍崩壊症候群
リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合、腫瘍崩壊症候群があらわれることがある。異常が認められた場合には、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。
【旧記載要領】
大項目:副作用
小項目:重大な副作用
改訂区分:新設
腫瘍崩壊症候群:
リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合、腫瘍崩壊症候群があらわれることがある。異常が認められた場合には、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。
類似した薬効の薬
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。