サムスカOD錠7.5mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):2139011F3026
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品あり)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- トルバプタン口腔内崩壊錠
- 英名(商品名)
- Samsca OD
- 規格
- 7.5mg1錠
- 薬価
- 836.30
- メーカー名
- 大塚製薬
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 利尿薬〔バソプレシン(V2)受容体拮抗薬〕
- 色
- 青
- 識別コード
- (本体)サム OD スカ 7.5 (本体)サム OD スカ 7.5 (被包)OD Otsuka 7.5mg
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2022年5月改訂(第5版)
- 告示日
- 2019年11月26日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2019年12月版
- DIRに反映
- 2020年1月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
-
禁止/注意情報あり(使用の適否を判断するものではありません)
<腎臓の疾患に用いる場合>禁止
<肝臓の疾患によるむくみに用いる場合>注意
<心臓の疾患によるむくみに用いる場合>注意
<ホルモン分泌による電解質の異常に用いる場合>注意
<上記以外の場合>情報なし
- ドーピング
-
禁止物質あり(使用の適否を判断するものではありません)
競技会区分:常に禁止(競技会検査及び競技会外検査)
セクション:S5. 利尿剤及び隠蔽剤
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- 対象
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留。
2). ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留。
3). 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症の改善。
4). 腎容積が既に増大しており、かつ、腎容積の増大速度が速い常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈SIADHにおける低ナトリウム血症〉本剤は、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone:SIADH)について十分な知識をもつ医師のもとで、SIADHと診断された患者に投与すること。診断にあたっては、最新の「厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業間脳下垂体機能障害に関する調査研究班バソプレシン分泌過剰症(SIADH)の診断の手引き」等を参照すること。
5.2. 〈SIADHにおける低ナトリウム血症〉水分制限を実施しても低ナトリウム血症が改善していない場合にのみ適用すること。
5.3. 〈常染色体優性多発性のう胞腎〉次のいずれにも該当する場合に適用すること:1)両側総腎容積が750mL以上であること、2)腎容積増大速度が概ね5%/年以上であること。臨床試験には、両側腎容積750mL以上で、腎容積の増加が速いと推定される患者を組み入れた〔17.1.4参照〕。
5.4. 〈常染色体優性多発性のう胞腎〉常染色体優性多発性のう胞腎で投与開始時のCcrが60mL/min未満の患者における有効性及び安全性は確立していない。臨床試験には、投与開始時のクレアチニンクリアランスが60mL/min以上の患者を組み入れた〔17.1.4参照〕(Ccr:クレアチニンクリアランス)。
用法用量
〈心不全における体液貯留〉
通常、成人にはトルバプタンとして15mgを1日1回経口投与する。
〈肝硬変における体液貯留〉
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。
〈SIADHにおける低ナトリウム血症〉
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。必要に応じて、望ましい血清ナトリウム濃度に達するまで段階的に増量できる。なお、患者の状態により適宜増減するが、最高用量は1日60mgまでとする。
〈常染色体優性多発性のう胞腎〉
通常、成人にはトルバプタンとして1日60mgを2回(朝45mg、夕方15mg)に分けて経口投与を開始する。1日60mgの用量で1週間以上投与し、忍容性がある場合には、1日90mg(朝60mg、夕方30mg)、1日120mg(朝90mg、夕方30mg)と1週間以上の間隔を空けて段階的に増量する。なお、忍容性に応じて適宜増減するが、最高用量は1日120mgまでとする。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈心不全及び肝硬変における体液貯留、SIADHにおける低ナトリウム血症〉CYP3A4阻害剤(イトラコナゾール、フルコナゾール、クラリスロマイシン等)との併用は避けることが望ましい(やむを得ず併用する場合は、本剤の減量あるいは低用量からの開始などを考慮すること)〔10.2、16.7.1-16.7.3参照〕。
7.2. 〈心不全及び肝硬変における体液貯留、SIADHにおける低ナトリウム血症〉心不全及び肝硬変における体液貯留、SIADHにおける低ナトリウム血症の場合、夜間の排尿を避けるため、午前中に投与することが望ましい。
7.3. 〈心不全及び肝硬変における体液貯留〉本剤は水排泄を増加させるが、ナトリウム排泄を増加させないことから、他の利尿薬(ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬、抗アルドステロン薬等)と併用して使用すること(なお、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドとの併用経験はない)。
7.4. 〈心不全及び肝硬変における体液貯留〉体液貯留所見が消失した際には投与を中止すること(症状消失後の維持に関する有効性は確認されていない)。
7.5. 〈心不全における体液貯留〉心不全における体液貯留で血清ナトリウム濃度125mEq/L未満の患者、心不全における体液貯留で急激な循環血漿量減少が好ましくないと判断される患者、高齢者の心不全における体液貯留、心不全における体液貯留で血清ナトリウム濃度が正常域内で高値の患者に投与する場合は、半量(7.5mg)から開始することが望ましい〔9.1.1、9.1.3、9.8.1、9.8.3参照〕。
7.6. 〈肝硬変における体液貯留〉肝硬変における体液貯留で血清ナトリウム濃度125mEq/L未満の患者、肝硬変における体液貯留で急激な循環血漿量減少が好ましくないと判断される患者に投与する場合は、半量(3.75mg)から開始することが望ましい〔9.1.1、9.1.3、9.8.1参照〕。
7.7. 〈SIADHにおける低ナトリウム血症〉SIADHで血清ナトリウム濃度125mEq/L未満の患者、SIADHでより緩やかに血清ナトリウム濃度を補正する必要のある患者(SIADHにおける低ナトリウム血症で低カリウム血症、SIADHにおける低ナトリウム血症で低栄養、SIADHにおける低ナトリウム血症でアルコール中毒、SIADHにおける低ナトリウム血症で肝障害等)、SIADHにおける低ナトリウム血症で急激な循環血漿量減少が好ましくないと判断される患者に投与する場合は、半量(3.75mg)から開始することが望ましい〔9.1.1、9.1.3、9.8.1参照〕。
7.8. 〈SIADHにおける低ナトリウム血症〉前日の本剤投与前から当日の投与前までに血清ナトリウム濃度が5mEq/L以上上昇した場合、当日は増量しないことが望ましい。
7.9. 〈常染色体優性多発性のう胞腎〉常染色体優性多発性のう胞腎の場合、夜間頻尿を避けるため、夕方の投与は就寝前4時間以上空けることが望ましい。
7.10. 〈常染色体優性多発性のう胞腎〉CYP3A4阻害剤との併用は避けることが望ましい(やむを得ず併用する場合は、次を参照し、本剤の用量調節を行うこと)〔10.2、16.7.1-16.7.3参照〕。
1). 〈常染色体優性多発性のう胞腎〉通常の用法及び用量1日60mg(朝45mg、夕方15mg)の場合:弱い又は中等度のCYP3A4阻害剤との併用時(通常用量の1/2量)1日30mg(朝22.5mg、夕方7.5mg)、強力なCYP3A4阻害剤との併用時(通常用量の1/4量)1日15mg(朝11.25mg、夕方3.75mg)。
2). 〈常染色体優性多発性のう胞腎〉通常の用法及び用量1日90mg(朝60mg、夕方30mg)の場合:弱い又は中等度のCYP3A4阻害剤との併用時(通常用量の1/2量)1日45mg(朝30mg、夕方15mg)、強力なCYP3A4阻害剤との併用時(通常用量の1/4量)1日22.5mg(朝15mg、夕方7.5mg)。
3). 〈常染色体優性多発性のう胞腎〉通常の用法及び用量1日120mg(朝90mg、夕方30mg)の場合:弱い又は中等度のCYP3A4阻害剤との併用時(通常用量の1/2量)1日60mg(朝45mg、夕方15mg)、強力なCYP3A4阻害剤との併用時(通常用量の1/4量)1日30mg(朝22.5mg、夕方7.5mg)。
外形画像
改訂情報
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