ラボナール注射用0.3g
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):1115400X1027
- 収載区分
- 統一名収載
- 先発・後発情報
- その他
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- 注射用チオペンタールナトリウム
- 英名(商品名)
- Ravonal
- 規格
- 300mg1管
- 薬価
- 750.00
- メーカー名
- ニプロESファーマ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 全身麻酔薬〔バルビツール酸系睡眠・抗痙攣薬〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年10月改訂(第2版)
- 告示日
- -
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- -
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 全身麻酔。
2). 全身麻酔の導入。
3). 局所麻酔剤との併用・吸入麻酔剤との併用。
4). 精神神経科における電撃療法の際の麻酔。
5). 局所麻酔剤中毒・破傷風・子癇等に伴う痙攣。
6). 精神神経科における診断(麻酔インタビュー)。
用法用量
〈静脈内投与〉
・ 溶液濃度:2.5%水溶液(5%溶液は静脈炎を起こすことがある)。
・ 投与量・投与法:調製したチオペンタール水溶液を静脈より注入する。
本剤の用量や静注速度は年齢・体重とは関係が少なく個人差があるため一定ではないが、大体の基準は次のとおり。
6.1. 全身麻酔の導入
最初に2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を注入して患者の全身状態、抑制状態等を観察し、その感受性より追加量を決定する。次に患者が応答しなくなるまで追加注入し、応答がなくなった時の注入量を就眠量とする。更に就眠量の半量ないし同量を追加注入した後、他の麻酔法に移行する。
なお、気管内に挿管する場合は筋弛緩剤を併用する。
6.2. 短時間麻酔
6.2.1. 患者とコンタクトを保ちながら最初に2~3mL(2.5%溶液で50~75mg)を10~15秒位の速度で注入後30秒間麻酔の程度、患者の全身状態を観察する。更に必要ならば2~3mLを同速度で注入し、患者の応答のなくなった時の注入量を就眠量とする。なお、手術に先立ち、更に2~3mLを同速度で分割注入すれば、10~15分程度の麻酔が得られる。
6.2.2. 短時間で手術が終了しない場合は、注射針を静脈中に刺したまま呼吸、脈拍、血圧、角膜反射、瞳孔対光反射等に注意しながら手術の要求する麻酔深度を保つように1~4mL(2.5%溶液で25~100mg)を分割注入する(1回の最大使用量は1gまでとする)。
6.3. 精神神経科における電撃療法の際の麻酔
通常、12mL(2.5%溶液で300mg)をおよそ25~35秒で注入し、必要な麻酔深度に達したことを確かめた後、直ちに電撃療法を行う。
6.4. 併用使用
本剤は局所麻酔剤あるいは吸入麻酔剤と併用することができる。
通常、2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を間歇的に静脈内注入する。
点滴投与を行う場合は静脈内点滴麻酔法に準ずる。
6.5. 痙攣時における使用
患者の全身状態を観察しながら、通常、2~8mL(2.5%溶液で50~200mg)を痙攣が止まるまで徐々に注入する。
6.6. 精神神経科における診断(麻酔インタビュー)
1分間に約1mLの速度で3~4mL注入し入眠させる。その後2~10分で呼びかければ覚醒し、質問に答えるようになればインタビューを実施する。その後は1分間約1mLの速度で追加注入する。
場合により次のような方法を用いる。
〈直腸内注入〉
・ 溶液濃度:10%水溶液。
・ 投与量:体重kg当たり20~40mg(10%溶液で0.2~0.4mL/kg)を基準とする。
・ 注入法:溶液を注射器に入れ、注射器の先に導尿用カテーテルをつけ肛門より直腸に挿入し、注腸する。注入後15分で麻酔に入り、約1時間持続する。
〈筋肉内注射〉
・ 溶液濃度:2.0~2.5%水溶液、特に7歳以下の小児に対しては2%溶液を使用する(2.5%以上の濃度は組織の壊死を起こす危険がある)。
・ 筋注部位:大腿筋肉、上腕部筋肉など筋肉の多い部位を選んで注射する。
・ 投与量:体重kg当たり20mg(2%溶液で1mL/kg)を基準とする。
・ 投与法:一度に全量を注入してはならず、全量を2~3等分して、5分ごとに必要に応じて追加投与する。注入後5~15分で麻酔に入り、約40~50分程度持続する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の筋肉内注射は、乳幼小児で静脈が確保できないなどの場合の使用経験が報告されている。しかし、動物実験で筋注部位の壊死並びに局所障害が認められているので、本剤の筋肉内注射は患者の受ける恩恵が、その危険性よりも重要視される場合にのみ適用すること。
改訂情報
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