フォシーガ錠10mgと同一成分[ダパグリフロジンプロピレングリコール(内用)]の医薬品情報一覧

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商品名 会社名 規格 剤形 薬価 先発後発区分 標準化適応症
フォシーガ錠5mg アストラゼネカ 5mg1錠 フィルムコーティング錠 169.90 先発品(後発品なし) 1型糖尿病
2型糖尿病
慢性心不全
慢性腎臓病[末期腎不全又は透析施行中の患者を除く]
フォシーガ錠10mg アストラゼネカ 10mg1錠 フィルムコーティング錠 250.70 先発品(後発品なし) 1型糖尿病
2型糖尿病
慢性心不全
慢性腎臓病[末期腎不全又は透析施行中の患者を除く]

フォシーガ錠10mgの情報

糖尿病治療薬(血糖降下薬) > SGLT2阻害薬

ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2は、腎尿細管に特異的に発現しており、近位尿細管でグルコースを再吸収する役割を担う主要な輸送体である。ダパグリフロジンは、SGLT2の競合的かつ可逆的な選択的阻害剤である。ダパグリフロジンは、腎におけるグルコースの再吸収を抑制し、尿中グルコース排泄を促進することにより、空腹時及び食後の血糖コントロールを改善する。
ダパグリフロジンの慢性心不全に対する薬理作用には、SGLT2阻害による浸透圧性利尿作用及び血行力学的作用に加えて、心筋線維化への二次的作用が関連している可能性がある。また、NLRP3依存性インフラマソームの活性化に対するダパグリフロジンの抑制作用が、心室への有益な作用をもたらす機序の一部である可能性が示された。
ダパグリフロジンの慢性腎臓病に対する薬理作用には、SGLT2阻害により、遠位尿細管に到達するナトリウム量が増加し、尿細管糸球体フィードバックが増強されることで糸球体内圧が低下することが関連している可能性がある。また、前記の作用が浸透圧利尿による、体液過剰の補正、血圧低下、前負荷及び後負荷の軽減等の血行動態の改善作用と組み合わさって、腎灌流を改善することが関連している可能性がある。

低血糖
ケトアシドーシス
脱水
敗血症
外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)
腎盂腎炎

妊婦又は妊娠している可能性のある女性→投与禁忌(本剤を投与せず糖尿病患者ではインスリン製剤等を使用する)

授乳婦→授乳しないことが望ましい

手術前後の患者
重症ケトーシスの患者
重症感染症のある患者
重度の腎機能障害患者
重篤な外傷のある患者
糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者
透析中の末期腎不全患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

肝消失型

UGT1A9

運転注意