ニトロペン舌下錠0.3mgと同一成分[ニトログリセリン(内用)]の医薬品情報一覧

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商品名 会社名 規格 剤形 薬価 先発後発区分 標準化適応症
ニトロペン舌下錠0.3mg 日本化薬 0.3mg1錠 舌下錠 10.50 後発品(加算対象) 食道アカラシア
狭心症
心筋梗塞
心臓喘息

ニトロペン舌下錠0.3mgの情報

抗狭心症薬 > 硝酸薬

ニトログリセリンは直接血管平滑筋に作用し、低用量では静脈の、高用量では静脈及び動脈の拡張作用を示すとされている。その機序として、ニトログリセリンが細胞内で一酸化窒素に変換され、グアニル酸シクラーゼを介してcGMPを増加することにより、細胞外へカルシウムが排出されること及び収縮蛋白のカルシウム感受性が低下することなどが考えられている。
18.1.1 ニトログリセリンは容量血管である静脈系に強く作用して静脈還流量を減少させ肺うっ血を軽減し左室充満圧や左室拡張末期容積を減少させる。
18.1.2 比較的弱いが、抵抗血管である細動脈に作用して末梢血管抵抗を減少させ後負荷を軽減する。この結果心仕事量、心筋02需要が減少する。
18.1.3 直接冠動脈を拡張し冠血流量を増加させ心筋虚血を改善する。さらに、側副血行路を拡張して、虚血に陥りやすい心筋内膜の血流を改善する。また、ニトログリセリンは冠血管スパズム(攣縮)を緩解し冠血流の減少を抑制する作用や、比較的太い冠動脈を拡張することでCoronary Steal(盗流現象)を起こさないことが知られている。
<<図省略>>

※重大な副作用記載なし

妊婦又は妊娠している可能性のある女性→有益性投与

授乳婦→治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討

高度な貧血の患者
重篤な低血圧の患者
硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
心原性ショックの患者
頭部外傷の患者
脳出血の患者
閉塞隅角緑内障の患者

肝消失型

グルタチオン-有機硝酸塩還元酵素

運転注意