オキシコンチンTR錠20mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):8119002G7022
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- その他
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠(2)
- 英名(商品名)
- Oxycontin TR
- 規格
- 20mg1錠
- 薬価
- 433.70
- メーカー名
- シオノギファーマ/塩野義製薬
- 規制区分
- 劇薬/麻薬
- 長期投与制限
- 30日
- 標榜薬効
- 麻薬性オピオイド
- 色
- 淡赤
- 識別コード
- (本体)@ 922 (本体)20
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年5月改訂(第2版)
- 告示日
- 2017年12月7日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2018年1月版
- DIRに反映
- 2018年1月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
-
禁止情報あり(使用の適否を判断するものではありません)禁止
- ドーピング
-
禁止物質あり(使用の適否を判断するものではありません)
競技会区分:競技会において禁止
セクション:S7. 麻薬
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛。
2). 非オピオイド鎮痛薬又は他のオピオイド鎮痛薬で治療困難な中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛。
(効能又は効果に関連する注意)
〈慢性疼痛〉原因となる器質的病変、心理的・社会的要因、依存リスクを含めた包括的な診断を行い、学会のガイドライン等の最新の情報を参考に、本剤の投与の適否を慎重に判断すること。
用法用量
〈癌性疼痛〉
通常、成人にはオキシコドン塩酸塩(無水物)として1日10~80mgを2回に分割経口投与する。
なお、症状に応じて適宜増減する。
〈慢性疼痛〉
通常、成人にはオキシコドン塩酸塩(無水物)として1日10~60mgを2回に分割経口投与する。
なお、症状に応じて適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 初回投与
〈効能共通〉初回投与時、本剤の投与開始前のオピオイド鎮痛薬による治療の有無を考慮して、1日投与量を決め、2分割して12時間ごとに投与すること。
7.1.1. 〈癌性疼痛〉オピオイド鎮痛薬を使用していない癌性疼痛患者には、疼痛の程度に応じてオキシコドン塩酸塩として10~20mgを1日投与量とすることが望ましい。
7.1.2. 〈癌性疼痛〉モルヒネ製剤の経口投与を本剤に変更する場合には、モルヒネ製剤1日投与量の2/3量を1日投与量の目安とすることが望ましい。
7.1.3. 〈慢性疼痛〉オピオイド鎮痛薬を使用していない慢性疼痛患者には、オキシコドン塩酸塩として10mgを初回1日投与量とすることが望ましい。
7.1.4. 〈慢性疼痛〉オピオイド鎮痛薬を使用している慢性疼痛患者には、次記換算を目安に適切な初回1日投与量を設定すること(なお、初回1日投与量として60mgを超える使用経験はない)。
[換算(慢性疼痛における切替え)]
1). 〈慢性疼痛〉経口モルヒネ製剤<30mg/日:本剤1日投与量10mg。
2). 〈慢性疼痛〉経口モルヒネ製剤30~59mg/日:本剤1日投与量20mg。
3). 〈慢性疼痛〉経口モルヒネ製剤60~89mg/日:本剤1日投与量40mg。
4). 〈慢性疼痛〉経口モルヒネ製剤≧90mg/日:本剤1日投与量60mg。
5). 〈慢性疼痛〉経口コデイン製剤<200mg/日:本剤1日投与量10mg。
6). 〈慢性疼痛〉経口コデイン製剤200~399mg/日:本剤1日投与量20mg。
7). 〈慢性疼痛〉経口コデイン製剤400~599mg/日:本剤1日投与量40mg。
8). 〈慢性疼痛〉経口コデイン製剤≧600mg/日:本剤1日投与量60mg。
9). 〈慢性疼痛〉フェンタニル貼付剤定常状態における推定平均吸収速度12.5μg/hr[定常状態における推定平均吸収量0.3mg/日]:本剤1日投与量10mg。
10). 〈慢性疼痛〉フェンタニル貼付剤定常状態における推定平均吸収速度25,37.5μg/hr[定常状態における推定平均吸収量0.6mg/日]:本剤1日投与量20mg。
11). 〈慢性疼痛〉フェンタニル貼付剤定常状態における推定平均吸収速度50,62.5μg/hr[定常状態における推定平均吸収量1.2mg/日]:本剤1日投与量40mg。
12). 〈慢性疼痛〉フェンタニル貼付剤定常状態における推定平均吸収速度≧75μg/hr[定常状態における推定平均吸収量≧1.8mg/日]:本剤1日投与量60mg。
13). 〈慢性疼痛〉ブプレノルフィン貼付剤7日貼付用量5mg:本剤1日投与量10mg。
14). 〈慢性疼痛〉ブプレノルフィン貼付剤7日貼付用量10,20mg:本剤1日投与量20mg。
15). 〈慢性疼痛〉経口トラマドール製剤<150mg/日:本剤1日投与量10mg。
16). 〈慢性疼痛〉経口トラマドール製剤≧150mg/日:本剤1日投与量20mg。
17). 〈慢性疼痛〉トラマドール/アセトアミノフェン配合錠*<4錠/日:本剤1日投与量10mg。
18). 〈慢性疼痛〉トラマドール/アセトアミノフェン配合錠*≧4錠/日:本剤1日投与量20mg。
*:1錠中トラマドール塩酸塩37.5mg及びアセトアミノフェン325mgを含有。
7.1.5. 〈効能共通〉経皮フェンタニル貼付剤から本剤へ変更する場合には、経皮フェンタニル貼付剤剥離後にフェンタニルの血中濃度が50%に減少するまで17時間以上かかることから、剥離直後の本剤の使用は避け、本剤の使用を開始するまでに、フェンタニルの血中濃度が適切な濃度に低下するまでの時間をあけるとともに、本剤の低用量から投与することを考慮すること。
7.2. 疼痛増強時
7.2.1. 〈癌性疼痛〉本剤服用中に疼痛が増強した場合や鎮痛効果が得られている患者で突発性の疼痛が発現した場合は、直ちにオキシコドン塩酸塩等の即放性製剤の追加投与(レスキュー薬の投与)を行い鎮痛を図ること。
7.2.2. 〈慢性疼痛〉突発性の疼痛に対してオピオイド鎮痛薬の追加投与(レスキュー薬の投与)は行わないこと。
7.3. 増量
7.3.1. 〈効能共通〉本剤投与開始後は患者の状態を観察し、適切な鎮痛効果が得られ副作用が最小となるよう用量調整を行うこと(5mgから10mgへの増量の場合を除き増量の目安は、使用量の25~50%増とする)〔8.6参照〕。
7.3.2. 〈慢性疼痛〉本剤の1日投与量として60mgを超える用量への増量を行う場合には、その必要性について特に慎重に検討すること〔8.6参照〕。
7.4. 減量
〈効能共通〉連用中における急激な減量は、退薬症候があらわれることがあるので行わないこと(副作用等により減量する場合は、患者の状態を観察しながら慎重に行うこと)〔7.6、11.1.2参照〕。
7.5. 投与の継続
〈慢性疼痛〉本剤投与開始後4週間を経過してもなお期待する効果が得られない場合は、他の適切な治療への変更を検討し、また、定期的に症状及び効果を確認した上で、投与の継続の必要性について検討し、漫然と投与を継続しないこと。
7.6. 投与の中止
〈効能共通〉本剤の投与を必要としなくなった場合には、退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること〔7.4、11.1.2参照〕。
7.7. 食事の影響
〈効能共通〉食事の影響により本剤のCmax及びAUCが上昇することから、食後に投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。また、食後又は空腹時のいずれか一定の条件下で投与すること〔16.2.2参照〕。
外形画像
改訂情報
2024年5月22日 DSU No.326 【その他】
【11.2その他の副作用】(一部改訂)
【新様式】
注)増量により痛みが増悪する。
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