注射用メソトレキセート50mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- メトトレキサート注射用
- 英名(商品名)
- Methotrexate
- 規格
- 50mg1瓶
- 薬価
- 2,090.00
- メーカー名
- ファイザー
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔代謝拮抗薬〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年6月改訂(第3版)
- 告示日
- -
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- -
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
〈メトトレキサート通常療法〉
次記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解:1)急性白血病、2)慢性リンパ性白血病、3)慢性骨髄性白血病、4)絨毛性疾患(絨毛癌、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)。
〈CMF療法〉
乳癌。
〈メトトレキサート・ホリナート救援療法〉
1). 肉腫(骨肉腫、軟部肉腫等)。
2). 急性白血病の中枢神経系及び睾丸への浸潤に対する寛解。
3). 悪性リンパ腫の中枢神経系への浸潤に対する寛解。
〈メトトレキサート・フルオロウラシル交代療法〉
胃癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強。
〈M-VAC療法〉
尿路上皮癌。
用法用量
〈メトトレキサート通常療法〉
本剤は静脈内、髄腔内又は筋肉内に注射する。
また、必要に応じて動脈内又は腫瘍内に注射する。
・ 急性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病
メトトレキサートとして、通常、次の量を1日量として、1週間に3~6回注射する。
幼児1.25~2.5mg。
小児2.5~5mg。
成人5~10mg。
白血病の髄膜浸潤による髄膜症状(髄膜白血病)には、1回の注射量を体重1kg当たり0.2~0.4mgとして、髄腔内に2~7日ごとに1回注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
・ 絨毛性疾患
1クールを5日間とし、メトトレキサートとして、通常、成人1日10~30mgを注射する。休薬期間は通常、7~12日間であるが、前回の投与によって副作用があらわれた場合は、副作用が消失するまで休薬する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
〈CMF療法〉
シクロホスファミド及びフルオロウラシルとの併用において、メトトレキサートとして、通常、成人1回40mg/㎡を静脈内注射する。前回の投与によって副作用があらわれた場合は、減量するか又は副作用が消失するまで休薬する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
標準的な投与量及び投与方法は、シクロホスファミドを1日量として65mg/㎡を14日間連日経口投与、メトトレキサートを1日量として40mg/㎡を第1日目と第8日目に静脈内投与、及びフルオロウラシルを1日量として500mg/㎡を第1日目と第8日目に静脈内投与する。これを1クールとして4週ごとに繰り返す。
〈メトトレキサート・ホリナート救援療法〉
・ 肉腫
メトトレキサートとして、通常、1週間に1回100~300mg/kgを約6時間で点滴静脈内注射する。その後、ホリナートの投与を行う*。メトトレキサートの投与間隔は、1~4週間とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。
・ 急性白血病、悪性リンパ腫
メトトレキサートとして、通常、1週間に1回30~100mg/kg(有効なメトトレキサート脳脊髄液濃度を得るには、1回メトトレキサートとして30mg/kg以上の静脈内注射が必要)を約6時間で点滴静脈内注射する。その後、ホリナートの投与を行う*。メトトレキサートの投与間隔は、1~4週間とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。
*:ホリナートの投与は、通常、メトトレキサート投与終了3時間目よりホリナートとして1回15mgを3時間間隔で9回静脈内注射、以後6時間間隔で8回静脈内又は筋肉内注射する。メトトレキサートによると思われる重篤な副作用があらわれた場合には、用量を増加し、投与期間を延長する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
〈メトトレキサート・フルオロウラシル交代療法〉
通常、成人にはメトトレキサートとして1回100mg/㎡(3mg/kg)を静脈内注射した後、1~3時間後にフルオロウラシルとして1回600mg/㎡(18mg/kg)を静脈内注射又は点滴静脈内注射する。その後、ホリナートの投与を行う※。本療法の間隔は、1週間とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※:ホリナートの投与は、通常、メトトレキサート投与後24時間目よりホリナートとして1回15mgを6時間間隔で2~6回(メトトレキサート投与後24、30、36、42、48、54時間目)静脈内又は筋肉内注射あるいは経口投与する。メトトレキサートによると思われる重篤な副作用があらわれた場合には、用量を増加し、投与期間を延長する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
〈M-VAC療法〉
ビンブラスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩及びシスプラチンとの併用において、メトトレキサートとして、通常、成人1回30mg/㎡を静脈内注射する。前回の投与によって副作用があらわれた場合は、減量するか又は副作用が消失するまで休薬する。なお、年齢、症状により適宜減量する。
標準的な投与量及び投与方法は、治療1、15及び22日目にメトトレキサート30mg/㎡、治療2、15及び22日目にビンブラスチン硫酸塩3mg/㎡、治療2日目にドキソルビシン塩酸塩30mg(力価)/㎡及びシスプラチン70mg/㎡を静脈内投与する。これを1クールとして4週ごとに繰り返す。
改訂情報
-
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。