ゼンフォザイム点滴静注用20mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):3959426D1022
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- オリプダーゼ アルファ(遺伝子組換え)注射用
- 英名(商品名)
- Xenpozyme
- 規格
- 20mg1瓶
- 薬価
- 570,420.00
- メーカー名
- サノフィ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損症治療薬
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年10月改訂(第4版)
- 告示日
- 2022年5月24日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2022年6月版
- DIRに反映
- 2022年6月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損症。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 乳児内臓神経型患者に対する本剤の有効性及び安全性は検討されていない。
5.2. 中枢神経系症状に対する有効性は認められていない。
用法用量
通常、オリプダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として、次の用量漸増法に従い、本剤の開始用量及びその後の用量を隔週点滴静脈内投与する。維持用量は、通常、1回体重1kgあたり3mgとする。
[成人患者における用量漸増法]
1). 初回投与(初日):0.1mg/kg。
2). 2回目投与(2週目):0.3mg/kg。
3). 3回目投与(4週目):0.3mg/kg。
4). 4回目投与(6週目):0.6mg/kg。
5). 5回目投与(8週目):0.6mg/kg。
6). 6回目投与(10週目):1mg/kg。
7). 7回目投与(12週目):2mg/kg。
8). 8回目以降の投与(14週目以降):3mg/kg。
[小児患者における用量漸増法]
1). 初回投与(初日):0.03mg/kg。
2). 2回目投与(2週目):0.1mg/kg。
3). 3回目投与(4週目):0.3mg/kg。
4). 4回目投与(6週目):0.3mg/kg。
5). 5回目投与(8週目):0.6mg/kg。
6). 6回目投与(10週目):0.6mg/kg。
7). 7回目投与(12週目):1mg/kg。
8). 8回目投与(14週目):2mg/kg。
9). 9回目以降の投与(16週目以降):3mg/kg。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. Body mass index<BMI>30を超える患者では、次の計算式で示す、BMI30に相当する体重を用いて投与量を決定すること。
投与量の算出に用いる体重(kg)=30×[身長(m)]の2乗。
7.2. 初回投与時には投与前1ヵ月以内、用量漸増期間中及び休薬後の投与再開時には次回の投与前72時間以内に肝機能検査を行うこと。また、ALTが基準範囲上限の2倍超又はASTが基準範囲上限の2倍超の場合は投与終了後72時間以内にも肝機能検査を行うこと。投与前及び投与後のALTが初回投与前の値を超えかつ基準範囲上限を超えた又は投与前及び投与後のASTが初回投与前の値を超えかつ基準範囲上限を超えた場合は、次回投与時の減量又は休薬を検討すること〔7.4、8.3、9.3肝機能障害患者の項参照〕。
7.3. 日局注射用水で溶解し、日局生理食塩液を用いて希釈した後に投与すること。本剤の投与速度は、次を参考に、infusion reactionが発現していないことを確認しながら投与すること〔8.2、14.1.3、14.1.5参照〕。
[成人患者における投与速度]
1). 投与量0.1mg/kg(投与時間(おおよその時間)35分):
①. ステップ1:20mL/hr(15~25分間)。
②. ステップ2:60mL/hr(10~20分間)。
2). 投与量0.3~3mg/kg(投与時間(おおよその時間)220分):
①. ステップ1:3.33mL/hr(15~25分間)。
②. ステップ2:10mL/hr(15~25分間)。
③. ステップ3:20mL/hr(15~25分間)。
④. ステップ4:33.33mL/hr(155~165分間)。
[小児患者における投与速度]
1). 投与量0.03mg/kg(投与時間(おおよその時間)18分):0.1mg/kg/hr。
2). 投与量0.1mg/kg(投与時間(おおよその時間)35分):
①. ステップ1:0.1mg/kg/hr(15~25分間)。
②. ステップ2:残りの投与は0.3mg/kg/hr。
3). 投与量0.3mg/kg(投与時間(おおよその時間)60分):
①. ステップ1:0.1mg/kg/hr(15~25分間)。
②. ステップ2:0.3mg/kg/hr(15~25分間)。
③. ステップ3:残りの投与は0.6mg/kg/hr。
4). 投与量0.6mg/kg(投与時間(おおよその時間)80分)、投与量1mg/kg(投与時間(おおよその時間)100分)、投与量2mg/kg(投与時間(おおよその時間)160分)、投与量3mg/kg(投与時間(おおよその時間)220分):
①. ステップ1:0.1mg/kg/hr(15~25分間)。
②. ステップ2:0.3mg/kg/hr(15~25分間)。
③. ステップ3:0.6mg/kg/hr(15~25分間)。
④. ステップ4:残りの投与は1mg/kg/hr。
7.4. 本剤の投与予定日から3日を超えた時点で休薬とみなし、休薬後に本剤の投与を再開する場合は、[用量漸増期に休薬した場合の次回の投与量]、[維持期に休薬した場合の次回の投与量]を参考に投与すること(投与再開後は、再開後の投与日から隔週投与とすること)〔7.2参照〕。
[用量漸増期に休薬した場合の次回の投与量]
1). 用量漸増期に1回休薬した場合の次回の投与量:忍容性が認められた最後の投与量。
2). 用量漸増期に2回連続して休薬し、かつ0.3mg/kgの投与をこれまでに受けている場合の次回の投与量:忍容性が認められた最後の投与量から1段階減量した投与量(ただし、最小用量は0.3mg/kgとする)。
3). 用量漸増期に2回以上連続して休薬し、かつ、これまでに0.3mg/kgの投与を受けていない場合の次回の投与量:初回投与量。
4). 用量漸増期に3回以上連続して休薬し、かつ0.3mg/kgの投与をこれまでに受けている場合の次回の投与量:0.3mg/kg。
用量漸増期に休薬したいずれの場合でも投与再開以降は用量漸増法に従って投与すること(また、投与量が0.3mg/kg又は0.6mg/kgである場合は、用量漸増法に従って当該用量を2回投与すること)。
[維持期に休薬した場合の次回の投与量]
1). 維持期に1回休薬した場合の次回の投与量:維持用量(3mg/kg)。
2). 維持期に2回連続して休薬した場合の次回の投与量:2mg/kgで投与を再開し、その後は維持用量(3mg/kg)を投与する。
3). 維持期に3回以上連続して休薬した場合の次回の投与量:0.3mg/kgで投与を再開し、投与再開以降は用量漸増法に従って投与する(0.3mg/kg及び0.6mg/kgについては当該用量を2回投与する)。
改訂情報
2023年12月6日 DSU No.322 【その他】
【13.過量投与】(新設)
【新様式】
[症状]
小児において、本剤の用量漸増期間中に成人患者における用量漸増法で投与され、肝機能検査値上昇、消化管出血を発現した症例や、投与開始から24時間以内に呼吸不全、低血圧を発現し死亡に至った症例が報告されている。
【13.過量投与】(新設)
【新様式】
[処置]
特異的な解毒剤は知られていない。過量に投与した場合は、直ちに投与を中止し、患者の状態を注意深く観察すること。
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