オノアクト点滴静注用150mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品あり)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ランジオロール塩酸塩注射用(1)
- 英名(商品名)
- Onoact
- 規格
- 150mg1瓶
- 薬価
- 10,929.00
- メーカー名
- 小野薬品
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗不整脈薬〔選択的β1遮断薬〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年7月改訂(第3版)
- 告示日
- 2015年5月28日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2015年6月版
- DIRに反映
- 2015年7月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
-
禁止物質あり(使用の適否を判断するものではありません)
競技会区分:特定スポーツにおいて禁止
セクション:P1. ベータ遮断剤
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 〈成人〉
①. 手術時の次記の頻脈性不整脈に対する緊急処置:心房細動、心房粗動、洞性頻脈。
②. 手術後の循環動態監視下における次記の頻脈性不整脈に対する緊急処置:心房細動、心房粗動、洞性頻脈。
③. 心機能低下例における次記の頻脈性不整脈:心房細動、心房粗動。
④. 生命に危険のある次記の不整脈で難治性かつ緊急を要する場合:心室細動、血行動態不安定な心室頻拍。
⑤. 敗血症に伴う次記の頻脈性不整脈:心房細動、心房粗動、洞性頻脈。
2). 〈小児〉心機能低下例における次記の頻脈性不整脈:小児上室頻拍、心房細動、心房粗動。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈手術時・手術後の頻脈性不整脈に対する緊急処置、成人及び小児の心機能低下例における頻脈性不整脈、敗血症に伴う頻脈性不整脈〉本剤は、予防的には使用しないこと。
5.2. 〈手術時・手術後の頻脈性不整脈に対する緊急処置〉手術時・手術後の洞性頻脈においては、その原因検索及びその除去が重要であることに十分留意するとともに、本剤の効果が心拍数の減少作用であることを踏まえて、本剤は緊急処置として必要に応じて使用すること〔8.7参照〕。
5.3. 〈手術後の頻脈性不整脈に対する緊急処置〉ICU、CCU及びそれに準じた全身管理が可能な施設において、循環動態の評価、不整脈診断及び呼吸・循環等の全身管理の十分な経験を持つ医師のもとで行い、心電図モニターを用い、心拍数の監視、血圧測定を原則として5分間隔で、必要ならば頻回に行うこと〔8.1、8.6参照〕。
5.4. 〈成人の心機能低下例における頻脈性不整脈、生命に危険のある不整脈で難治性かつ緊急を要する場合〉ICU、CCU及びそれに準じた全身管理が可能な施設において、心不全又は生命に危険のある不整脈に対する治療の経験が十分にある医師のもとで行い、心電図モニターを用い、心拍数の監視、血圧測定を行うこと(また、本剤の投与により、心不全悪化するおそれがあるため、経皮的酸素飽和度をモニターする等、心不全の増悪に留意し、心不全が悪化した際には、本剤の投与を直ちに中止するとともに、ホスホジエステラーゼ阻害薬の投与や大動脈バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置を施行する等、適切な処置を行うこと)〔8.1、8.2、8.12参照〕。
5.5. 〈小児の心機能低下例における頻脈性不整脈〉ICU及びそれに準じた全身管理が可能な施設において、小児の心不全及び不整脈に対する治療の経験が十分にある医師のもとで、適切な対象患者を選択するとともに、心電図モニターを用い、心拍数の監視、血圧測定を行うこと(また、本剤の投与により、心不全悪化するおそれがあるため、経皮的酸素飽和度をモニターする等、心不全の増悪に留意し、心不全が悪化した際には、本剤の投与を直ちに中止する等、適切な処置を行うこと)〔8.1、8.2、8.12参照〕。
5.6. 〈生命に危険のある不整脈で難治性かつ緊急を要する場合〉本剤は、難治性の心室細動又は血行動態不安定な心室頻拍の再発抑制に使用すること。
5.7. 〈生命に危険のある不整脈で難治性かつ緊急を要する場合〉臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者を選択すること〔17.1.7参照〕。
5.8. 〈敗血症に伴う頻脈性不整脈〉本剤は、感染症管理、呼吸・循環管理(特に、血管内容量評価に基づく輸液負荷、カテコラミン等の循環作動薬の投与)などの敗血症に対する適切な治療下で、目安として平均血圧65mmHg以上を維持しているにもかかわらず頻脈性不整脈が持続している場合に適用を考慮すること。
5.9. 〈敗血症に伴う頻脈性不整脈〉ICU、CCU及びそれに準じた全身管理が可能な施設において、敗血症に対する治療の経験が十分にある医師のもとで行い、心電図モニターを用い、心拍数の監視、血圧測定を行うこと(また、本剤の投与により、循環不全悪化するおそれがあるため、適切に心拍数、血圧をモニターする等、循環不全の増悪に留意し、循環不全が悪化した際には、本剤の投与を直ちに中止するとともに、輸液負荷や循環作動薬の投与など、適切な循環管理を行うこと)〔8.1、8.2、8.12参照〕。
5.10. 〈敗血症に伴う頻脈性不整脈〉敗血症では心機能低下を生じることがあるため、本剤投与開始前の心機能を観察し、投与可否を慎重に判断すること〔8.12、9.1.8参照〕。
5.11. 〈敗血症に伴う頻脈性不整脈〉敗血症に伴う洞性頻脈においては、その原因検索及びその除去を優先すべきであることに十分留意し、洞性頻脈の原疾患の治療を十分行った上で本剤の適用を考慮すること。
用法用量
〈手術時の頻脈性不整脈に対する緊急処置〉
ランジオロール塩酸塩として、1分間0.125mg/kg/minの速度で静脈内持続投与した後、0.04mg/kg/minの速度で静脈内持続投与する。投与中は心拍数、血圧を測定し0.01~0.04mg/kg/minの用量で適宜調節する。
〈手術後の循環動態監視下における頻脈性不整脈に対する緊急処置〉
ランジオロール塩酸塩として、1分間0.06mg/kg/minの速度で静脈内持続投与した後、0.02mg/kg/minの速度で静脈内持続投与を開始する。5~10分を目安に目標とする徐拍作用が得られない場合は、1分間0.125mg/kg/minの速度で静脈内持続投与した後、0.04mg/kg/minの速度で静脈内持続投与する。投与中は心拍数、血圧を測定し0.01~0.04mg/kg/minの用量で適宜調節する。
〈成人及び小児の心機能低下例における頻脈性不整脈〉
ランジオロール塩酸塩として、1μg/kg/minの速度で静脈内持続投与を開始する。投与中は心拍数、血圧を測定し1~10μg/kg/minの用量で適宜調節する。
〈生命に危険のある不整脈で難治性かつ緊急を要する場合〉
ランジオロール塩酸塩として、1μg/kg/minの速度で静脈内持続投与を開始する。投与中は心拍数、血圧を測定し1~10μg/kg/minの用量で適宜調節する。なお、心室細動又は血行動態不安定な心室頻拍が再発し本剤投与が必要な場合には、心拍数、血圧を測定し最大40μg/kg/minまで増量できる。
〈敗血症に伴う頻脈性不整脈〉
ランジオロール塩酸塩として、1μg/kg/minの速度で静脈内持続投与を開始する。投与中は心拍数、血圧を測定し、維持量は適宜増減する。ただし、最大用量は20μg/kg/minを超えないこと。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈効能共通〉目標とする心拍数に調節した後は、循環動態、特に血圧低下に注意し、本剤を心拍数の維持に必要な最低の速度で持続投与すること。
7.2. 〈効能共通〉褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者では、α遮断剤を投与した後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用すること〔2.5、9.1.7参照〕。
7.3. 〈効能共通〉手術時、手術後、心機能低下例、生命に危険のある不整脈及び敗血症に伴う頻脈性不整脈の用法及び用量がそれぞれ異なることに留意すること。
7.4. 〈効能共通〉本剤投与に際しては、次記の体重別静脈内持続投与速度を参考にすること。
精密持続点滴装置(シリンジポンプ又は輸液ポンプ)を使用する場合:単位は投与速度を表示。
7.4.1. 手術時の頻脈性不整脈に対する緊急処置
(1). [本剤50mgを5mLに溶解した場合]
投与量:投与開始から1分間0.125mg/kg/min、投与開始1分後以降0.04mg/kg/min、適宜調整0.01~0.04mg/kg/min。
1). 体重30kg:投与開始から1分間22.5mL/時、投与開始1分後以降7.2mL/時、適宜調整1.8~7.2mL/時。
2). 体重40kg:投与開始から1分間30.0mL/時、投与開始1分後以降9.6mL/時、適宜調整2.4~9.6mL/時。
3). 体重50kg:投与開始から1分間37.5mL/時、投与開始1分後以降12.0mL/時、適宜調整3.0~12.0mL/時。
4). 体重60kg:投与開始から1分間45.0mL/時、投与開始1分後以降14.4mL/時、適宜調整3.6~14.4mL/時。
5). 体重70kg:投与開始から1分間52.5mL/時、投与開始1分後以降16.8mL/時、適宜調整4.2~16.8mL/時。
(2). [本剤50mgを20mLに溶解した場合]
投与量:投与開始から1分間0.125mg/kg/min、投与開始1分後以降0.04mg/kg/min、適宜調整0.01~0.04mg/kg/min。
1). 体重30kg:投与開始から1分間90.0mL/時、投与開始1分後以降28.8mL/時、適宜調整7.2~28.8mL/時。
2). 体重40kg:投与開始から1分間120.0mL/時、投与開始1分後以降38.4mL/時、適宜調整9.6~38.4mL/時。
3). 体重50kg:投与開始から1分間150.0mL/時、投与開始1分後以降48.0mL/時、適宜調整12.0~48.0mL/時。
4). 体重60kg:投与開始から1分間180.0mL/時、投与開始1分後以降57.6mL/時、適宜調整14.4~57.6mL/時。
5). 体重70kg:投与開始から1分間210.0mL/時、投与開始1分後以降67.2mL/時、適宜調整16.8~67.2mL/時。
7.4.2. 手術後の頻脈性不整脈に対する緊急処置
(1). [本剤50mgを5mLに溶解した場合]
投与量:(開始用量)投与開始から1分間0.06mg/kg/min、投与開始1分後以降0.02mg/kg/min、(最大用量)投与開始から1分間0.125mg/kg/min、投与開始1分後以降0.04mg/kg/min。
1). 体重30kg:(開始用量)投与開始から1分間10.8mL/時、投与開始1分後以降3.6mL/時、(最大用量)投与開始から1分間22.5mL/時、投与開始1分後以降7.2mL/時。
2). 体重40kg:(開始用量)投与開始から1分間14.4mL/時、投与開始1分後以降4.8mL/時、(最大用量)投与開始から1分間30.0mL/時、投与開始1分後以降9.6mL/時。
3). 体重50kg:(開始用量)投与開始から1分間18.0mL/時、投与開始1分後以降6.0mL/時、(最大用量)投与開始から1分間37.5mL/時、投与開始1分後以降12.0mL/時。
4). 体重60kg:(開始用量)投与開始から1分間21.6mL/時、投与開始1分後以降7.2mL/時、(最大用量)投与開始から1分間45.0mL/時、投与開始1分後以降14.4mL/時。
5). 体重70kg:(開始用量)投与開始から1分間25.2mL/時、投与開始1分後以降8.4mL/時、(最大用量)投与開始から1分間52.5mL/時、投与開始1分後以降16.8mL/時。
(2). [本剤50mgを20mLに溶解した場合]
投与量:(開始用量)投与開始から1分間0.06mg/kg/min、投与開始1分後以降0.02mg/kg/min、(最大用量)投与開始から1分間0.125mg/kg/min、投与開始1分後以降0.04mg/kg/min。
1). 体重30kg:(開始用量)投与開始から1分間43.2mL/時、投与開始1分後以降14.4mL/時、(最大用量)投与開始から1分間90.0mL/時、投与開始1分後以降28.8mL/時。
2). 体重40kg:(開始用量)投与開始から1分間57.6mL/時、投与開始1分後以降19.2mL/時、(最大用量)投与開始から1分間120.0mL/時、投与開始1分後以降38.4mL/時。
3). 体重50kg:(開始用量)投与開始から1分間72.0mL/時、投与開始1分後以降24.0mL/時、(最大用量)投与開始から1分間150.0mL/時、投与開始1分後以降48.0mL/時。
4). 体重60kg:(開始用量)投与開始から1分間86.4mL/時、投与開始1分後以降28.8mL/時、(最大用量)投与開始から1分間180.0mL/時、投与開始1分後以降57.6mL/時。
5). 体重70kg:(開始用量)投与開始から1分間100.8mL/時、投与開始1分後以降33.6mL/時、(最大用量)投与開始から1分間210.0mL/時、投与開始1分後以降67.2mL/時。
7.4.3. 成人の心機能低下例における頻脈性不整脈
[本剤50mgを50mLに溶解した場合]
投与量:投与開始時1μg/kg/min、適宜調整1~10μg/kg/min。
1). 体重30kg:投与開始時1.8mL/時、適宜調整1.8~18.0mL/時。
2). 体重40kg:投与開始時2.4mL/時、適宜調整2.4~24.0mL/時。
3). 体重50kg:投与開始時3.0mL/時、適宜調整3.0~30.0mL/時。
4). 体重60kg:投与開始時3.6mL/時、適宜調整3.6~36.0mL/時。
5). 体重70kg:投与開始時4.2mL/時、適宜調整4.2~42.0mL/時。
7.4.4. 生命に危険のある不整脈で難治性かつ緊急を要する場合
[本剤50mgを50mLに溶解した場合]
投与量:投与開始時1μg/kg/min、適宜調整1~10μg/kg/min、最大用量40μg/kg/min。
1). 体重30kg:投与開始時1.8mL/時、適宜調整1.8~18.0mL/時、最大用量72.0mL/時。
2). 体重40kg:投与開始時2.4mL/時、適宜調整2.4~24.0mL/時、最大用量96.0mL/時。
3). 体重50kg:投与開始時3.0mL/時、適宜調整3.0~30.0mL/時、最大用量120.0mL/時。
4). 体重60kg:投与開始時3.6mL/時、適宜調整3.6~36.0mL/時、最大用量144.0mL/時。
5). 体重70kg:投与開始時4.2mL/時、適宜調整4.2~42.0mL/時、最大用量168.0mL/時。
7.4.5. 敗血症に伴う頻脈性不整脈
[本剤50mgを50mLに溶解した場合]
投与量:投与開始時1μg/kg/min、最大用量20μg/kg/min。
1). 体重30kg:投与開始時1.8mL/時、最大用量36.0mL/時。
2). 体重40kg:投与開始時2.4mL/時、最大用量48.0mL/時。
3). 体重50kg:投与開始時3.0mL/時、最大用量60.0mL/時。
4). 体重60kg:投与開始時3.6mL/時、最大用量72.0mL/時。
5). 体重70kg:投与開始時4.2mL/時、最大用量84.0mL/時。
7.4.6. 小児の心機能低下例における頻脈性不整脈
体重に応じ薬液濃度を調整する。
(1). [本剤の投与速度を0.5~5mL/時とする場合]
投与量:投与開始時1μg/kg/min、適宜調整1~10μg/kg/min。
1). 体重2.5kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度0.3mg/mL。
2). 体重5kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度0.6mg/mL。
3). 体重10kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度1.2mg/mL。
4). 体重20kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度2.4mg/mL。
5). 体重30kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度3.6mg/mL。
6). 体重40kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度4.8mg/mL。
7). 体重50kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度6mg/mL。
8). 体重60kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度7.2mg/mL。
9). 体重70kg:投与開始時0.5mL/時、適宜調整0.5~5mL/時、薬液濃度8.4mg/mL。
(2). [本剤の投与速度を1~10mL/時とする場合]
投与量:投与開始時1μg/kg/min、適宜調整1~10μg/kg/min。
1). 体重2.5kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度0.15mg/mL。
2). 体重5kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度0.3mg/mL。
3). 体重10kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度0.6mg/mL。
4). 体重20kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度1.2mg/mL。
5). 体重30kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度1.8mg/mL。
6). 体重40kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度2.4mg/mL。
7). 体重50kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度3mg/mL。
8). 体重60kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度3.6mg/mL。
9). 体重70kg:投与開始時1mL/時、適宜調整1~10mL/時、薬液濃度4.2mg/mL。
7.5. 〈手術後の頻脈性不整脈に対する緊急処置、成人及び小児の心機能低下例における頻脈性不整脈、生命に危険のある不整脈で難治性かつ緊急を要する場合、敗血症に伴う頻脈性不整脈〉本剤投与により血圧低下(成人では収縮期血圧90mmHgを、小児では収縮期血圧が投与直前値から20%以上の低下を目安とする)あるいは過度の心拍数減少(成人では心拍数60回/分を、小児では生後3ヵ月以上2歳未満は心拍数75回/分を、2歳以上は心拍数60回/分を目安とする)が生じた場合は、減量するか投与を中止すること。
7.6. 〈手術時・手術後の頻脈性不整脈に対する緊急処置〉本剤を再投与する際の投与間隔は5~15分間を目安とすること(なお、再投与は用法及び用量に従って実施すること)〔16.1.1-16.1.3、17.1.3参照〕。
7.7. 〈成人及び小児の心機能低下例における頻脈性不整脈、生命に危険のある不整脈で難治性かつ緊急を要する場合、敗血症に伴う頻脈性不整脈〉心拍数及び血圧等に十分に注意し、慎重に、狭い用量幅で用量を調節すること〔17.1.6-17.1.9参照〕。
7.8. 〈敗血症に伴う頻脈性不整脈〉投与開始時及び増量時は、慎重かつ頻回に心拍数及び血圧をモニタリングすること〔17.1.8参照〕。
改訂情報
-
類似した薬効の薬
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。