クロザリル錠100mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- クロザピン錠
- 英名(商品名)
- Clozaril
- 規格
- 100mg1錠
- 薬価
- 314.90
- メーカー名
- ノバルティス ファーマ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 非定型抗精神病薬〔MARTA〕
- 色
- 黄
- 識別コード
- (本体)CLOZARIL 100 (被包)100mg (被包)CLOZARIL 100 @ (被包)CLOZARIL 100 @NOVARTIS
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年10月改訂(第3版)
- 告示日
- 2009年6月19日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- DIRに反映
- 2009年7月版
- DIR削除予定
- -
- 運転注意
-
禁止情報あり(使用の適否を判断するものではありません)禁止
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- 100mg1錠あたりCP200mg相当 (CP100mg相当量:クロザピン 50mg)
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
治療抵抗性統合失調症。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤は、他の抗精神病薬治療に抵抗性を示す統合失調症の患者(次記の反応性不良又は耐容性不良の基準を満たす場合)にのみ投与すること。
5.1.1. 反応性不良の基準:忍容性に問題がない限り、2種類以上の十分量の抗精神病薬(a、b)(クロルプロマジン換算600mg/日以上で、1種類以上の非定型抗精神病薬(リスペリドン、ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール等)を含む)を十分な期間(4週間以上)投与しても反応がみられなかった(c)患者。なお、服薬コンプライアンスは十分確認すること。
a). 非定型抗精神病薬が併用されている場合は、クロルプロマジン換算で最も投与量が多い薬剤を対象とする。
b). 定型抗精神病薬については、1年以上の治療歴があること。
c). 治療に反応がみられない:GAF(Global Assessment of Functioning)評点が41点以上に相当する状態になったことがないこと。
5.1.2. 耐容性不良の基準:リスペリドン、ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール等の非定型抗精神病薬のうち、2種類以上による単剤治療を試みたが、次のいずれかの理由により十分に増量できず、十分な治療効果が得られなかった患者。
・ 中等度以上の遅発性ジスキネジア(a)、遅発性ジストニア(b)、あるいはその他の遅発性錐体外路症状の出現、または悪化。
・ コントロール不良のパーキンソン症状(c)、アカシジア(d)、あるいは急性ジストニア(e)の出現。
a). DIEPSS(Drug-Induced Extra-Pyramidal Symptoms Scale)の「ジスキネジア」の評点が3点以上の状態。
b). DIEPSSの「ジストニア」の評点が3点以上の遅発性錐体外路症状がみられる状態。
c). 常用量上限の抗パーキンソン薬投与を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「歩行」、「動作緩慢」、「筋強剛」、「振戦」の4項目のうち、3点以上が1項目、あるいは2点以上が2項目以上存在する状態。
d). 常用量上限の抗パーキンソン薬投与を含む様々な治療を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「アカシジア」が3点以上である状態。
e). 常用量上限の抗パーキンソン薬投与を含む様々な治療を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「ジストニア」の評点が3点に相当する急性ジストニアが頻発し、患者自身の苦痛が大きいこと。
用法用量
通常、成人にはクロザピンとして初日は12.5mg(25mg錠の半分)、2日目は25mgを1日1回経口投与する。3日目以降は症状に応じて1日25mgずつ増量し、原則3週間かけて1日200mgまで増量するが、1日量が50mgを超える場合には2~3回に分けて経口投与する。維持量は1日200~400mgを2~3回に分けて経口投与することとし、症状に応じて適宜増減する。ただし、1回の増量は4日以上の間隔をあけ、増量幅としては1日100mgを超えないこととし、最高用量は1日600mgまでとする。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 投与初期に血圧低下、痙攣発作等の副作用の発現が多く報告されているので、患者の状態を十分観察しながら慎重に用量の漸増を行うこと。
7.2. 十分な臨床効果が得られた後は、本剤の投与量が必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に漸減して維持量を設定すること。
7.3. 本剤は原則として単剤で使用し、他の抗精神病薬とは併用しないこと。
7.4. 他の抗精神病薬投与中の患者では、原則として他の抗精神病薬を漸減し、投与を中止した後に本剤の投与を行うこと(なお、他の抗精神病薬を漸減中に本剤を投与する場合は、4週間以内に他の抗精神病薬の投与を中止すること)。
7.5. 2日以上の休薬後に治療を再開する場合には、治療開始時と同様に低用量から漸増し、用量設定を行うこと。
7.6. 本剤の投与を終了する際には、2週間以上かけて用量を漸減することが望ましい。副作用の発現等により直ちに投与を中止する場合には、精神症状の再燃や発汗、頭痛、悪心、嘔吐、下痢等のコリン作動性の離脱症状に注意すること。
外形画像
改訂情報
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