フィブロガミンP静注用と同一成分[ヒト血漿由来血液凝固第XIII因子(注射)]の医薬品情報一覧

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商品名 会社名 規格 剤形 薬価 先発後発区分 標準化適応症
フィブロガミンP静注用 CSLベーリング 240国際単位1瓶(溶解液付) 注射用剤 8,324.00 IgA血管炎性関節炎
IgA血管炎に伴う腹部症状
第XIII因子欠乏症に伴う縫合不全
第XIII因子欠乏症に伴う皮膚瘻
後天性第XIII因子欠乏症に伴う出血傾向
第XIII因子欠乏症に伴う出血傾向

フィブロガミンP静注用の情報

止血薬・出血抑制薬 > 凝固因子製剤

18.1.1 止血作用
本剤は、先天性及び後天性血液凝固第XIII因子欠乏による出血傾向を速やかに改善する。その作用は、ヒト血漿を用いたin vitroの試験により第XIII因子のもつフィブリン網の安定化作用にあると考えられる。
18.1.2 縫合不全・瘻孔の改善作用
本剤は外科手術等により血液凝固第XIII因子が低下した際に起こる縫合不全、瘻孔を改善する。その作用はマウスの線維芽細胞を用いたin vitroの試験により、第XIII因子が線維芽細胞の増殖担体であるフィブリンを架橋し、フィブリン網の構造を変えることにより線維芽細胞増殖を促進するものと考えられる。また、ラットを用いたin vivoの試験により、第XIII因子は創部におけるコラーゲン合成の促進作用を有することが認められた。
18.1.3 IgA血管炎における症状の改善
本剤は、血液凝固第XIII因子の低下を伴うIgA血管炎の腹部・関節症状を改善する。その作用は血液凝固第XIII因子が血管破綻部に生じたフィブリンクロットを強固なものにすることにより、消化管からの出血を抑制し、腹部症状(腹痛、血便)の改善に効果を示すものと考えられる。ラットを用いた胃出血モデルにおいても第XIII因子が胃出血を抑制することが明らかとなっている。更に、こうして生じた強固なクロット上で線維芽細胞の増殖を促進させることにより消化管、腎等の侵襲部位の組織修復を促進し、効果を示すものと考えられる。また第XIII因子はフィブロネクチン分子間にも架橋結合を形成することから、細胞間接着を安定化させることにより血管透過性亢進を抑制することが示唆されており、関節症状の改善に効果を示すものと考えられる。

ショック

妊婦又は妊娠している可能性のある女性→有益性投与

※注意情報なし

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

不明

※該当の情報なし、または情報収集中

※該当の情報なし、または情報収集中