ジプレキサ筋注用10mgと同一成分[オランザピン(注射)]の医薬品情報一覧

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商品名 会社名 規格 剤形 薬価 先発後発区分 標準化適応症
ジプレキサ筋注用10mg チェプラファーム 10mg1瓶 注射用剤 1,641.00 先発品(後発品なし) 統合失調症に伴う精神運動興奮状態

ジプレキサ筋注用10mgの情報

抗精神病薬 > 非定型抗精神病薬:多元的受容体作用抗精神病薬(MARTA)

オランザピンはチエノベンゾジアゼピン骨格を有する非定型抗精神病薬である。非臨床薬理試験において定型抗精神病薬とは異なる薬理学的特徴が明らかにされている。
オランザピンは多数の神経物質受容体に対する作用を介して統合失調症の陽性症状のみならず、陰性症状、認知障害、不安症状、うつ症状等に対する効果や錐体外路症状の軽減をもたらし(多元作用型:multi‐acting)、また、多くの受容体に対する作用が脳内作用部位への選択性につながる(受容体標的化:receptor‐targeting)と考えられる。オランザピンは、ドパミンD2タイプ(D2、D3、D4)、セロトニン5‐HT2A,2B,2C、5‐HT6、α1‐アドレナリン及びヒスタミンH1受容体へほぼ同じ濃度範囲で高い親和性を示すが、ドパミンD1タイプ(D1、D5)やセロトニン5‐HT3受容体へはやや低い親和性で結合する。また、ムスカリン(M1、M2、M3、M4、M5)受容体への親和性はin vitroと比較してin vivoでは弱い。オランザピンはこれらの受容体に対し拮抗薬として働く。更にオランザピンによる大脳皮質前頭前野でのドパミンとノルアドレナリンの遊離増加や、グルタミン酸神経系の伝達障害の回復も、オランザピンと複数の受容体との相互作用より引き起こされている可能性がある。

薬剤性過敏症症候群
肝機能障害(肝障害)
黄疸
横紋筋融解症
深部静脈血栓症(血栓性静脈炎)
肺塞栓
無顆粒球症
白血球減少
麻痺性イレウス
悪性症候群(Syndrome malin)
遅発性ジスキネジア
痙攣
低血糖
高血糖
糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡

妊婦又は妊娠している可能性のある女性→有益性投与

授乳婦→授乳しないことが望ましい

昏睡状態の患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

肝消失型

※該当の情報なし、または情報収集中

運転禁止